7月10日放送のダウンタウンなう。この日の特集は『がんを克服した芸能人』でした。ゲスト出演していたがんを克服した芸能人は大腸がんを克服した鳥越俊太郎さん・子宮がんを克服した原千晶さん・白血病を克服した吉井怜さん・乳がんを克服した麻木久仁子さんです。
がんの実態
2015年に新たにがんに係ると言われる、がん予測がん羅患数は982,100人もいるのです。
そして、生涯がん羅患リスクは男性62%・女性46%で約2人に1人ががんにかかると言われています。
自分ががんにかからなかったとしても、家族や親戚を含めればほとんどの人ががんと向き合うことになります。人事では無いのです。
私の親戚もがんでなくしていますし、義理の父もがんにかかりましたが、検診のお陰で早期発見し生還しました。
そして、50代以降に急激にがんにかかる率が上がるのです。定期的に検診を受けることが大切ですね。
がんにかかった時に体に異変があった
鳥越さんは飲んでたビールがまずくなったことです。そして、大便を流すときに赤黒い色が見えたので、検診を受けたそうです。
原千晶さんはおなかがずっと痛かったそうです。そして不正出血がみられたのです。不正出血の時は鮮血だったようです。他にも首・手首・足首が冷えて痛くなったそうです。
吉井怜さんはカゼのような微熱が続きその後突然高熱になったそうです。最初はカゼと思っていたのでわからなかったそうです。
麻木久仁子さんは自身がバストが小さいことを伝え、バストが大きい人が乳がんになると思っていたそうです。たまたま全身人間ドックを受けた時にがんが見つかったそうです。
後から考えるとあれががんの症状だったんだなと思うことが多いそうで、その時には気が付かないことが多いそうです。
がんのサインを見逃すな
がんで大切なのは早期発見。がんのサインが出ていても気がつくことができなければ意味がないです。知っといたほうがいい紹介されていました。
肺がん
よく言われる症状は
- 咳が続く
- 声がかれる
- 息切れする
そして見落としがちな症状が顔がむくむです。
肺にできた腫瘍が頭や腕から心臓に戻る静脈を圧迫するために顔がむくんでしまう。心当たりの無いむくみがあれば注意が必要です。
胃がん
よく言われる症状が
- 慢性的な胃もたれ
- 胸焼けがする
- みぞおちに不快感
そして見落としがちな症状がゲップが臭いです。
がんで胃の働きが悪くなり消化がうまくできずゲップが臭くなるのだそうです。
大腸がん
よく言われる症状が
- 便に血が混じっている
- 細い便しかでない
- 排便後すぐの便意
そして見落としがちな症状が下腹がぽっこりです。腫瘍によって大腸の一部が狭くなり便が通過できず溜まってしまい下腹が腫れるのです。
肝臓がん
よく言われる症状が
- 右肋ふきんに痛み
- みぞおち周辺に痛み
そして見落としがちな症状が手のひらが赤くなるです。肝臓の調子が悪くなりホルモンバランスが崩れこの症状がでます。この症状がでていると肝臓がんの一歩手前肝硬変の可能性が考えられます。
普段より手のひらが赤い状態が続いていたら要チェックですね。
前立腺がん
よく言われる症状が
- 頻尿
- 尿漏れ
- 血尿
見落としがちな症状が残尿感です。これは腫瘍によって尿道が圧迫され尿が出しきれないためです。
子宮がん
- 排尿が困難
- 骨盤付近の痛み
生理と関係のない出血。何度も続くようであれば検診を受けたほうがイイです。
乳がん
- 乳房や脇の下にしこり
- 乳頭からちの混じった分泌物
痛みを伴わない場合が多いので、症状に気づいた時にはがんは進行していることが多いのです。自覚症状がなくても定期的に検診へ行くことが大切です。
定期健診を受けて早期発見できた場合はこんな治療法もあります。
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がんの告知
昔はがんということを言わないで別の病名を言ってたが、今は殆どの場合がんをちゃんと伝えることになっています。病名を知らないで自分はガンかもしれないと思いながら病気と戦うことはできないですもんね。
しかも治る可能性が高い場合は言われたほうが前向きに治療に取り組めますよね。
