2月16日放送の、ありえへん∞世界で放送でされていた、答えられないと恥ずかしい新常識。
そのなかで知らないとやばいものに『捨印』があります。
お金の貸し借りなどの契約書などなど、なにかを契約するときに
「捨印を押してください」
といわれることがありますよね。
その捨印の意味を知らずに印鑑を押していた人はいませんか?
捨印の意味を知らずに印鑑を押しているととんでもない目に合うかもしれません。
番組の調査ではこの捨印の意味95%の人が勘違いしていたのです。
捨印の意味とは
捨印の意味を教えてくれていたのは、カクイ法律事務所の弁護士、石井邦尚先生です。
捨印というものは、事前の押しておく訂正印のようなもので、相手に対して契約書を訂正する権限を与えることになるのです。
捨印を押すと契約書を勝手に訂正されてしまう危険性があるのです。
これはかなり恐ろしいことですよね。
お金を借りる借用書に捨印を押してしまうと、相手に勝手に借りた金額を書き換えられてしまう可能性もあります。
また、企業側の不備があった場合にでも契約書を書き換えられてしまうととんでもない被害に合うかも知れません。
得体の知れない悪徳業者などにはかなり注意が必要です。
捨印を押すときは絶対になぜ押す必要があるのか確認することと、基本的には押さないことですよね。
裁判にしたら勝手に契約内容を変更したことに異議を唱えることができるのでは
捨印の意味を知らずに、契約書に相手にいわれるがままにつちてしまった印鑑。
たまたま悪徳業者に引っかかり、契約内容を勝手に変更されてしまった。
そんな時に、裁判所に訴えて「捨印の意味を知らなかった!」と訴えても、
捨印があることで書面の訂正を容認する意思があると解釈することが多いそうなので、
捨印を押してしまった時点で泣き寝入るしかなさそうです。
裁判をしても、時間も金銭的にかかってしまい、結果負けてしまえばどうしようもありません。
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なぜ捨印が生まれた?
勝手に相手に契約内容を変えることができる捨印が生まれたのか、すごく不思議ですよね。
それは、捨印がない場合は、契約書に間違いがある場合は、
契約者は何度も契約先に足を運び訂正する訂正印を押す必要があったのです。
捨印があればわざわざ足を運ばなくても訂正できるようになったです。
優良な関係であれば、面倒がとれて良いシステムなのですが、
捨印のシステムを悪用した悪徳金融が登場したために捨印のシステムが面倒な事になったのです。
そのため、近年では、大手銀行などでは捨印を押させるのは減少傾向にあります。
まとめ
捨印は相手に契約内容を書き換えてもいいという権限を与える事になるので、
基本的には捨印は押さないほうがいいです。
捨印は両者の信頼関係の元に成立するものであって、信頼関係がなければ悪魔のようなシステムです。
金銭の変更や、重要事項の変更については、捨印では訂正できないようにするシステムに変えるべきですよね。
こんな恐ろしいことを95%の人が知らないのも恐ろしい・・・。
それに、訂正印をわざわざ契約者が押しに行くのではなく、書類の作成者が間違えたんだから、
相手の家まで出向いて印鑑を押してもらいにこいという話です。
捨印を押すときには慎重になってくださいね。
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