6月28日放送のゲンキの時間で放送されていたのは肩こり・腰痛・ひざ痛など長年に渡ってある痛みの原因は痛みとは離れた場所にあるということが紹介されていました。その場所がトリガーポイントです。

番組内で長年腰痛・ひざ痛・背中の痛みがある3名の一般の方がでていましたが、東京慈恵会医科大学附属病院のペインクリニックの北原雅樹先生によると、その痛みはまったく違う場所にあることを指摘していました。

トリガーポイントとは

トリガーポイントとは痛みをおこす引き金となる場所のことなのです。この場所は、普段は痛くなく押されると痛みが広がる場所なのです。

トリガーポイントがなぜできる?

同じ姿勢でずっといて筋肉がその状態を維持していると疲れが溜まってきて硬くなります。筋肉に負荷がかかり続けることで筋肉が硬直してしまうことのよってできてしまうのです。

普段の姿勢が大きく関わってくるで、デスクワークを長時間行う人や料理が好きな人は背中にトリガーポイントができて腰痛などの原因になります。

この場合は背中のトリガーポイントを治療することが腰痛の軽減につながるかもしれないということになります。

自分が感じる痛みと違う場所がなぜ痛い

筋肉から来ている神経は一つに集まってくるので、人間の脳では細かい場所はわからなくなります。トリガーポイントのある神経は背骨の中でつながっているためトリガーポイントからの痛みを別の部分からの痛みと脳が勘違いしてしまうのです。

そして、トリガーポイントを放置していると次のトリガーポイントを生むきっかけになってくるのです。

スポンサードリンク

 

トリガーポイントの探し方は

肩こりのトリガーポイントの探し方

  1. 肩の骨と胸の間のくぼみ
  2. 内肘の外側
  3. 肩甲骨を囲むように5ヶ所あります。

トリガーポイントに手が届かない場合はテニスボールを使って探してください。

腰痛のトリガーポイント

  1. ベルトから指3~4本上の背骨両脇
  2. ベルト位置すぐ下の端
  3. おしりの真ん中
  4. おしりの真ん中から少し下
  5. 足の付根の内側と外側

ひざ痛のトリガーポイント

  1. 足の付け根の内側と外側
  2. 膝から指3~4本分上の内側と外側
  3. 膝から手のひら1つ分下の外側
  4. 膝裏外側
  5. 膝裏から手のひら1つ分下の内側

トリガーポイントをほぐす

トリガーポイントは普段痛くなく押したら痛い部分でしたね。トリガーポイントを見つけたら痛すぎない程度に揉みほぐしていきます。背中やおしりなど自分で手の届かない部分はテニスボールを使って1ヶ所30秒・1日2回することが効果的です。

力が強すぎたり長時間行うと逆に痛くなる場合があるので注意してくださいね。

トリガーポイントの最新の治療法は

IMS治療法という方法です。細い針を使い筋肉の奥にあるトリガーポイントを直接刺激することでマッサージでは届かないところへ直接アプローチすることができるそうです。

10年間続いた肩こりがたった5回で治ったそうです。

北原雅樹先生によると現在この治療を受けることはできるとこはあまりないようです。

 

最後に

実際に感じている場所以外のところに原因があることは結構多いです。トリガーポイントのコリを改善させて痛みが楽になったという話もよく聞きます。

長年腰痛や肩こり・ひざ痛に悩まされている方は、痛みとは違う場所を押すことによって、其の痛みが改善するかもしれません。

スポンサードリンク