そして患者が一人で来た時は家族と一緒に来てもらうようにして、本人と家族同時に病名を伝えるのです。「家族と一緒に来てください」ということでがん告知の心の準備が出来ます。
普通がんといわれると頭のなかが真っ白になって何を言われたかわからなくなることが多いので、必ず誰かと一緒のほうがいいのです。
そして医療機関で病状の説明はことなるとは思いますが、手書きでわかりやすく病状を説明。そして説明された紙は複写になっていて患者と病院がそれぞれ保管するようになっています。
さらにピアサポーターと呼ばれる同じがんの経験者が同席し質問などに答える場合もあるようです。
余命宣告はいつされる
余命宣告は積極的にしていないそうです。
だいたいこのくらいかなというのはわかるが、びっくりするくらい長生きする人もいるし余命はわからないのが事実。
そのため精神的にダメージの大きい余命宣告は積極的には行わないのです。場合に寄ってはがんの種類や進行度からわかる生存率を伝える場合もあるそうです。
そして「がん=絶望」ではなく色々な治療法の中から最も良い治療法を探していくための場としてあるのががん告知なのだそうです。
出演者のがん告知体験は
麻木久仁子:目の前でがんセンターを紹介された。がんセンター先生は上記のように告知。これから長い付き合いをしましょうとおっしゃって長い間治療をするんだ、すぐに死ぬんじゃないんだと思って安心した。
鳥越:大腸の内視鏡で直に見たそうです。先生に「良性ではないですよね?」と鳥越さんが聞いたところ「そうですね良性じゃないですね」と言われた。入院の申込用紙にがんと書かれていた。
原さん:後頭部を突然ハンマーで殴られたようなショック。診察室を出た時に泣き崩れて過呼吸になったそうです。説明をしっかりとしてくれると話していました。
吉井:仕事を休まないといけないということだけで泣きっぱなし。両親が先に告知を受けていた。抗がん剤の1クールが終わったあとで両親から告知された。
がんになって一番つらかったことは抗がん剤の副作用
- 冷たいものをいじるとドライアイスを握るぐらいの痛みを感じる
- 髪の毛を洗うときに小石の中に手を突っ込むような痛みを感じて髪の毛が洗うことができない
- 風が吹いても雨に感じるぐらいピリピリしびれていた。
- 40℃近い高熱と吐き気
- 大事な紙が抜けてしまう
- 手足の爪が全部剥がれた
- 高額になる治療費
- 友人の自分に対する態度
- 残される家族のことを考えるとつらかった
一般のがん患者の方はこのような体験を語っておられました。そして、がんを克服した芸能人は
原さん:女性としてのビジュアルが変わるのに交際相手が一緒に向き合ってくれた。抗がん剤の副作用が辛い。毎回出てくる副作用が違うから対策のしようもない。
吉井さん:無菌室が檻の中に入ってる感じ。家族と会うのもガラス越しで電話で離さなければならなかった。家族の暖かさが感じることができなかったのが精神的に辛かった。
鳥越さん:唾液がでない注射をウタれる口の中が乾いて 時計のバンドをかんでいると唾液が出る。
麻木さん:ネットでネガティブ情報を検索してしまって不安になってしまった。不安だったラ先生に聞くのが一番だと思う
とそれぞれ話しておられました。
視聴者からの質問については
がんを乗り越えてからの食生活について
吉井:14年経つのでなんの制限もなし。発酵食品を意識してとるようになった。
どのように気持ちを前向きに
鳥越:絶望していない。ちゃんと受け止めた。人それぞれ性格で受け止め方が違うからなんとも言えない。
と答えておられました。鳥越さんは本当にすごいですね。精神的な強さが伝わってきます。
がんにかかった際にはかなりの高額な費用が必要になります。そこで全員が話していたのはがん保険には必ず入っておいたほうがいいことです。治療費はもちろん治療中は仕事をすることができなくなります。
収入がなくなり、多額の医療費がかかるような状態ではどうしようもなくなります。がん保険は入っておいたが方がいいでしょう。
もちろん私も入ってます。
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