東大女子の質問に林先生が答える。社会で活躍する方法とは
林先生が6月26日放送の初耳学の中で現役東大女子の質問に答えるというコーナーがありました。東大生向けの質問と回答だったんですが、一般的にも役に立つ内容だったので紹介したいと思います。
目次
東大生は何でもできると思われる
東大生の悩みというのが、何をしても「東大生だから」の一言をもらい、周りからのプレッシャーがスゴすぎるというものです。
東大生が飲食店でバイトをしていた時、外国人のお客さんが来店しました。その時に他の店員から英語で喋ってと言われたけど、そんなに英語得意じゃないし、実際にやったらうまくいかなかったという話でした。
一般的に東大生は何でもできるという印象ありますよね。「日本一の大学を出てる=何でもできる」ってひとくくりにしちゃうんですよね。
この、プレッシャーから打ち勝つにはどうしたらいいのかというものです。この悩み、現役東大女子の9割以上が同じ悩みを抱えているというから驚きです。
まぁ、でも東大生とはいえ、本当の天才は一部だし、東大合格してても、20歳そこそこの若者ですから、人生経験という意味では、まだこれからと言うこともありますよね。
これを、普通の人に当てはめて考えると、「期待してるよ!」と言われプレッシャーがかかった状態で仕事をしているのと同じですよね。
周りのプレッシャーから打ち勝つ林先生のアドバイス
林先生はまずは発想の転換をしていました。東大生だから〇〇ができるでしょ!って言われるんであれば、東大生は〇〇ができると思われている存在なんだということ思えばいいと話します。
なので、できるようにすればいいだけと林先生は語ります。
まぁ、なんでもできるというのは難しいでしょうけど、東大生はこれができると期待されていると捉えることが大事だということです。
できそうならやればいいし、できなければ、東大に合格したからといってなんでもできるというわけではないとはっきり言えばいいんですよね。
別に、東大生ではなくても、「その資格もってたら〇〇できるよね!」とか「前にその経験あるんだったら〇〇できるよね」なんて普通に言われます。
そのときに与えられたのが自分に与えられた課題であり、期待されていること。そしてそれを自分がやり遂げることができるのかということが大事だということです。できなければできないということも必要です。
東大生=社会の成功者ではない
東大に入ったからといって、社会で認められているかといえばそれは別の問題です。林先生はグラフで説明をされていました。
1:東大卒業で活躍できた人
2:東大卒業ではない人で活躍できた人
3:東大卒業でイマイチな人
4:東大卒業以外でイマイチな人
このように分類をしていました。1番ベストな状態は1番なわけですし、東大に入ったからには1になるのが普通だと思っていますが、意外と4番の人が多いそうですよ。
東大を卒業したのにイマイチな人ですね。東大生の視点としては東大卒か東大卒じゃないのかということを考えがちになっている人が多いそうですが、実際社会に出て見られるのは、活躍ができたのかイマイチなのかということなんです。
社会に出たら、東大か出ているかどうかではなく、仕事ができるかできないかで判断しなければいけないわけです。
これは東大生だけではなく、例えば東大の軸を「大卒か大卒でないか」に当てはめたらいいわけです。これって就職するときには若干影響しますが、働き出してからはあまり関係ないですよね。
東大生の場合は、会社で活躍するチャンスは東大卒ということで早めに与えられる可能性は高いが、そこで活躍できなければ、次の人にチャンスが消えていってしまいます。
なので、社会において活躍するにはどうしたらいいのか考えなければいけないんです。
[ad]社会で活躍するには解決と創造
社会で活躍する、しないというのは、人それぞれ目的も違うので、何が活躍、何が成功かは自分で考えなければいけませんが、社会で活躍するには次の2つが重要なんです
- 何かの問題を解決する能力があるか
- 何か新しいものを想像できるか
これができなければ、社会で活躍することは難しいんです。
例えば林先生の場合は、初耳学という番組に出演してすべきことは、0.1%でも視聴率を取るというミッションを解決できるかどうか。なんです。そこに、自分の時間と能力を全部注ぎこみ、与えられた問題を解決できるかなんです。
社会に出てからは、東大生だろうが、一流大卒だろうが、これをできるようにしていくしかないんです。
群像の感覚を鍛える
群像とは多くの人々の姿のことです。群像の中に自分をおいてみて自分がどういう状況でどの役だったらできるのか客観的に見る目ことが大事なんです。
ライバルがいっぱいのところで、自分が能力のないところにいっても活躍できるわけはないんです。
なので、自分の強みは何なのか、自分の実力は周囲と比べてどの程度のところにあるのか客観的に見定められる力が必要になってきます。
社会にでる前の行動が重要
とはいえ、自分が何に得意なのかということに気がつくのはなかなか難しいことです。色々やってみないとわからないことはたくさんあります。
そこで、学生のうちに失敗の実験をしっかりとしておくといいわけです。(まぁ、社会にでてからでもいいと思いますが…)
失敗は不得意な分野を知るための実験ととらえて失敗をして、ここなら活躍できるという自分が活躍できそうな場所を探すことが大事です。
意外と自分が得意と思っていることと、できることは違うので、苦手だなって思うことでもやってみることが大事です。
自分が周りから認められることを探していかないと東大生だろうが一流大卒だろうが活躍することは難しいでしょう。
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社会で生きていくために最も大切な科目は数学
林先生は圧倒的に大事なのが数学だと話します。
林先生の説明がわかりやすいのは、使っている言葉ではなく、言葉にする前の情報処理の仕方要素の組み立て方が数学的ですっきりとしていると考えているんです。
例えば料理の様にセンスや感覚が大切な分野でも数学が得意だと論理的に整理ができるということなんです。
仕事などの物事を解決していくときにはまずは言葉で課題が与えられます。その課題をいかに解決していくかというのは、物事を要素に分解して単純化して考えるモデル化 が大事です。
単純化して、物事を考えることで、課題とどうすればいいのかの解決の糸口が見えやすくなります。だから数学的な考え方が大事なんです。
単純化して見えた解決方法は、説明するときも、わかりやすく説明することができます。そのためには概念で組み立て直す力が必要なので国語が大事になるんです。
林先生は、数学が弱い人の文章は、情緒的で迫力で押し切ろうとするので、説得力がないとしめていました。
ワタシのように一般的な大学を卒業している人であれば、東大生とは違うかもしれませんが、自分が何を解決できて、何を創造できるのかというのは明確にしておいたほうが良さそうです。
仕事をする以上、何らかの価値は絶対に生み出さないといけないですし、問題の解決もしないといけません。
まぁ自分がトップを走れるぐらいな場所を見つけるのは難しいですが、自分が何をするのが得意なんかと言うのは、いつまでも考えておいたほうが良さそうです。
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