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間違った熱中症対策をしていませんか。気を付けたいポイントは

 2015/08/02 体のこと
この記事は約 5 分で読めます。 1,002 Views

8月2日放送のゲンキの時間で放送されていたのは熱中症にならない環境づくりのポイントが放送されていました。

熱中症対策をしていたのに熱中症になった方の体験談から、気を付けたいポイントを見てみましょう。

そのポイントを教えてくれるのは昭和大学医学部救命救急センター長の三宅康史先生です

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クーラーをつけていた車の中で熱中症

車でクーラーをつけてしっかり水分(500ml)もとっていたのに、吐き気と頭痛にみまわれ熱中症になってしまいました。

この方の問題点は…

熱中症になった当日の問題ではなく睡眠時間が問題でした。この方の場合は深夜まで働き早朝に起床する生活を繰り返していたそうで、平日は4時間程度の睡眠だったそうです。

睡眠不足はなぜ熱中症に

睡眠不足になると体温調節機能が乱れてしまって体温の調整がうまくいかなくなり熱中症になってしまうのです。

体温があがると血管が拡張し多くの血液が流れ熱を身体の外に放出する放射熱とかいた汗が蒸発するときに身体の熱を奪い体温を下げる気化熱の働きがあります。

睡眠不足だと自律神経がみだれてしまうと、身体の放熱がうまく行かずに体内に熱がこもってしますのです。

そして車の中でエアコンを使うと乾燥し、どんどんと体内から水分を失ってしまうのです。

水分不足と睡眠不足が熱中症になってしまった理由なのです。

ゴルフのキャディーの仕事の最中に熱中症

水やスポーツドリンクなど2ℓの水分をとっていて、服装も吸汗速乾素材の長袖・帽子をかぶり熱中症対策は完璧でした。睡眠時間は6~7時間取れていたのにも関わらず、熱中症になってしまったのです。

この方の場合は暑さで食事がちゃんと取れていないことでした。熱中症になった時には昼食はゼリーのみだったそうです。

食事量が減っていることで塩分不足になったのです。

気化熱作用で体を冷やす時に汗をかくわけですが、汗をかいたときに失うのは水分だけではなく塩分も失いますね。

塩分は筋肉の収縮などを調整する役割があるので、不足すると手や足にけいれんを起こすことがあります。

スポーツドリンクには水分・塩分・糖分が入っているが3度の食事と比べるとスポーツドリンク2ℓというのは身体には足りないのです。

熱中症には3度の食事が重要なのです。

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剣道をしていた時に熱中症に

食事を3食をちゃんととり、睡眠時間は7時間、水分摂取も問題なしにも関わらず、剣道をしていた最中に熱中症に。

この方の場合は高血圧の既往歴があって血圧を下げる薬を飲んでいたことが問題でした。

血圧を下げる薬を飲むと放射熱の作用が少なくなります。さらに、血圧を下げるための利尿剤も脱水の原因になります。

薬の量は自分でコントロールすることはできないので、主治医に相談して対策をとることが大切になります。

エアコンをつけていても水分摂取をしっかりと

熱中症をにならないためには室温や気温を下げるのが重要でエアコンは必須アイテムですが、エアコンを入れると空気が乾燥します。

人が水分を失うのは発汗以外にも皮膚および吐いた息~1日で約900mlの水分を喪失しています。これを不感蒸泄といいます。

ですから、長い時間エアコンの中にいると見えない水分をかなり失っているということになるのです。

エアコンをつけていても水分を十分とることが大切です。

室内と室外を行き来することで温度差が危険

温度差が5℃以上場所を頻繁に行き来すると自律神経にかなり悪影響をあたえるのです。そのため体調そのものが悪くなってしまうのです。

このような環境の時には注意が必要です。

お酒を飲む人は熱中症に注意が必要

お酒を飲む人は熱中症にに注意が必要です。お酒は利尿作用があるので熱中症の原因になる可能性があります。

お酒を飲む場合は別でしっかりと水分補給をする必要があります。

水割りを飲んでも水分補給にはなりませんよ。お酒とは別に水分を摂るようにしてください。

そして高齢者の場合は、体内の水分量が少ないのでそのリスクがさらに高まるので注意をしてください。

寝室の温度を管理する

熱中症の40%が家の中で発症しています。また、夕方17時から朝5時の間にでも約4割に人が熱中症でなくなってしまう可能性があるので、寝室の環境は非常に大切です。

寝室の窓が南向きになっている場合は部屋に熱がこもりやすくなります。そしてカーテンも材質によっては熱を吸収して室温を上げる原因になります。

夜中の室温を下げない原因になってしまうのです。

そして2階に寝ている人は熱中症に注意が必要になります。日中に日を浴びた屋根はかなり熱がこもります。室温がかなり高くなるので注意してください。

 

家の温度管理の対策は

  • よしずで外からの熱を遮断
  • クーラーで室温を下げる

ということがポイントになります。夏は無理せずクーラーを使いましょう。

高齢者は特に熱を感じにくいために熱中症になりやすいです。周囲の人が注意してあげてください。

 

せっかく熱中症対策をしていても間違った対策をしていると熱中症になってしまいます。食事を3度・水分をしっかりと・睡眠時間をしっかりとがポイントになります。

自身の熱中症対策があっているのか見直してみてくださいね。

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