7月19日放送の所さんの目がテン!で特集されていたのは生野菜のほうが本当に栄養が多く含まれているのかなど、生野菜にまつわることについて特集されていました。

本当にサラダを食べたほうがいいのか番組の情報をまとめてみました。

加熱した野菜でも栄養は十分に摂れる

生の野菜と加熱した野菜の比較

ホウレンソウ

  生野菜 加熱(茹でる)
ビタミンC 35㎎ 13.3㎎
βカロテン 4200μg 3700μg
食物繊維 2.8g 2.52g

ホウレンソウの場合は野菜を茹でたために水溶性ビタミンのビタミンCが水の中に溶けだしてしまい、ビタミンが大幅に下がってしまいましたが、βカロテンや食物繊維はほとんど変わりありません。

ホウレンソウに火を通して取る場合は味噌汁などに入れる方法だとお湯の中に溶け出たビタミンも取ることができます。

ピーマン

  生野菜 加熱(炒める)
ビタミンC 76㎎ 75.8㎎
βカロテン 400μg 393μg
食物繊維 2.3g 2.3g

ピーマンの場合はほとんど変わりません。βカロテンは脂溶性のビタミンなので、油で炒めれば、ピーマンに再吸収されるため栄養の含有量にほとんど変化はありません。

結果生野菜のほうが栄養が多いということはほとんどないそうです。野菜は加熱することで、カサが減ったり、柔らかくなったりして、沢山食べることができるメリットもあるので、結果としてしっかりと栄養を摂ることができるのです。

そして、加熱した柔らかい野菜の方が栄養が吸収されやすくなりますし、高齢者は加熱して食べたほうがよいと思われます。

そして、ビタミンCが摂りたい場合は野菜よりも果物の方が効率よく摂る事ができます。結局はバランスよく食事をすることが大切ということですね。

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生野菜で酵素は体に吸収されません。

酵素がとれるからサラダを食べているという人も多いとおもいます。生野菜を食べると体に吸収されて美容に役立つことができるのでしょうか。

酵素の役割

酵素はタンパク質で出来ていて細胞の化学反応をすすめる上で必要不可欠なのです。例えば、酵素はアミノ酸に働きかけてコラーゲンなどのタンパク質を生みだします。

酵素は新陳代謝などの生理活動を行うのに重要な役割をおこなうわけです。

酵素はどんな働きをする

酵素が多く含まれるとわれる生の状態だと酵素がしっかりと含まれていますが、茹でてしまうと酵素は全く含まれなくなってしまいます。

生の野菜には酵素が多く含まれるのですが、生野菜には酵素が含まれているのですが、生のまま食べても酵素がそのまま体に吸収されることはありません。

野菜に含まれる酵素は直接的に美容に働きかけるわけではなく、唾液や胃液のような働きをするのです。

そうなんです、生野菜の酵素は消化の補助をしていたのです。

また、酵素そのものは体内で作られるものなので、酵素を食べ物から摂る必要はないそうですよ。

生野菜はダイエットにはいい

食事の時に生野菜(野菜サラダ)から先に食べることで急激な血糖値の上昇を抑えることができるのです。血糖値が異常に高くなるとインスリンが分泌されてその糖を脂肪として蓄えようとするのです。

先に食べるサラダの量は100g程度を食べることが必要なのです。食べるサラダの量が少ないとあまり意味がありません。

先にサラダを食べる食事の仕方は糖尿病の食事の方法としても推奨されています。

城西大学の金本教授によるとサラダの食物繊維が炭水化物を包み込むので、炭水化物の消化が遅れ血糖値の上昇を抑えることができるのだそうです。そして食後のお腹がすきにくくなり次の食事量を減らすことができるのです。

とろろ50g程度をご飯にかけて食べても生野菜サラダを食事前に食べるのと同程度の効果が期待できるそうです。

 

サラダの方が栄養が摂れるということもなく、酵素も野菜から取る必要はなかったのです。しかし、野菜サラダから食事を摂ることで血糖の急激な上昇を抑えることができ、脂肪を吸収を抑える効果は期待できます。

生野菜のサラダも食べ方によって体の食べ方になるということです。サラダの食べ方を工夫してみるといいでしょう。

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