林先生の初耳学でさかなクンが林先生に挑戦していたのが美容に効果のある海藻です。

その海藻はかつて捨てられていたのですが研究され、超人気になりました。それが、北海道南部・特に函館でよくとれる希少な海藻なのです。そんな美容に人気の海藻が『がごめ昆布』

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かごめ昆布は昆布の表面がデコボコしているのがかごの目に似ていることからがごめとよばれるようになったとされていて(所説あります)、昆布としてメジャーな真昆布と比べると表面はぼこぼこしています。

このがごめこんぶを真昆布と比べると、真昆布は透き通る上品な出汁がとれて和食には欠かせない存在ですが、がごめ昆布は真昆布ほどの出汁はとれません。

ですから、出汁をとるための昆布としてはそれほど価値はなく、昆布漁をしていてもがごめ昆布がとれたとしても、その昆布に価値はなく、売り物にならなかったので捨てられていたのです。

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がごめ昆布が見直されたのは

がごめ昆布は10年前から研究されはじめ、がごめ昆布はいらないとこばかりだけではなく、いい部分があることが発見されました。それが、がごめ昆布から出てくる「とろみ成分」なのです。このとろみ成分に美容界が注目されました。

そのとろみ成分の中にふくまれるのがフコイダンです。

がごめ昆布に含まれるフコイダンとは

フコイダンは昆布やワカメなどの海藻類に多く含まれる粘りのある水溶性食物繊維のことです。美容界で注目されたのはフコイダンを肌に使用すると肌の中の水分蒸発を防ぐ保湿効果があるとされているところなのです。

そのため化粧品やシャンプー石鹸などの原材料として注目されるようになり、実際にフコイダンが使われている多くの製品が存在します。

そのフコイダンが格段に多いのががごめ昆布。真昆布とその違いは明らかで、がごめ昆布は真昆布に比べてフコイダンの量が2~3倍多いのです。

 

他にもフコイダンに期待されている効果は、非常に腸や胃に優しく糖の吸収を穏やかにして、血糖値を急激に上げるのを防いだり、脂肪吸収を防いでいくような効果があるのです。コレステロールなどの脂質に吸着し体外への排泄を促すという役割も持っていたのです。

がごめ昆布は食べることでもその効果を発揮することが期待されているのですね。

さらに、水溶性食物繊維は、硬くなった便に水分を補給し便を柔らかくしてくれる効果もあるとされているので、便秘への効果も期待できそうですね。

かつて捨てられていたがごめ昆布は見直されることになったのです。

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今回はがごめこんぶについて林先生の初耳学からまとめてみました。かつては捨てられていたものが見直されて貴重品に変わったひとつのいい例ですね。がごめ昆布に含まれれるフコイダンはがんを予防する効果としても期待されている成分なのだそうで、いろいろな方面での効果が期待できそうです。

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