一般企業で働いている人は、会社に利益をもたらして自分の給料をもらうわけだから、ノルマがあるのは当たり前ですよね。
営業して、お客さんに物やサービスを提供して、大変なんだろうなって思います。
PT・OT・STなどリハビリの仕事で、医療・介護に関わっていると、あんまりお金を稼げ!っていうイメージはないと思うんですが、リハビリの世界でもお金を稼ぐのは当たり前。
ノルマはあるんですよ。
ただ、病院で働いていると積極的な営業をして患者さんを取ってくる!そんな営業はありまえん。どんなノルマがあるのかまとめます。
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リハビリのノルマ1 患者さんの数(単位数)
PTやOT・STは患者さんが心身ともにより自分らしい生活を送ってもらえるように支援する仕事。
だから、患者さんの体が少しでも動くようになる様に、お風呂とかトイレとか食事ができるように、趣味とか余暇活動ができるように、リハビリをしていくことが目標です。
でも、病院からすると患者さんをちょっとでもいい状態にするのは当たり前で、どれだけ患者さんの数を見ることができるかも求められます。
患者さんの数というか単位数なんですけどね。
20分を1単位として患者さんにリハビリを提供します。1単位〇〇円って決まっていて、20分リハビリを提供すると1単位分のお金が発生します。
1単位当たりの値段は病気とかケガの種類・病院の施設の大きさなどで違います。
1人のリハビリのスタッフが、1人の患者さんに、1単位~3単位(20分~60分)のリハビリを提供して、1日に何単位とるかが病院で決まっています。(僕が働いてきた場所ではそうです)
これまで働いてきた経験から、ノルマになる1日あたりの単位数は18~21単位で、10人~13人程度の患者さんのリハビリを提供することが病院から求められます。
病院のリハビリでは営業活動はしなくてもいい
病院ではノルマになる患者さんを自分で営業して連れてくる必要はありません。
病院に来てくれた患者さんの中からリハビリが必要な人に対して医師がリハビリを処方してくれるので、患者さんは、積極的な営業をしなくてもリハビリを受けてくれます。
ただ、リハビリテーション科の課長とか部長はリハビリが必要な患者さんについて、医師と積極的に話をして、リハビリの人員に対して、リハビリの必要な患者さんが足りないとうことがないように調整する必要はありますね。
リハビリの仕事でも当たり前のことで病院に利益をもたらす必要がある
一般の企業と同じく病院でも収益を上げることは必要です。
慈善事業ではないので、病院の経営を成り立たせる為には、お金を稼ぐことは必要です。
なので、病院にリハビリスタッフとして雇われているのであれば、金銭的な利益を病院にもたらすことは必要です。
PT・OT・STは病院に利益をもたらすことができるから雇われるということです。
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リハビリのノルマ2 学会発表
これは、どこの病院でもノルマというわけではありませんが、勉強を積極的にしている病院は学会発表がノルマのところがあります。
〇〇リハビリテーション病院と名前がついているところは、学会発表を積極的に行っているところが多いと思います。
僕がこれまでに働いてきたところは、強制的な学会発表はなかったですが、リハビリ専門の病院で働いている友人は学会ノルマありでした。
勉強にはなりますが、学会の資料作りなど、残業代なしの残業をしないといけないなんてことも…。
すごく勉強にはなりますが、残業はちょっと…っていう人は学会発表がノルマの病院などは避けたほうがいいですね。
学会発表をすることで、病院での活動を発表する機会になり、病院の名前を知ってもらう機会にもなります。なので、リハビリに力を入れている病院では学会発表がノルマになるんです。
リハビリの業界においてももちろんノルマはあります。
PT・OT・STは病院に利益をもたらすからこそ雇ってくれるんです。一般企業と比べるとノルマはゆるいのかもしれませんが、ノルマがゼロではありませんよ。
リハビリの仕事は患者さんにも、病院にも(病院で働いている場合)利益をもたらさないといけないんです。当たり前ですが。
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