6月28日放送の雨上がりのAさんの話は防犯の事情通の話しでした。
これから、夏休み・お盆と家を開ける機会が増えますよね…。そんな時期になると増えるのが空き巣。この時期は空き巣が増えるので注意をしておかないといけません。
特に大阪府は窃盗被害が日本一。平成27年の空き巣は2,876件…。平均すると、每日8件もの家が泥棒に入られていることになるんです…。恐ろしい。
泥棒にはプロとセミプロがいる
100人の泥棒から話を聞いた元科学警察研究所、清永賢二さんによると、泥棒にはプロの泥棒とセミプロの泥棒がいるというんです。
プロの泥棒は、泥棒稼業だけで生計を立てています。トップクラスの泥棒になるとなんと、生涯収入は数億円…。年齢は40~50代です。
そしてもう一方がセミプロの泥棒。駆け出しの泥棒でアルバイトなど一応働いていて、仕事の合間に空き巣を働きます。このセミプロ泥棒は20代位が多く、手口が雑なので、すぐに捕まります。
捕まってからがプロの泥棒への道
捕まったら、もう安心と思いたいんですが、そうではないんです。捕まってからがプロへの第一歩。刑務所に入って泥棒のテクニックが磨かれるんです。
どういうことなのかというと、刑務所の中には同じようにセミプロの泥棒が捕まっています。
同じ泥棒が集まることで、刑務所の中でテクニックの情報交換をして、新たなワザを磨いていくんです。出所後、更生するどころか新たに得たテクニックを駆使して再び泥棒をするんです。そして、捕まることも多いそうです。
でもこれで終わりではありません。次はプロの泥棒が集まる刑務所へ入り、さらにテクニックが磨かれるんです。こういうことを繰り返してプロの泥棒へ成り上がっていくんです。
捕まった=更生ではなく、捕まった=プロへの道になるんです。全員がそうでないにしろ、これって刑務所の意味あんの?って感じです。
こんなことがわかっているのなら、刑務所のあり方考えたほうがいいんじゃないのって思っちゃいます。
プロの泥棒は入る家をどうやって決めているのか
プロの泥棒が入る家をどうやって決めているか知ることで、自分の家がその対象から外すことができますよね。そんな情報を裏社会ジャーナリストの山田文大さんが教えてくれていました。
SNSで留守を確認する
TwitterとかSNSで「今〇〇へ来ていまーす」って報告する書き込みをする人っていますよね。
あれ、リアルタイムでやっちゃうと、ワタシ今家にいませーんって言ってるのと一緒ですよね。どうぞ入ってくださいって言ってるようなもんです。
こんなSNSでの情報収集は初歩の初歩です。リアルタイムで居場所をSNSに書き込みをするのはやめましょう。
居酒屋の会話でも注意
インターネット空間に限らず、泥棒は現実でも聞き耳を立てています。
飲み屋に言っている時、飲みながら友人に、「家族でハワイに行く予定あるんだよ!」なんてことを言ってると、その隣で飲んでいる泥棒が聞いているかもしれないんです。
このような留守情報を聞くと、そのまま帰りに尾行して住所を特定し、旅行に行った時に、空き巣に入られることになります。
泥棒は飲み屋で聞き耳を立てているので、会話にも気をつけないといけません。
といってもどうしようもないですが…。
空き巣名簿が出回っている
防犯カメラがついていないマンションはどこにあるのかなどの入りやすいマンション情報や個人の住所とか家族構成過去に泥棒に入られた家がリストアップされている空き巣名簿というものが出回っているんです。
侵入の手口なども事細かく記載されているというから驚きです。
1度泥棒が入られた家はガードがゆるいと思われるので、何度も狙われる可能性があるんです。
それを元にして狙いを定めているんです。泥棒はつねにアンテナをはって情報収集をしているので、家に侵入されるかされないか、決して他人事ではないことがわかります。
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泥棒から家を守るためには
