12月15日放送のバイキングのひるたつで紹介されていたのは体に良い座り方と悪い座り方。
人が1日にしている行動で1番長いのが座っている時間です。日本の1日の平均座り時間は7時間で、世界一なのです。
しかし、人の体は座るために作られていません。腰骨(腰椎)の椎間板にかかる圧力は立っているよりも座っている方が高くなり、腰にも負担をかけている状態になります。
なので、日常生活の間違った座り方をしていると、腰痛や病気の原因になってしまいます。
日本姿勢協会理事の碓田拓磨先生は正しい座り方をすれば、冷え性・肥満・病気などが予防できる可能性があると話します。
1時間以上座ることのリスク
碓田先生は1時間以上座り続けることに以下のようなリスクがあると話します。
- 1時間座ると下半身に血流を循環させる機能が50%低下
- 1時間座った状態を続けるごとに寿命が22分ずつ縮まる
なんと、座ることはによる健康被害はタバコに匹敵するとも言われているそうですよ…。
毎日デスクワークを繰り返している人は注意が必要ですね。
心筋梗塞・腰痛になりやすい座り方
心筋梗塞や腰痛になりやすい座り方は『足を組む』座り方です。
太ももには大腿動脈という太い動脈があります。足を組むと大腿動脈が圧迫されて、血圧が上がります。その結果、心臓に負担をかけて心筋梗塞のリスクが上がってしまいます。
そして、足を組むことによって、骨盤に歪みがでます。骨盤がゆがむとその上に乗っている背骨もゆがんでしまうことになります。これが腰痛の原因になります。
足を組みたくなったたらどうしたらいいの?
そうはいっても同じ姿勢をとっているとしんどいので、足を組みたくなりますよね。左右交互に足を組んだらいいのかな?
なんて思う人もいるかもしれませんが、足を組むと基本的の骨盤の歪みを作ってしまう一つの原因になるのでやめておいたほうがよいです。
どうしても足が組みたくなったら、左右のおしりを交互に持ち上げる事と姿勢を変えることもできて有効です。
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肩こり・便秘・胃腸障害になりやすい座り方
肩こり・便秘などになりやすい座り方は、『背もたれによりかかる姿勢』です。
椅子の背もたれに背中をくっつけて、腰と椅子の背もたれの間に空間ができるような座り方をしてしまうと、背骨が丸まってしまい、骨盤も寝てしまいます。
この状態では首を前に倒した状態が続くために、肩まわりに負担がかかり、肩がこるのです。
また、内臓の位置は背骨の影響を受けます。背中が丸まることで内蔵が圧迫されて、便秘や胃腸障害を起こす可能性があるのです。
体に一番良い椅子の座り方
立った状態で背骨のS字カーブをイメージします。そして、その背骨を意識したまま椅子に座ります。そして背もたれを使わないようにして座ります。
正しい座り方のポイントは
- 足の裏をすべて地面につけて膝の角度が90°になるようにする
- 耳と肩が直線上にならぶ
- 坐骨(おしりの下を触った時に分かる骨)だけで体を支える
以上の3つを意識して座ることが大切になります。
まとめ
間違った座り方をしていると病気になるリスクが高まることがわかりました。座ることを避けれたらいいのかもしれませんが、仕事でパソコンを使うなどデスクワークは必要になります。
できるだけ正しい座り方をマスターして、座ることによる健康被害を防止しましょう!
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