ぎっくり腰の原因の1つは利き尻に頼った座り方。座る姿勢を見直したい

3月7日放送のその原因Xにありで放送されていた、腰痛と決別SPの中から、ギックリ腰の原因と防ぐ方法を紹介します。

重たいものを急に持ち上げた時、洗面台で顔を洗っている時にグキッとやってしまうと、本当に痛くて、動けなくて体を動かすのが怖くなってしまいます。

ぎっくり腰はある程度歳をとった人が、なるイメージがありますが、そうでもないんです。

ウーマンウェルネス研究会の調査によると、20代でも調査対象の20%の人がぎっくり腰を経験しているというので、若いから大丈夫とかそういうものではありません。

もちろん年代が上がるに連れてぎっくり腰の経験人数は上がってきますが…。

こんなつらいぎっくり腰を防ぐ方法を紹介します。

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ぎっくり腰って何が原因でなるの?

ぎっくり腰は正式には、急性腰痛症といいます。突発的に起こる腰痛の全ての総称です。で、ぎっくり腰の痛みの原因は、様々な原因があります。

例えば、腰まわりにある筋肉を覆っている膜、筋膜が炎症を起こしたり、筋肉の使いすぎで、筋繊維(筋肉)が断裂していたり、椎間板が飛び出て神経を刺激したりすること(椎間板ヘルニア)によって痛みが起こります。

なぜこのような、痛みが起こるのかというと、腰に負担をかけ続けて、疲労が蓄積した時に、爆発して激痛が走るんです。

なので、普段から疲労を蓄積しないことが大事なんですが、私たちは普段の何気ない姿勢の中で、腰に負担をかけ続けているんです。

ぎっくり腰を改善するために知っておくべきことは自分の利き尻

ぎっくり腰を防ぐために、重要な事を紹介していたのが、メディカルトレーナーの伊藤和磨さんです。伊藤さんによるとぎっくり腰の原因は利き尻なんです。

ぎっくり腰の原因?効き尻って何?

私たちには利き手、利き足があるように、体の左右にあるものは、使い易い側があるんです。だから、お尻にも使い易い方とそうでないほうがあるんです。

わかりやすいのが普段座っている時に右側と左側のどちらに体重がかかっているかということです。

利き尻の簡単チェック方法

確実に利き尻をチェックしようと思ったら、分圧系を使って座った時の座圧を調べると分かるんですが、家には普通ないので、自宅で簡単にチェックできる方法を紹介します。

①左右どちらか一方に足を投げ出し、横座り(お姉さん座り)をします。この時に体を垂直に保つようにして下さい。

②つづいて、反対側も同じように横座りをしてみて下さい。①の時と同じように体を垂直に保つようにして下さい。

どちらか一方が楽に横座りができませんか?楽に横座りができた時に地面についているお尻が利き尻おなります。

利き尻に頼りすぎる座り方がぎっくり腰の原因になる

利き尻に体重をのせたまま座り続けるということは、骨盤の左右のどちらかに体重がかかった姿勢になり、骨盤が傾きます。

骨盤が傾くと、骨盤の上にある、背骨や頭の位置は斜めになります。そのままだと、姿勢を保つのもしんどいですし、頭をまっすぐの位置に保とうとします。

すると背骨でバランスをとるので、背骨が湾曲します。ちょっとの間、歪んだ姿勢を取るぐらいならいいんですが、利き尻に体重をのせて座る姿勢が定着してしまうと、背骨は曲がったままで、腰回りの筋肉や靭帯に左右差がでてしまい、徐々に疲労物質が蓄積します。

その結果、ある時に、ぎっくり腰になってしまうんです。

ぎっくり腰を招く危険な座り方

日本人が1日で座って過ごす時間は8時間~9時間ぐらいだと言われています。なので、座っている姿勢はすごく大事。

こんな座り方をしていると、利き尻に頼った骨盤が歪んだ座り方になってしまいます。

足を組んで座る

足を組んで座るのは、すごく楽なんですが、やってはいけない座り方の代表にあげられます。足を組んで座ると、骨盤が後に倒れるうえに、ねじれてしまうので、骨盤の上にある背骨の間の椎間板にかかるストレスが増してしまいます。

滑りずわり

仕事でパソコンを使っている時、ソファーに座っている時にやりがちなのが、滑り座り。仙骨座りというやつです。

滑り座りをすると、骨盤は後方に倒れ込みます。そのまま何かしようとすると、背骨が前に曲がるので、背骨の関節の後側が開いて、骨がズレないようになるストッパーがゆるくなってしまいます。

そうすることで、腰骨(腰椎)が横にずれやすくなり痛みの原因になってしまいます。

モデル座り

テレビにでている女性がしている座り方ですね。アナウンサーの足の形をみると、片方に足を流して座っている姿勢をよく見ます。

この姿勢も骨盤の片側に体重がかかってしまうので、姿勢が歪んでしまいます。

これらの座り方は日常的になっていることが、多いので気がついたときには姿勢を正すようにしましょう!

腰への負担が最小限になる座り方『スタック・シッティング』

ダメな座り方がわかったら、腰の負担を抑えて楽に座れる座り方を知って、普段の姿勢を正すようにします。伊藤さんがすすめていたのがスタック・シッティング

スタック・シッティングのやり方

①お尻を軽く突き出して、椅子の先端に座ります

②足を前後に開きます

③前に出した足は、小指の側面(足の外側)を床につけるように曲げます。(足の裏が軽く見える状態にします)

④後ろに引いた足は、膝を深く曲げつま先を立てます

⑤最後にまたを少しだけ外に開いて姿勢を安定させます

スタック・シッティングのメリット

前の足によって、体が倒れるのを防ぎ、後ろに足をしっかりとひくことで、骨盤を立て、足を開くことで左右のブレを減らし姿勢を安定させます。

ただ、大きく足を開くことができないことはかなりあります。そんな時は、足を前後に小さく開くだけでもOKです。時々左右を入れ替えるようにしてくださいね!

 

ぎっくり腰を予防する1つの方法として座り方を意識することが大事です!楽な姿勢と、いい姿勢は違うので、キレイに座るのは難しいですが、普段の姿勢をちょこっと意識してもらうと、座り方が変わるのは間違いないので、自分の座り方に気をかけてみてください!

いい姿勢を保つことができる椅子を利用するのもありですよ!

>>骨盤から考えた美姿勢サポート座椅子

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