9月8日放送の林修の今でしょ講座の認知症の情報の続きの記事になります。
認知症というとアルツハイマー型認知症だと思いがちですが実際のところはそうではありません。
認知症は症状であって原因となる病気はアルツハイマー病だけではなく、レビー小体病や脳血管性のものなど様々です。
それでは、先程は認知症と物忘れの境界線についてまとめてみましたが今度はメカニズムついてをまとめていきます。
スポンサードリンク
[ad]
認知症と物忘れのメカニズム
脳は脳の神経細胞同士で情報をキャッチボールすることで記憶を引き出したり、新しいことを覚えることができます。
物忘れの場合は情報のキャッチミスになるのですが何度も情報をキャッチボールしていけばミスが減っていく可能性が高いです。
しかし、認知症の兆候と言うのは情報をキャッチボールする相手がいなくなることなのです。情報のやりとりができなくなってしますのです。
アルツハイマー型認知症の特徴は脳神経が保たれている部分がありどの部分から機能しにくくなるかはわかってきています。
アルツハイマー型認知症は海馬と呼ばれる記憶を司る脳細胞が減ってしまうことから始まる病気なのです。だから、細胞が減ってしまいその結果、脳が萎縮してしまい最近のことが覚えられなくなるのです。
海馬は何故萎縮するのか
海馬が萎縮すると考えられているものはアミロイドβという病的なタンパク質が海馬の部分にシミとして沈着してくるのです。
脳の老廃物であるアミロイドβが溜まると脳の神経細胞が減少する原因になります。
記憶力が落ちても覚えていることはある
アルツハイマー型認知症になったからといってすべての脳の機能がすぐに失われるわけではありません。
認知症の人は記憶が欠けていても感情の部分が残っている事が多いのです。
そんな中でキツイ言い方をしてしまうと、会話の内容を覚えていなくても嫌なことを言われたという感情が残るのです。
ある人がくると何故か嫌がる…なんてことがあれば、その人にとって嫌なことをしてしまっていたのかもしれませんよ。
スポンサードリンク
[ad]
早い段階で気づいて対策をすれば認知症は怖くない認知症の予防トレーニング
トントン&すりすり
左右違う動きをすると脳に良い刺激になると言われています。
トントン&すりすりのやり方は…
右手でグーを作り右の太ももをトントンとたたきます。
そして左手は手を広げて太ももをすりすりとなでていきます。
そして、誰かに協力してもらって「チェンジ」というタイミングで右手と左手を入れ替えるというのをするのです。
このトレーニングが役立つわけ
脳が命令したことが手足にうまく伝わるかのキャチボールの訓練になります。
うまくできなくても大丈夫です。少し苦手だった人でも練習すると脳の神経細胞が刺激され認知症予防につながりますよ。
発症リスクを上げる3つの問題
認知症リスク | 要素 |
---|---|
約2倍 | 高血圧 |
約2倍 | 糖尿病 |
約3.4倍 | 歩幅が狭い人 |
成人病は認知症の発症リスクが高いのは理解できますが、歩幅が狭いと認知症になる可能性かなり高くなるんですね。
早く歩いても歩幅が狭いとダメなのです。
歩幅を広くすることは筋肉の刺激につながり、脳の血流を促すので認知症予防に良いとされているのです。
コレは足で健康になる。5000歩歩くと認知症が予防できる?その根拠とは。で紹介した研究によっても明らかにされていることです。
ですので普段歩くときに大股で歩くことで認知症の予防につながるのです。
認知症は脳の問題ととらえがちですが、脳だけではなく体全体の問題と捉えるほうがよいです。
アルツハイマー型認知症は海馬と呼ばれる記憶を司る部分から神経細胞が減っていきます。前回の記事を参考に早期発見をして、神経細胞同士がキャチボールを出来るトレーニングをするといいですね。
そしてこけない程度に歩幅を大きく歩けるとさらにいいですね!
続いてさらなる認知症の最新予防法を紹介します
スポンサードリンク
[ad]
“認知症と物忘れのメカニズムと認知症を予防するトレーニング” への2件のフィードバック