5月8日放送のゲンキの時間で紹介されていたのは、大腸がんで亡くなる率の低さが日本一少ない愛媛県に学ぶ健康法です。
がんの中でも大腸がんで亡くなる率はどんどん高くなっています。人事ではない大腸がんですが、大腸がんにならないためにはどうすればいいのか?その秘密は愛媛県にあったのです。
愛媛県は大腸がんになりにくい理由は
愛媛県が大腸がんになりにくい理由について教えてくれていたのが愛媛大学医学部附属病院の池田宣央先生です。
大腸がんになる原因ってなに?
大腸がんの原因は動物性脂肪のとり過ぎが大腸がんの原因になると言われています。動物性脂肪脂肪を摂り過ぎると、胆汁が大量に分泌され、その胆汁が腸内細菌と結びつくことで、大腸がんの原因になると考えられています。
なので、大腸がんを防ぐのに重要な事は腸内環境を整える事にあります。
愛媛県の大腸がんになりにくい秘密は食べものにありそうですね。
愛媛県民がよく食べてているものは何?
柑橘類をよく食べる
愛媛県は柑橘類の生産が日本一です。みかんといえば愛媛県ですよね!といってもみかん生産量ナンバーワンは和歌山県なのですが…。ポンジュースやポンジュースが出る蛇口などが有名で愛媛県のみかんイメージはかなり強いです。
そんなみかんなどの柑橘類には食物繊維が豊富に含まれていて腸内環境を整える働きがあります。
タイを日常的に食べる
一般的には、タイはなにかのお祝いごとがあったときに食べることが多いですが、愛媛県は日常食でタイを食べます。スーパーには。タイ専用の売り場が設けられるほど、日常的にタイが食べられているのですよ。
それには、理由があって、愛媛県はタイの養殖生産量が日本一なんですね~。
タイなどの魚にはEPAがたくさん含まれています。EPAは腸管の粘膜を修復し炎症を抑える働きがあります。さらにタイに含まれるビタミンB6は大腸がんのリスクを低下させる働きがあります。
柑橘類や魚をよく食べることでも腸内環境を整えることは解るのですが、愛媛県での最強の食べ物は次に紹介するものです。
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腸内環境を整える最強の調味料『麦味噌』
愛媛県で使われるお味噌は一般的に麦味噌が使われています。味噌には米みそ・麦味噌・豆味噌があり日本で一般的には米みそが使われています。
愛媛県のスーパーには米みそよりも、麦味噌が圧倒的に多く売っています。この麦味噌が大腸にかなりいい影響を与えてくれます。
麦味噌の原料は「はだか麦」です。愛媛県で生産量日本一のはだか麦、大麦は皮麦とはだか麦に分類されます。大麦はビールや焼酎麦茶などの原料になりますが、はだか麦のほとんどは麦味噌の材料になります。
はだか麦に含まれる機能性成分には食物繊維があげられます。その中でも注目されているのが、βグルカンという水溶性の食物繊維なのです。
食物繊維の水溶性と不溶性について
食物繊維はなんでもかんでもとればいいというものではありません。食物繊維をよくとっているのに、便秘が解消しないという人は、不溶性と水溶性の食物繊維が意識できていないのかもしれません。
不溶性食物繊維は水に溶けないので、消化・吸収されずにそのまま排出されます。便のかさを増す役割があります。それに対して水溶性の食物繊維は水に溶けるのでドロドロになり、便を柔らかくしてくれる役割があります。
この不溶性と水溶性の割合が重要で、不溶性:水溶性が2:1で摂取することが理想です。不溶性は食事で摂りやすいので、水溶性の食物繊維を意識して摂ることが重要なのです。
はだか麦には水溶性食物繊維のβグルカンが豊富に含まれているので、麦味噌を摂ることで、腸内環境を整えるのに役立つわけです。
βグルカンは免疫力アップやコレステロールを下げる役割があります。
はだか麦 | 米(精白米) | |
---|---|---|
βグルカン | 4.8g | ほぼ0g |
食物繊維総量 | 8.3g | 0.5g |
これをみても麦味噌が米味噌にくらべて、腸内環境を整えるのに役立つことがわかりますよね。
麦味噌ははだか麦に麹菌を入れ、大豆・塩と混ぜ発酵さえ1ヶ月~3ヶ月熟成させてできます。愛媛県で作られる麦味噌は麹菌が多く含まれ、麦の粒がはっきりとしています。
多く含まれている麹菌は、アミラーゼという分解酵素が豊富に含まれます。そのため腸内のビフィズス菌などの善玉菌の活動を活発化させる働きが期待できるのです。
麦生活で腸内環境がどれだけ変わるのか実験
1日3食、みそ汁を麦味噌、3日間ご飯を麦ごはんに変えるだけ、腸内環境の善玉菌の数がどれぐらい変わるのかを比較していました。
たった3日で善玉菌のスコアはいい変化がありましたよ。
- 65歳男性は10→12
- 50歳女性は24→43
- 36歳男性は182→403
と大小はありますが、善玉菌の数が増えていることがわかりますよね。また、「下痢が止まった」「毎日快調に便が出るようになった」など、実践した感想が聞かれていました。
全員に麦味噌に効果があるというわけではありませんが、1ヶ月程度、麦味噌、麦ごはんを試す価値は十分ありますね。
水溶性食物繊維を麦味噌以外で多くとる方法は?
便秘を解消するには水溶性食物繊維を意識してとることが大切なのですが、水溶性食物繊維を麦味噌以外でも摂りたいというう人におすすめなのが、アボカド茶ともち麦です。
アボカド茶ともち麦には水溶性食物繊維が豊富に含まれています。他にもキウイフルーツには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が2:1と理想的な割合で含まれるので、キウイフルーツを摂るのもおすすめです。
腸内環境を整えるには運動も重要
腸内環境を整えるのに食事はすごく大事なのですが、腸をしっかりと動かしてあげることも大切です。腸を動かすには運動をすることがすごく重要になります。
愛媛県の今治では今治タオルを使った今治タオル体操というものがあります。タオル体操をすると身体をしっかりとひねることができて、腸の運動を活発にする効果が期待できます。
今治タオルを紹介しておきましょう!
今治タオル体操 立位編
今治タオル体操 座位編
タオルを使った、今治タオルをすることもいいですし、全身をしっかり動かせるラジオ体操をすることでも腸内の運動を促せますよ!腸の運動は便秘解消の方法というサイトでも紹介していますよ!
まとめ
大腸ガンを防ぐには、腸内環境を整えることが重要で、愛媛県には腸内環境を整える食べ物がたくさんあるということですよね。中でも注目なのが、麦味噌です!
麦みそのβグルカンが腸内の善玉菌にいい影響を与えることができるわけですね!
しっかりと腸内環境を整えて大腸がんを予防しましょう!腸内環境が整うことで、免疫力アップ、ダイエット、美肌にも効果が期待できるので、腸にいいことはどんどんしていきましょう!
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