ゲンキの時間の特集は自分で気がつくことができない、無自覚臭の話題でした。ゲンキの時間で体臭を徹底調査していましたよ~。
季節がよくなってきて、過ごしやすくなるのはいいんですが、暖かくなると汗をかきやすくなってきます。暑くなってくると、ちょっと動くと汗だくになりるので、汗の臭いが気になってしまいます。洋服も薄着になるので、体臭がより臭いやすくなりますしね。
必死に汗対策はしてるから大丈夫って思っても実は臭っているなんてことも…
なんで、そんなことを言うかって?それは、自分で自分の体を臭って、臭くないか確認をしていても、自分では気がつくことのできない無自覚臭というものが存在するからなんです。
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自分で気がつくことができない臭い…無自覚臭ってなに?
臭気判定士の宮樫真生さんが街ゆく人の体臭を調査していました。そうすると自覚のない臭いがかなりでていることがわかりました。食品臭・加齢臭などなど、自分では感じることができない臭いが色々と体から出ていたんです。
そして、そのほとんどをまとめると脂っぽい汗の臭いだったんです。
なぜ、汗は臭うのか
汗が出たからといって、その汗がくさいわけではないんですよ。杏林大学の名誉教授の古賀良彦先生が教えてくれました。
汗自体は実はあまり臭いません。汗をかく時に皮脂という脂分が出ます。この脂分が皮膚にもともとある常在菌が、汗に含まれる皮脂やたんぱく質を分解します。それがニオイを出してしまうんです。
汗にニオイはほとんどありませんが、菌が繁殖しやすいジメジメ環境を作るのが問題なんです。
汗のすべてが悪いわけではない!かいていい汗とかいたら悪い汗がある
汗ならなんでもかんでも臭い!というわけではありません。汗にはかいていい汗と悪い汗があります。
汗にはアルカリ性と酸性の汗があるんです。この2つでも悪いのはアルカリ性の汗です。アルカリ性の汗にはミネラル分を多く含みネバネバして蒸発しにくく菌が繁殖しやすいんです。
こんな汗をかいたらだめ!それはアルカリ性の汗じゃあ、なぜアルカリ性の汗は悪いのか?
そもそも汗腺にはミネラルが含まれています。正常に汗腺が働いているとそのミネラル分は血液に吸収されます。しかし、汗腺の働きが鈍っているとミネラル分は汗となって体外へ出てしまうんです。
このミネラル分が良くないんです。自分の汗が酸性かアルカリ性かはpH試験紙を買って、汗につけてみるといいですよ。
悪いあるアルカリ性の汗を改善させて、いい汗にする3つの方法
じゃあ、いい汗にするにはどうしたらいいのか紹介しましょう!
- 運動をする
- 肉中心の食事をやめる
- エアコンを使い過ぎない
この3つの事をすることで、汗腺を活発にする効果があります。汗腺をよくすることで、酸性の汗に変えてしまいましょう。運動は月に1度の運動では不十分ですよ。
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中年の嫌なニオイミドル脂臭とは
加齢臭だけではなく、嫌な体臭はあるんです。それがミドル脂臭です。後頭部から首の後ろにかけてでるとても嫌なニオイ。女性よりも男性が出やすいニオイです。
特に、30代後半から50代の中年男性に出る体臭で、ヨーグルトやチーズなどの発酵臭に近い鼻をつく酸っぱい臭いがします。
うーん最悪なニオイです。そしてミドル脂臭は無自覚臭になるので、気づかないうちに臭っているということになります
加齢臭とミドル脂臭比較
実は加齢臭よりもミドル脂臭の方が臭いんです。その臭いを比較してみましょう!
加齢臭 | ミドル脂臭 | |
---|---|---|
原因成分 | ノネナール | ジアセチル |
ニオイ | 青臭い | 発酵臭 |
場所 | 背中 | 後頭部 |
年齢 | 50歳~ | 35歳~50歳 |
加齢臭とミドル脂臭では原因成分が違うんです。ミドル脂臭のジアセチルのニオイはノネナールよりも10倍ぐらい臭いんす。
しかも、このミドル脂臭の感じ方は、男性よりも女性の方が感じやすいということも実験からわかっています。自分は気づかず、周りの女性から白い目で見られているという最悪のケースになることもあるんです。
ミドル脂臭対策はどうする
カンゾウ根エキスのはいったシャンプーを使うとミドル脂臭をおさえることができます。カンゾウ根エキスは、漢方薬として使われている成分でジアセチルを抑える効果があります。
女性にもあるダブルヘッド臭
男性の無自覚臭のほうが話題にあがりやすいですが、実は、女性にも無自覚臭はあります。それがダブルヘッド臭です。
ダブルヘッド臭とは
ダブルヘッド臭とは、頭皮の臭いと頭髪の臭いが混ざった嫌な臭いです。
頭髪の臭いは空気中のニオイ物質を毛髪が吸着します。髪の表面積が大きいほど臭い物質を吸着してしまうので、キューティクルが傷んで髪の毛にダメージがある人は余計に吸着しやすくなっちゃうんです。
女性の方が髪の毛が長いので、女性におおいニオイになります。
頭皮のニオイの原因は
頭皮のニオイの原因は過剰に分泌される皮脂です。
女性は特に歳を重ねると頭皮に潤いがなくなり乾燥してしまいます。そうすると、それを補おうと皮脂が分泌されてしまい、臭いの原因になってしまうんです。
ダブルヘッド臭対策は
頭皮用のローションで清潔に水分を補給し、頭髪は頭髪用日焼け止めで夏の日差しから髪を守るようにしましょう。キューティクルを紫外線から守ることが大事ですね。頭皮と頭髪の両方をケアすることが大事です。
あなたのニオイ対策は大丈夫
体臭を隠すためにいい匂いのするシャンプーを使ったり香水を使う人もいてますよね。でも体臭にニオイが混ざリアうと悪臭になってしまうこともありますよね。これも立派な無自覚集です。
じゃあ、いい組み合わせのニオイはなんなのか?
ソレについては、東京バイオテクノロジー専門学校の調香師安田高司さんが教えてくれます。調香師はニオイ成分を組み合わせ良い香りを作るエキスパートです。
安田さんは体臭は消すことはできないので、嫌な臭いも活かすことが大事だと話します。
番組の実験の中で最高の組み合わせだったのが次のニオイです。
ミドル脂臭:ミドル脂臭×バラ のニオイ
- 加齢臭:加齢臭×ムスクのニオイ。(ムスクとはジャコウジカからとれる動物性香料で、香水などによく使われます。)
- 足のニオイ:足のニオイ×森林のニオイ
- ミドル脂臭 加齢臭 ムレた足の臭い
この組み合わせが体臭をましにするニオイの組み合わせでした。
なぜニオイの組み合わせが大事なのか
ニオイ分子には色々な形があって、形が似ているとお互いに作用しあって打ち消しあって臭いが消えてします。
分子の形が似ている場合は鼻の中の臭いを感じる部分が2つのニオイの分子を混同します。これだと、嫌な臭いを感じる量が減るので臭いニオイがましになるんです。
逆に、分子の形が全く違うとその両方のニオイを強く感じてしまい、さらに不快になってしまうんです。
まとめ
自分で気がつくことのできない無自覚臭は、周りの人を不快にしている可能性があります。パートナーが居る人は、臭いを確認してもらって、臭くないか確認しておいた方がよさそうです。
そして、間違った組み合わせのニオイ対策をしないようにして、シャンプーなどで対策しましょう!
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