座り方が悪いと歪みや体調不良の原因に…正しく座って歪みを改善!

座る時間が長いと亡くなってしまうリスクが高くなるとオーストラリアの研究機関で発表されました。

日本人は特にデスクワークが多く座っている時間が多いのが問題だということが言われています。

座りすぎることは体に悪いわけですが、その座り方によっても体の不調につながるといいます。

以前テレビ番組で整形外科医の中村格子先生が選ぶ実は怖い座り方ワースト5。

ついついやっている普段の座り方が体の不調につながるかもしれないので、その座り方をまとめて紹介します。

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パソコンやスマホで前かがみになって座ると椎間板ヘルニアの可能性が…

パソコンを長時間していたり、テーブルの上でスマホをしているとテーブルにもたれかかったりして、前かがみで座っているしまいます。

前かがみで座っていると普段椎間板は体を衝撃から守るためにあるのですが、前かがみになると椎間板は背中の方に飛び出るように負担がかかります。

負担をかけ続けると、椎間板は後ろに飛び出し、背骨の中に通っている神経を圧迫して、痺れるや腰痛などが現れる可能性があります。

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椎間板に負担をかけないようにすわにはどうしたらいい

椎間板に負担をかけないためには、骨盤をたてて座ることが大切です。

骨盤を立てて座る為には坐骨で座ることがポイントです。

坐骨は座った状態でおしりに手を入れると左右に固い骨が触れます。その骨がしっかりと座面に当たる状態で座ります。

そして、上半身は背筋をしっかりとのばします。

肩甲骨を近づけるようにして深呼吸をしてから、座るとさらによいです。

こうすることで、椎間板の負担を減らすことができます。ただずっと正しい姿勢で座るのも疲れてしまうので、適度に姿勢を変えることが大事です。

パソコンとかスマホに集中しすぎて前かがみ姿勢が続かないようにすることが大事です。

正座は血行不良を引き起こす

最近は畳に座る機会も減ってきて、椅子に座ることが多いです。

たま~に正座をして足がしびれて大変なことになっちゃいますが、正座もあまりいい座り方とはいえません。

正座は膝が150度曲がらないとできない姿勢で、膝の後ろの神経や筋肉を圧迫するので、長時間正座をしていると、しびれてきてしまい、血行にも神経にも悪影響です。

また、人のふくらはぎは血液の循環を促す第2の心臓とも言われれるほど大切な場所です。

そこに全体重を載せる長時間の正座はふくらはぎの血管を圧迫し、血行不良を起こす可能性があります。

膝の関節の位置が正しければいいですが、変形性膝関節症などで膝が変形している場合や、膝が痛い場合は無理して正座はおすすめできません。

正座をしたあとにしておきたい足の血行をよくする簡単体操

足の血行を良くするためには、太ももの裏側の筋肉(ハムストリングス)と脛の裏側の筋肉(ヒラメ筋・腓腹筋)を伸ばします。

  1. 床に座り、両足を前に出して座ります。(長座位)
  2. 片足をあぐらをかくように曲げます。
  3. 坐骨で座り、骨盤をたてます。
  4. 伸ばしている方の足はしっかりと足首をたてます。
  5. 余裕があれば、体を前に倒します。

体を前に倒すのが辛い人は無理して前に倒さないでくださいね。気持ちい程度でしましょう。

背もたれに深く寄りかかると逆流性食道炎に?

逆流性食道炎とは、胃酸が逆流して、食道の粘膜を傷つけてしまうことです。胃酸が食道を傷つけ、最悪の場合食道がんの原因にまでなる怖い病気です。

背もたれに深く寄りかかる座り方、いわゆる仙骨座りといわれる座り方なのですが、仙骨座りは、骨盤が後ろに倒れた状態で座っていることになります。

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仙骨座りをしていると骨盤が後ろに倒れると、背骨はそれを元に戻そうと丸くなってしまいます。

仙骨座りを長くしていると、内臓が上がってきてしまい、内臓が圧迫されることで、逆流性食道炎になる可能性があります。

スマホを見ている時や読書をしている時になってしまいやすい姿勢です。

逆流性食道炎だけでなく、首が前にでてしまうので、肩こりや頭痛の原因にもなってしまいます。

割座(女の子座り)は歩きにくい骨格になる?

割座は女の子座りといわれる通り男の人は股関節周りが硬い人が多いので、しない・できない人が多いと思います。

股関節の柔らかい女性に多い座り方ですが、割座は、股関節から膝にある骨大腿骨は内側に捻れていますし、膝も捻っているので、股関節に負担がかかります。

特に幼少期にすると、骨盤が開いて歩きにくい体になる可能性があります。

実際に割座を良くしている人の姿勢をみると、歩くときに内股になっていて骨盤は開いています。

骨盤が開くとおしりが大きくなってしまうので、幼少期にはさけてほしい姿勢です。

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肘をついて座ると側弯症のリスクが高まる

側わん症とは本来前後のカーブだけの背骨が横方向(捻転も入って)にゆがんでしまいます。

ひどくゆがんでしまうと、最悪の場合心臓や肺が圧迫され心肺機能を低下させる危険性があります。

肘をついて座ると、背骨は横方向に歪むだけではなく、ねじれてしまいます。

長時間・長期間このような姿勢をとってしまうと、側わんにつながる可能性があります。

体のズレや歪みをリセットする体操

  1. 椅子に浅く座ります。
  2. 坐骨で座り片方の手をまっすぐ上にあげます。上げた方の手の脇腹の筋肉をしっかり伸ばすイメージで手を上げてください。
  3. 上げた手の側のおしりを椅子に押し付けるイメージで、体を手を上げた反対側に倒していきます。
  4. 手を合わせて膝の外側に置きます。少し体を傾けます。
  5. そこからおしりを上げずに外側にある手だけ大きく横にあげ、上げた手をしっかりと見ます。これで脇腹を伸ばします。

 

座る事は立つよりも腰に負担がかかるため、間違った姿勢で座ると体への負担はドンドン大きくなります。

なるべく座る時間を減らして、座り方も少し注意していみるだけで体の不調を防ぐことができるひとつの方法です。

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