8月11日放送のみんなの家庭の医学で特集されていたのは冷え性。夏は意外と冷え性が悪化する人が多いのですよね。
そんな夏の冷え性の改善のヒントが番組内で紹介されていたのでまとめてみます。
冷え性について教えてくれたのは、北里大学東洋医学総合研究所の伊藤剛先生です。
夏の冷えの問題点は温度差
夏の冷えは温度差が大きな問題になります。これはわかりますよね。外がすごく熱くて建物の中は冷房が効いてすごく冷えている。これが原因で体が冷えてしまうというものです。
しかしこれだけの要素ではなくて、それ以外に別の要素の温度差があるのです。
身体の温度差が大きな問題になるのです。健康な人でも内蔵の温度皮膚の温度と全部少しずつ異なっているのですが、冷え性の人は体の温度差が普通の人と異なっていてそれが冷えの原因になるのです。
身体の中でおきる異常な温度差とは
番組内での実験でエアコンが効いた部屋に30分いた結果の体の温度を計測していたのですが、健康な人の頭部は36.5度で足先が30.1度でその差は6.4度だったのに対して、
冷え性の人は頭部が38.0度で足先が24.0度だったのです。温度差はなんと14度です。
他の方も温度差は10度以上で足が冷えているという結果でした。
このような冷えを下半身型の冷え性といいます。
足先が冷えるのに、上半身は暑いみたいな感じの人がこれに当てはまります。
下半身型冷え性の原因は
なんらかの原因で下半身の血管が収縮し、その結果下半身への血流が減ります。
全身をめぐる血管ですが、下半身の血管が収縮しているために血液が届きづらい状態になってしまいます。
その結果行き場を失った血液は上半身へ流れててしまい、上半身の血液が必要以上に増加するのです。その結果上半身に熱がたまってしまい足と上半身に異常な温度差ができてしまうのです。
夏、冷房にあたって、足は冷えるのに上半身が火照るという方は冷えのぼせになっている可能性が高いのです。
更に…
老化にともなって、おしりやふくらはぎの筋肉が凝り固まる事なのです。
筋肉が固くなることによって、交感神経を刺激する下半身の血管が収縮、温かい血液が足先に通りづらくなるのです。
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冷え性の5タイプ
冷え性には5つのタイプがあります
- 全身型:全身が冷える
- 局所型:ある部分だけが冷える
- 四肢末端型:手足の先が冷える
- 内蔵型:お腹が冷える
- 下半身型:下半身が冷える
特に下半身が冷えるが夏に悪くなる冷え性の特徴です。
下半身型の冷えを改善する3つのツボ
冷えを感じた時に押すとすぐに暖かくなる。今冷えがなくても押せば予防になる
築賓
足のふくらはぎの内側にあるツボです。足の内くるぶしと膝の関節の内側を結んだ線のしたから1/3のところにあります。骨の少し下側になります。
押す力は判子を押すときの力加減でふくらはぎを掴むように押すのが効果的です。
1回に押す時間は5秒。5秒たったら緩めるを1セットにして左右5セットずつしましょう。
八風
八風は足の付根左右それぞれ4ヶ所あります。
- 足を組んで、手を使って足の指を足の裏側に向けて強く曲げます
- その状態を5秒間保持
- 5秒たったらパット手を離します。
これを1セットとして左右それぞれ5セットずつしてみましょう。
臀中
臀中は左右のおしりの少し上側にあります。骨盤の一番下の骨と太もものつけ根を結んだ正三角形の頂点になります。
指で押してコリを感じたり痛みが出たらそこがツボです。
臀中を効果的に押すにはソフトボールもしくは軟球を使います。
- 仰向けになり両膝を立てる
- ボールを臀中のあたりにセットします
- 反対側の腰を浮かせて、腰を動かしながらボールで押します
- 左右それぞれ30秒間ずつ行います。
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