12月8日放送の林修の今でしょ講座より、芝大門いまづクリニック院長の今津嘉宏先生が教えてくれる風邪についてです。
【今でしょ講座】風邪の症状なぜ起こる?を今津先生が教える!の記事で風邪の基本的な知識についてまとめています。
基本的な知識をつけたら次に大切なのは予防法です。
冬場になり空気中にウイルスが漂いやすくなるこの季節、風邪から身を守るためには、掛かる前に防ぐ、予防法が大切になります。
その予防法についてまとめています。
7時間~8時間睡眠をとり、免疫力を高め風邪を予防する
風邪の予防に大切なのが睡眠です。仕事や勉強が忙しくてなかなか眠る時間がとれないという人も多いと思います。
しかし、睡眠時間が6時間未満だと風邪をひくリスクが格段にあがってしまうのです。
「風邪と睡眠」の関係性についてアメリカで行った研究があります。
ボランティアで集めた被験者164人を集めて風邪のウイルスを投与し、一週間観察。その結果どれぐらいの人が風邪を引くのかという実験が行われたのです。
その結果、睡眠時間が6時間未満の人は7時間以上の人に比べて約4倍風邪をひいたという研究があるのです。
睡眠に免疫が関係するのがノンレム睡眠です。
レム睡眠は夢を見たりしている状態で、完全に眠っている状態ではありません。それに対して、ノンレム睡眠は脳自体がぐっすりと寝ている完全な休息状態になっています。
ノンレム睡眠の時に成長ホルモンが分泌されて、ウイルスの戦いなどで疲れた免疫力を回復させる役割があるのです。
ですから、寝ることで免疫力がパワーアップするのです。
しかし、注意が必要なのは眠りすぎることです。免疫力がが回復するのはノンレム睡眠です。長時間眠るとレム睡眠の時間がどんどん長くなり、完全な休息では無くなってしまいます。
今津先生によるとベストな睡眠時間は7時間~8時間です。
風邪予防に窓を開けて換気するのは効果がない
風邪の予防のために換気をしている人もいるとは思うのですが、これが風邪の予防には役に立っていない可能性があります。
部屋の中は温度と湿度を考えなければなりません。湿度が40%以下になると、ウイルスが空気中を漂います。冬のように外の空気が乾燥していると、換気をすることで、室内の湿度が下がってしまいます。
そうすると床に落ちているウイルスが再び舞い上がることになってしまうのです。
換気したほうがいい時は
- 風邪の人が室内に入ってきた時
- 風邪の治りかけの時
こんなときは湿度に気をつけながら換気をしましょう
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部屋の湿度を保つために大切な加湿器の使いかた
空気が乾燥すると加湿器は必需品になりますよね。そんな加湿器の風邪予防のための正しい使いかたを知って、風邪を予防しましょう。
加湿器の置き場所は棚の上
加湿器のサイズにもよるとは思いますが、加湿器は棚の上に置くことが大切です。
加湿器の吹き出し口の高さが大切になります。床に置いて加湿器の吹き出し口が低いと足元は湿度が高くなりやすいのですが、口元は湿度が低い状態になっているかもしれません。
加湿器の種類によるので取扱説明書で確認する必要はありますが、湿気が顔の高さにくる事が必要になるので、棚の上に加湿器を置くほうがいいのです。
加湿器のフィルターを掃除する
加湿器は空気を吸って加湿します。フィルターをほったらかしにしていると、そこでカビなどが繁殖して、カビを撒き散らすことにもなりかねないので、こまめにフィルターを掃除することが必要です。
加湿器の中には水道水をいれる
加湿器を使っている人の中には、健康に良い水などを入れる方もいると思うのですが、消毒がされていない水を使うと、水タンクのなかで雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
加湿器に入れる水は水道水にしましょう。取扱説明書にもそう書いてある物が多いはずです。
床に落ちたウイルスはどうする?
床に直接消毒液などをふきかけると、吹きかけた風によってウイルスが空気中に舞う可能性があります。除菌液を雑巾に吹きかけてから、雑巾で床を拭くのがベストです。
加湿器を使うときは取扱説明書に従いましょう
まとめ
風邪を予防するために必要な睡眠と加湿の仕方についてまとめました。
風邪予防のためにはしっかりとした睡眠をとり、部屋の温度と湿度を気をつけることです。エアコン等の暖房器具を使っていると空気が乾燥しがちです。
7~8時間の睡眠をしっかりととって、部屋の湿度が40%以下にならないように気をつけて風邪を予防しましょう!
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“【今でしょ講座】今津先生が教える風邪の予防法。睡眠・湿度編” への1件のフィードバック