2月20日放送の世界一受けたい授業で放送されていたのは免疫のこと。
免疫力のことについて教えてくれていたのが、LPS研究の第一人者、杣源一郎先生です。
風邪をひきやすい人、かかりにくい人。
インフルエンザにかかりやすい人、かかりにくい人がいますよね。
同じ環境で生活をしていてもその差がでてしまいます。
この差は免疫力の差ですよね。
免疫力というのは異物が体内に侵入した時にマクロファージが食べて排除する力です。
マクロファージが血液や筋肉、皮膚など様々な場所にいて、私達の体を守ってくれているのですが、
ストレスや不規則な生活で、マクロファージの働きが弱まり、異物を排除できない人が増えているのです。
LPS(リポポリサッカライド)が免疫力を高める
病気を防ぐためには、免疫力を高めることが必要です。
免疫力を高めるためにはマクロファージをパワーアップさせることが重要になります。
このマクロファージをパワーアップさせることができるとして、注目されているのが、
LPS(リポポリサッカライド)なのです。
LPSとは
LPSとは土や野菜にいる微生物のひとつで、もともと人間の体には存在しません。
食べることによって、粘膜を通じて体の免疫細胞を活性化させます。
また空気中に存在して、触れることによっても免疫力をアップする効果があります。
LPSを積極的に摂取することで、免疫力を高め、風邪・インフルエンザ・花粉症・がんの予防にも繋がるというのです。
しかし、土や自然の少ない場所ではLPSに触れることがあまりできていないのです。
LPSの美肌効果
LPSは皮膚の中の免疫細胞を刺激し肌の入れ替えを早め荒れた肌を改善し、
きめ細かい肌になれることがわかっているのです。
アルツハイマー病予防
アルツハイマー病はアミロイドβタンパクが脳内に蓄積し、脳が萎縮してしまう病気です。
これもLPSを摂取することで、アミロイドβタンパクを除去する事を促進することがわかっているのです。
また、脳の免疫細胞が最も活動する時間は睡眠中です。每日十分な睡眠をとることもかかせません。
LPS摂取不足の人とは
免疫力低下の最大の低下の原因はストレスですね。
そして、ストレス以外にもLPS摂取不足の人には特徴があります。
それは、キレイ好きの人です。
適度に清潔にすることは悪いことではないのですが、極端にキレイ好きに人は注意が必要です。
LPSは土壌や自然に含まれる微生物にいます。
頻繁に殺菌したり、掃除しすぎるのは、免疫力を下げる要因になります。
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LPSを摂る事ができる食材は
LPSを摂るにはLPSを含まれる食材を摂ることがよいです。
レンコン
LPSは土にいる微生物なので、土で育つ根菜には大変多く含まれています。
特にレンコンは皮の部分や節の部分に多く含まれています。
LPSは加熱しても物質は残るので、加熱調理をしても大丈夫なので、調理もしやすいです。
めかぶ
海の中で育つ海藻類は農薬や肥料が使われていないので、自然に近い状態で
LPSが含まれています。
ワカメやのりもいいのですが、めかぶには特に多くのLPSが含まれています
玄米
玄米のまわりについているヌカにはLPSが大量に含まれています。
免疫力を考えると、ヌカごと食べることができる玄米がオススメナンバー1の食材です
他にも、「ひらたけ」、「岩のりの佃煮」にも多くのLPSが含まれます。
LPSの効果を高めるにはヨーグルト
さらに、LPSの働きを高めるのはヨーグルトを一緒にとるのがおすすめです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌はLPSと一緒に摂った時は強い相乗効果が得られることがわかっています。
抗生物質を飲んだ時にもしっかりとLPSを摂る
風邪を引いた時に飲む抗生物質は、病気の原因となる細菌を死滅させるのですが同時にLPSを持つ菌も倒してしまいます。
ですから、抗生物質を飲んだ時には、LPSも十分に摂って免疫機能を増強した方が良いのです。
LPS体操で免疫力を高める。
食事以外にもLPS体操で免疫力を高める体操があります。
最初は、右手で左手の指先から体の中心に向かって「L・P・S」と繰り返しいいながらこすります。
先生によると「LPS」と口にだして言わないとダメなだそうですよ。
同様に反対側もします。
皮膚の中にある免疫細胞を刺激するのが目的になるので、うっすらと肌が赤くなる位ちからで擦ることが大切。
血行を促進して自律神経を整えるのでストレスを解消する効果もあります。
他にも足なども、足先から、体の中心(心臓)に向かってこすっていくとよいです。
免疫力を高めると、病気になる確率も増えて、効率よく生活もできますし、
ムダなお金も使わなくて済みます、LPSおすすめ食材を取り入れていきたいですね。
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