2016年3月6日放送の駆け込みドクターで放送されていた健康の話題はがんに効くとうわさの絶えない温泉、秋田県にある玉川温泉でした。
実際にがんに効果的な温泉として、訪れる温泉客の約7割以上の方ががん患者という温泉なんです。
番組では内科医の森田豊先生が玉川温泉を訪ねていました。
玉川温泉は岩盤浴発祥の地
玉川温泉は岩盤浴の発祥の地と言われています。
玉川温泉が屋外岩盤浴場を管理しているわけではありませんが、夏などの雪のない季節では、屋外にも岩盤浴場があります。特別の岩盤浴が用意されたのではなく、自然の地形がそのまま岩盤浴場になっているというから驚きです。
玉川温泉の岩は北投石(ほくとうせき)でできていて、この石からでるラジウムが身体にいいと言われています。
北投石って何?
台湾にある北投温泉で最初に見つかった鉱物で、放射性のラジウムを大量に含んでいるんです。秋田県の玉川温泉でも発見されて、台湾の北投温泉・秋田県の玉川温泉でしか産出されない、貴重な鉱物です。
1952年には特別天然記念物にも指定されていて、採取が禁止されています。
こんな北投石の上にござを引いて寝るだけで、岩盤浴をすることができます。
冬場はさすがに雪深く、屋外では岩盤浴をすることは難しいので、屋内の岩盤浴場を利用します。
源泉は98℃あり、ラジウムを発生する北投石の下を流れることで熱が伝わります。北投石の温度は57℃にもなり、体の芯から温まります。岩盤浴は1回40分~50分が目安。
身体が温まると、基礎代謝も高まり免疫力も上がると言われています。そして、免疫力が高まることで、がん細胞の増殖を抑える役割があるとも考えられます。岩盤浴を目当てにする湯治客も多いんです。
実際に岩盤浴を利用してた人はこんな感想でした
- 岩盤浴を受けた後は、足が軽いあっちこっち行ったけど玉川温泉が1番
- 抗癌剤を断って玉川温泉で治療をしている
森田先生も温泉に関する医学的研究はどんどん進んでいて、将来がん治療に温泉治療が一つの柱になる可能性もあると話をされています。しかし、入浴して劇的にがんがよくなるわけではないとも話をされていました。
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玉川温泉の効果は
玉川温泉はリウマチ・循環器疾患・免疫力の増進・若返りに効果があるとされています。中でも多いのが、がんからの回復を目指す人です。
自己の免疫力を高めてがんを改善させようとしています。玉川温泉から発生する蒸気にはラドンがふくまれていて、そのラドンには活性酸素を取り除いて、様々な病気の予防になると言われているのです。
がんの原因を作る活性酸素ともいわれていて、活性酸素の活動を抑えることでがんの予防にも効果が期待できると考えられています。
玉川温泉は強酸性のお湯
玉川温泉温泉のお湯は強酸性。pH1.2もあるのです。
鉄を数時間温泉につけておくと、溶けてしまうほどの強酸性です。森田先生も湯船につかると皮膚がピリピリすると入浴の感想を話していました。そのため、温泉の入り方を知っておくことが大切になります。
玉川温泉に入る時は専門スタッフに入浴相談を!
玉川温泉の施設の中には入浴相談室があり、看護師が入浴方法について相談にのってくれます。
高血圧や心臓病・乾燥肌などの症状がある人には負担がかかることになりますので、入浴の前にかならず相談に行って入浴時間や入浴の回数をアドバイスを受けるべきです。
玉川温泉は1回の入浴で消費カロリーが800kcalもあるという、ものすごく疲れる風呂なので、間違った入り方をすると身体にとっては過負荷になるかもしれません。
過負荷になってしまうと、体への負担が大きくなりせっかく湯地も逆効果ということになりかねません。
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玉川温泉の場所は
玉川温泉は秋田県仙北市にあります。
新幹線の場合は秋田新幹線田沢湖駅から定期バスもしくはタクシー
飛行機で行く場合は秋田空港から乗合タクシーが出ています(予約が必要なようです)
車で行く場合は冬期は注意が必要です。
冬期(11月下旬~4月下旬)は積雪が2mを超えるため、一般車は通行することができません。
バスで新玉川温泉まで行った後、さらに乗り換えて玉川温泉へ向かいます。
まとめ
玉川温泉はがん患者の方が集まるため、お互いの情報交換などもでき、精神的な部分での励みにもなり、それが免疫力を高めるひとつの要因にもなるようです。
長期滞在して湯治をできるようにもなっているので、時間が取れれる方は長期滞在して、療養してみると体に良い変化が現れるのかもしれません。
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