7月16日放送のサタデープラスの特集は舌の特集です。舌を見ればその人の体調がわかるんという話です。
舌の状態と体の関係について教えてくれていたのが北里大学の東洋医学研究所の伊藤剛先生です。
古代中国では舌は心の苗舌は不蔵の鏡とも言われていますし、1918年ドイツで舌は胃の鏡として用いられてきたんです。
舌の状態を見て診断をするというのは歴史があるものなんです。特に、東洋医学では、豊富な経験則から舌の色、形、苔の色からその人の体に何が起きているかを診断できるといいます。
今すぐわかる健康状態!舌チェック
まずは、下を見るために手鏡なんかを用意してくださいね!舌のチェック方法はこうです。
- コーヒーなど色の濃いものを3時間以内に食べたり飲んだりしてはダメ
- 舌は思い切り伸ばしてチェックすること
この2点です。舌が伸びにくいひとでも、繰り返ししているとストレッチされて舌が伸びてきますよ。
健康な舌はどんな舌?
健康な舌の色を知らなかったら自分の舌が健康なのかわからないですよね。まずは、健康な舌の色と形を知っておきましょう。
- 淡い紅色で口の幅と同じくらいの大きさ
- 下の中央に苔が白く薄く広がっている
まずはこれを気にして舌をみてください。
舌の色が悪いと冷えがわかる
舌のチェックポイント最初が舌の色です。舌の色をみると血のめぐりや体の熱や冷えの状態がわかるんです。
例えば舌の色が薄いと貧血気味ですし、色が濃いとうっ血状態になっていることになります。
舌苔の色
舌苔は舌の中央の部分です。
舌の粘膜が角化したもので、皮膚でいうと垢なんです。舌苔が食べ物で舌が傷つかないように守ってて、食事などでこすれ自然と剥がれていきます。
この舌苔の色も健康を見るポイントになります。
舌苔が白く厚くなっていると、胃の調子が悪く食事などが摂れていない可能性が
舌苔が黄色になっている人は舌苔が乾燥している状態。体の中に熱がこもりやすく便秘を起こしている可能性も
舌苔が青や紫がかっている人は体が冷えている可能性があります。プールで冷えた後の唇の紫色が参考になります。
舌の色を決めているのは血液の色なんです。赤は動脈で青は静脈です。舌が青みががっている人は、動脈の血流が停滞しているサインなんです。
血液のめぐりを悪くさせているのが体の冷えを表します。
体の冷えは色々な症状を引き起こす
体が冷えるのは冬だけではないんです。
体の冷えは頭痛などの痛みを増強しコリを引き起こします。
慢性的に長引くと免疫力が低下、風邪や膀胱炎にかかりやすくなり、脳卒中や高血圧のリスクを高めると言われています。
特に体の冷えが原因の頭痛は緊張性頭痛の可能性があります。
首筋にある2つのツボ、風池・上天柱を押してみるといいですよ。
肩や後頭部のコリが原因となる緊張性頭痛が悪化した場合痛みを感じる。頭痛の改善に繋がります。
[ad]
頭痛を解消!自宅でできる簡単ツボ押し
まずは、ソフトボールか軟式の野球ボールを用意します。
仰向けに寝て、用意したボールを後頭部に押し当てます。痛みがあるところがツボになります。
そのままゆっくりとクビを振るように頭を動かします。
1日1回1分ほど実施すると効果的です。長くやり過ぎると、もみ返しがくる可能性もあるので、やり過ぎないように注意しましょう!
シナモンパウダーで冷えを改善
シナモンパウダーも夏の冷えに効くんです。シナモンは血行促進をさせてから、からだの末端まで血を巡らせ、冷え性を改善させる効果が期待できると言われています。
簡単にできるシナモンを効果的に使う料理は「シナモンハニートーストのアーモンドがけ」です。
ハチミツは抗酸化作用で血管の老化予防に役立ち、アーモンドはビタミンEが豊富で血流を改善するのに役立ちます。
トーストにハチミツを塗ってシナモンを適量かけてアーモンドを乗せて焼くだけなので簡単ですね。
舌の形が凹凸だと夏バテの可能性が
舌の側面が凸凹になっている人はいませんか?
これは、舌がむくみっぽい状態になっているんです。
凸凹舌の人は、体内の余分な水分を上手に体外に出すことができておらず、舌がむくんだように大きくなり歯に当たることで、下に歯型がつくんです。
特に夏の暑い時期に舌の形が凸凹している人は夏バテに注意しないといけません。
体内の水分調整がうまくできていないので、発汗・体温調整にも支障をきたします。
冷たい飲み物に冷房、外の暑さなどの温度の変化に耐えれず夏バテに。むくみの他にも頭痛やめまいなどの症状も引き起こす可能性もあるんです。
[ad]
むくみを解消する2ステップ全身浴
水分調整をうまくするようにするためには、入浴方法を工夫することが大事です。
- 前半5分はクビまでしっかりつかります。体の表面や筋肉を温めて血流をアップ
- 後半5分は胸の高さで浸かり温められた血液が回り、内臓まで体中が温まります。
合計10分程度であれば、体への負担も少なく、血流の改善や発汗機能の回復もみられます。
余分な水分が水圧で体内の血管に集められ、体外に排出されやすくなります。
夏の暑い時期では5分程度でも効果は期待できますよ。ただし、高齢者や心臓などに持病がある方はお医者さんに相談してくださいね!
舌の裏の血管の状態が悪いと血液ドロドロの可能性が
まずは、舌の裏の見方を紹介しますね。
- 舌先を上の前歯の裏につけるます
- できるだけ大きく口を開けます
こうしてみると、舌の裏に2本の静脈があるのがわかりますが、この静脈が、黒ずんで太く拡張している人は注意が必要です。血液がドロドロの可能性があります。
これは東洋医学でいう、瘀血という症状です。
血液が固まり滞ることで、舌深静脈という2本の静脈が拡張して血管が浮き出ているんです。血管がつまり脳卒中や心筋梗塞の可能性があるので要注意!
また、舌の裏が大丈夫でも舌の表面に黒っぽい小さな斑点があれば、これも瘀血の症状です。舌の表面の黒い斑点は血管が詰まって赤血球が変色したものなんです
ぶらんぶらんウォーキング
- ドロドロ血液を改善するのにおすすめなのがぶらんぶらんウォーキングです。
- 背筋をのばし、目線を上げて、肩・腕の力を抜きます
- 地面を強くけるイメージで大股で歩き、腕がぶらんぶらんと自然に振られるように歩きましょう
背中やおしりの筋肉を意識して使うことで血流アップします!水分もしっかりと摂るようにしましょう。
気候の変わり目は特に体調の変化も注意したい時です。これからは暑くなってどんどんと、体力が奪われていくので、しっかりとセルフチェックシておきましょう!
なんか気になるな…っていうところがあったら早めに病院にいっておくようにしましょう!
[ad]
[ad#ad1]