8月4日放送の林修の今でしょ講座から脳梗塞の特集がされていました。若い年代でもなる可能性が高い夏の脳梗塞。脳梗塞の正しい知識をつけて予防することがとても大切なので、情報をまとめてみました。

脳梗塞は脳の血管がつまって脳細胞が死滅する病気です。脳梗塞は年間で7万人がなくなっている病気です。そしてこの脳梗塞は6~8月の夏場に一番多いのです。

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そんな脳梗塞の予防法と最新医療を紹介していきます。

寝る前に1杯のスポーツドリンクを飲む

脳梗塞の発生件数は寝ている時に多いのです。

夏は脱水症が原因で血液の濃度が高くなる可能性が高くなっていて脳梗塞が起こりやすい状態になりやすいというのもあるのですが、夏は特に寝ている間も汗を書きやすく水分が不足する可能性が高いのです。

寝ている間に失う水分の量は500~600ccとも言われていて、脱水症状を引き起こす可能性が高いのです。

ですから、効率よく水分補給ができるスポーツドリンクを飲むことがおすすめなのです。

そして、スポーツドリンクの最適な温度は10℃。この温度の時が腸からの水分の吸収が最も良いそうです。冷蔵庫から出してちょっと時間を置いてから飲むのがポイントです。

特に高齢者は夜間のトイレを嫌がり飲まない傾向が強いのですが、飲んでもらうようにしたほうが良いのは明白です。祖父や祖母・高齢の両親と同居しているときはしっかりと促してくださいね。

血の塊が足から運ばれて脳に詰まることが多い

脳梗塞の原因となる血栓は心臓で出来た血栓が脳に飛んでいき詰まってしまう事が多いのですが、中には足に出来た血栓が脳に飛んで脳梗塞になることもあるのです。

コレは若い人に多いと言われているので注意が必要ですよ。

同じ姿勢をとっている時間が長くなると足は血栓ができやすいのです。特に夏は脱水が原因で血液の濃度が高くなり、その上あまり足の運動をしないと足に血栓ができやすいのです。

そこで必要になるのが血栓をできにくくするために運動をすることです。

お風呂で5分の足のクイクイ運動でふくらはぎの血栓を予防

足のクイクイ運動はお風呂の中で足を揚げて足首のをおいでおいでさせます。これでふくらはぎの筋肉がはたらくので血液の循環を促進させるのです。

是非やるようにしてみてください。

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脳梗塞の前兆と軽い脳梗塞を調べる方法

脳梗塞の前兆として危険な症状は

  • 指が動かない
  • ろれつがまわらない

といったことが10分~1時間続くということです。この時間帯で症状が収まったからといって大丈夫ではありません。そうしないと脳梗塞を発症してしまう可能性が高いのです。それはすぐかもしれないですし、1ヶ月2ヶ月先に発症するかもしれないのです。

このような前兆があった場合はすぐに病院に行ってください。

簡単にできる自分でできる脳梗塞チェック法

  • 10秒間、笑顔でイーと言って顔がゆがまずにいられる
    ⇨麻痺があると口角(口に端)が下がってきます。
  • 10秒間、目を閉じて腕をまっすぐ平行に挙げていられるか
    ⇨麻痺があると腕が内側に回っておちたり、腕がさがってきたりします。
  • 「らりるれろ」を3回言えるか

どれかひとつあれば脳梗塞を疑ってください。私も脳梗塞が怪しそうな人、軽い麻痺がアリそうだなとおもう人には実施する検査です。

脳梗塞の特効薬

それは『t-PA』という血栓を溶かす薬なのです。

注射するだけで脳梗塞を改善させることが出来る特効薬なのですが、薬が認可された当時は使用できたのは3%だったのです。

なぜかというと、発症してから4時間半以内にしか使えないのです。

脳梗塞ができてしまって時間が立つと血管が固くなり破裂する危険があるのです。

血栓を溶かして、血流が改善した時に弱くなった血管を破裂させてしまい脳出血を発症させてしまうリスクがあったのです。

そして、病院についてから検査などが必要なので、病院に発症が3時間以内に到着する必要があるのです。

だた制限時間内についても薬を使うための条件は結構厳しかったので、適用にならない人も多いはずです。

画期的最新医療

発症から4時間半が経過しても助かる方法があるのです。それが『ステントリトリーバー』という方法です。

2014年7月から脳梗塞の治療技術として認可されたばかりのもので、ステントを血栓に通してからませていくからませた血栓を回収する最新医療技術なのだそうです。

 

色々な予防法と最新医療技術を紹介しましたが、現在の医療技術では死んでしまった脳細胞を生きかえらせることは難しいので予防をすることが大切になります。

脳梗塞は亡くなるのが怖いのではなく、生活が一気に変わってしまうことが怖いと個人的には思っています。

手や足の運動ができなくなってしまう運動障害や脳の血管が詰まることによっておこる認知症。話ができなくなる、言葉がわからなくなる、物事の意味がわからなくなるなのどの高次脳機能障害を呈することがあります。

これまで、普通に生活していた人が仕事ができなくなる可能性もありますし、ひどければ日常生活(トイレ・風呂・歩く)が障害されてしまい、誰かの手伝いが必要になってしまうのです。

本人だけではなく家族の生活が大きく変わってしまうことがこの病気の怖いところです。

脳梗塞になるリスクを少しでも減らすために予防する努力はしたほうが良いです。それが家族への愛情にもなります。

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