こんな泥棒たちから家をまもるためにはどうしたらいいか。それがとても大事になります。
防犯グッズを使う
元大阪府警刑事犯罪ジャーナリスト中島正純さんによると、たいていの防犯グッズは突破されますが、時間稼ぎとしては有効だと話します。
犯行に2分かかると3割が諦め、犯行に5分かかると7割が諦めると言われるので、侵入されるまでの時間稼ぎをすることはとても大切です。
積極的に防犯グッズを活用しましょう。
警備会社にセキュリティーを頼む
警備会社にセキュリティーを頼むのは最強の防犯対策にはなりますが、泥棒はあえて、警備会社と契約している家を狙うことがあると、元日本福祉大学犯罪社会学講師の篠原惇理さんは話します。
警備会社の防犯システムは最強なのですが、センサーを解除してしまっている家があるんです。
夜中コンビニいくぐらいの時間だしセキュリティーを切ったままに出かける人がいてます。でも、泥棒はこのスキをねらって入られるんです。
せっかく高いお金を払っているので、ちょっと出かけるといでもセキュリティーシステムはしっかりと作動させておきましょう。
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泥棒の行動を知る
泥棒はどうやって、家の中に入ってくるのかを知ると防犯対策ができますよね。
高い塀は安心ではない
高い塀は登るのも大変そうだし、防犯効果が高いように見えますが、実はその逆。防犯効果は低いです。高い塀はいったん入ると中で何をしても外から見えません。一瞬で塀のなかに入ることさえできれば、泥棒には好都合なんです。
しかも、泥棒は塀を乗り越えたりしませんよ。
訪問販売員を装ってスーツ姿で侵入する家を下見。どうどうと門から敷地に侵入するんです。スーツ姿なので、セールスか何かと思われるだけで誰も不審に思わないんです。
2階のバルコニーの窓の鍵をしっかりと締める
戸建の場合は、2階まで登ってこないと安心して、鍵をあけている家が多いそうです。泥棒はそこを狙ってきます。
2回のバルコニーに上がろうと思ったら、雨樋をつたって2階に簡単にあがってきます。
元泥棒に雨樋を伝って家の中に入ることができるのか実験をしたところ、簡単に家の中に入ってしまいました。2階の窓もしっかりと戸締まりをして置かないと侵入される可能性があります。
マンションはオートロックや防犯カメラなど、セキュリティーが厳重になっています。でも、戸建と同じようにマンションのベランダも鍵をかけていない家が多いんです。
泥棒はソレを狙って、屋上からロープで降りたり、ベランダ伝いに進入する場合があります。上層階だからといって安心できないですよ。
防犯ブザーと釣り糸で作った防犯センサーを使う
泥棒が玄関から侵入するケースはわずか10%殆どが、家の裏手にまわり窓やベランダから侵入すると言われています。
なので、泥棒は一旦家に入ると、1番侵入しやすい場所を探します。そうすると、家の周りを動き回ることになります。
この動線上に2ヶ所防犯センサーをつけておくといいです。
防犯センサーの作り方は簡単。防犯ブザーに釣り糸をくくりつけるだけ。家の塀の隙間に糸をセットしておけば完成です。犬や猫などが通ってもならないような高さに大人の膝の高さにするのがポイントです。
防犯ブザーの音がなるようにするので、かなり大きな音がなります。泥棒は音をだす防犯装置を1番嫌うと言われています。
もしこの仕掛に気が付かれても、ここまで防犯意識が高い家だと知らせることになり警戒した泥棒に侵入を断念させるという効果もあるんです。
マンションの場合はベランダの手すりの下に釣り糸センサーを設置しておけば、サクを超えて入ってくる泥棒にも対処できます。
これから増える空き巣対策を施しておいて、家と財産を守りましょう!これは決して人事ではないので、戸締まりなど徹底しましょうね。ちょっとした外出でも施錠をしましょう
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