12月10日放送のバイキングのひるたつはおおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎先生です。
大竹先生は消化器病専門医で大腸内視鏡検査が通算1万例以上の腸内環境のスペシャリストです。
腸内環境が変わると太る
今年発表されたマサチューセッツ総合病院の研究によると太っている人の腸内細菌を痩せている人に移植したところ、腸内細菌を移植された痩せていた人は、腸内環境が変わってしまい、なんと15kgも太ってしまったのです。
つまり、腸内環境が変わると人は太りやすくなってしまうことがわかったのです。
人の腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌が存在しています。
善玉菌は人が分解できない食物繊維を分解し体に必要な栄養素を作る役割があります。
そして、悪玉菌は悪い病原菌を退治する役割があるのです。
しかし、悪玉菌が増えすぎてしまい、善玉菌と悪玉菌の割合が変わってしまうと善玉菌の働きが抑えられてしまうのです。
その結果、栄養をエネルギーに変える効率が悪くなるので内臓脂肪が増えてしまいます。
さらに、食欲のコントロールがうまく働かなくなり。必要以上に食べてしまうので結果太ってしまうのです。
結果腸内環境を良くすることで痩せやすい体になることができるのです。
太る腸内になる3つの原因
年齢
食生活を気を付けていても、中年以降は悪玉菌が増えやすく善玉菌が減ってしまうので、結果太りやすい腸内環境になってしまいます。
ストレス
NASAの研究でストレスがかかると悪玉菌が増えるという結果があります。そして、悪玉菌が増えるとストレスをより感じやすくなります。ストレスを感じやすい悪循環に陥ってしまうのです。
食生活
食生活を変えることで、善玉菌を増やし、悪玉菌の数を減らすことが大切なのです。
ストレスや年齢は避けることが難しいので、食生活を改善することが重要になります。
腸内環境に良い食事とは
ヨーグルトにドライフルーツ
ヨーグルトはどこででも腸内に良いとされているので、今更改めて言うことは無いのですが、ヨーグルトに入れるフルーツです。
ヨーグルトにいれるフルーツは生のものよりドライフルーツがオススメです。
ドライフルーツの方が食物繊維が豊富なのです。そして。食物繊維は善玉菌のエサになるので、善玉菌の働きを活発にしてくれます。
100g中の生のブドウと干しぶどうの食物繊維の量を比較すると、生のブドウが0.5gなに対して、干しブドウは4.1gも食物繊維が含まれるのです。
結果ドライフルーツの方が効率よく食物繊維が取れることになります。
イチゴだけはドライフルーツにすると食物繊維が減ります。
腸内環境にいい食物繊維に関してはこちらの記事も御覧ください。腸内環境を整える方法とは正しい食物繊維の摂り方がここに
しめじ
腸に良いキノコは『しめじ』なのです。
しめじにはビタミンD が豊富で、ビタミンD には善玉菌を増やす効果があります。
ビタミンDの摂取量が少ない人は直腸がんになりやすいというデータもあるので、腸内環境にとってはしめじを食べるのがおすすめです。
スポンサードリンク
[ad]
チーズは種類によって効果が違う
プロセスチーズよりナチュラルチーズを摂ることが大切です。
ナチュラルチーズはカマンベールチーズやモッツァレラチーズ、チェダーチーズ、ブルーチーズなどですが、乳酸菌など腸に良い菌が生きているのです。
それに対してプロセスチーズは加熱処理をして作っているので、腸に良い乳酸菌などは少なくなっているので、効果的には薄いということになります。
断食は腸内環境に悪影響
断食は食生活を改めるという意味ではいいのですが、腸内環境にとっては良くないのです。
1週間、食事を全く取らないと腸内の壁が薄くなってしまいます。そうすると、腸内の悪い最近や毒素が腸の壁をこえて他の臓器に移ってしまう可能性があると言われています。
さらに、食物繊維がとれないことになり、善玉菌の働きが抑えられてしまい、太りやすい体になってしまう危険性があるのです。
悪玉菌のエサになるのは赤い肉
腸内環境を悪くしてしまうのが赤い肉です。牛肉・豚肉・羊肉などは悪玉菌のエサになる食品です。悪玉菌を増やしてしまい、太りやすい腸内環境になってしまいます。またこのような肉は大腸がんの危険因子であると言われています。
腸にとっては鶏肉や魚がおすすめになります。
まとめ
バイキングのひるたつで大竹先生が教えてくれていた腸内環境を整えるのによい食べ物を紹介しました。
何に着目するかによって良い食べ物、悪い食べ物は変わってくるとは思います。腸内の環境があまりよくないな…ということを感じる人は、大竹先生がすすめる食事などを試してみるといいです。
スポンサードリンク
[ad]
[ad]