ゼロカロリー食品は太らないは間違い?ダイエットの効果もない?
ダイエットのお供にゼロカロリー食品を意識的に食べている人も多いと思います。
ダイエット中でもジュースとかカップラーメンとか我慢するのは苦しいから、ゼロカロリーの飲み物とカップ麺を食べて欲求を満たします。
「ゼロカロリーだから大丈夫!」
でも、このゼロカロリー食品は食べても太らないっていうのは間違っているんです。2月7日放送の駆け込みドクターで特集されていたのは、健康常識ウソホントスペシャルでした。
[ad]ゼロカロリー食品ってどんな食べ物の事をいう?
ゼロカロリーと言われる食品は、100mlあたりのエネルギーの量が0~5kcalのものをいいます。(糖類ゼロと言われる食品は100mlあたりの糖類が0.5g未満のものをいいます。)
ゼロカロリーの食品はエネルギーは少ないですが、砂糖などの甘味を出すものに変えて人工甘味料を使っています。
甘みがなければ美味しくないものは、人工甘味料を使うことで、砂糖で出せない甘さをだしています。
ゼロカロリー食品などに使われる、人工甘味料の一つにスクラロースというものがあります。(ゼロカロリー飲料などの原材料のところを見ると書いています)
スクラロースは、料理など一般的に使われる砂糖が原料です。このスクラロースの甘さは砂糖の600倍にもなるんです!
砂糖よりも甘いのに、ゼロカロリーと言えるのかすごく不思議なんですが、スクラロースは、体内で代謝されることなく、そのまま排泄されてしまうので、体内に吸収されないから、熱量はゼロなんです。
ゼロカロリーはなぜ太る
代謝もされず、エネルギーにならない、スクラロースの様な人口甘味料を使っていてもなぜ太るのかがすごく不思議。
池谷医院院長の池谷敏郎先生は、強い甘みのある人工甘味料を使っていると脳が刺激されて、習慣的により甘いものが欲しくなってしまうというんです。
そうすると、結果的に量を摂り過ぎてしまって、肥満になってしまったり、2型の糖尿病を悪化させる危険性があるんです。
さらに、アメリカのテキサス大学で驚くべき研究結果がでています。
それは、每日ゼロカロリーの飲料を飲んでいる人は、飲んでない人に比べて、メタボになるリスクが3割以上、2型糖尿病になるリスクが6割以上になるというんです。
この研究の結果などから、ゼロカロリーは太る可能性があるということなんです。
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ゼロカロリー食品を摂ることは意味がないの?
先程のような、ゼロカロリーを飲み続けた方が太るという、データが出ているとなれば、あえてゼロカロリーの食品を摂る事に意味が内容に感じます。
ゼロカロリーは意味がないどころか、太るなら摂らない方がいいのではって思いますが。
でも、池谷先生は、ゼロカロリーの食品そのものには問題がないと話されています。
人工甘味料を使用している分、血糖値が高い人は、血糖が上がりにくいという特徴がありますし、上手に使うことでダイエットの強い味方になります。
では、何が問題なのか?
それは、人の弱さにあります。1ついいことをするとご褒美を自分についついあたえてしまいませんか?
例えば、飲料をゼロカロリーの物をのんでいるから、甘いおやつを多く食べてしまう人も多いはず。
それがどんどん加速してしまうと、結局はメタボや糖尿病に繋がるという結果になるということです。
結局はゼロカロリー食品を摂っているからを理由にして、他でしっかりと食べてしまっている傾向があるっていうことなんです。
まとめ
ゼロカロリー食品を摂ることは糖質の吸収を穏やかにして、ダイエットのために意味はあるんですが、「ゼロカロリー食品を食べているから…」を理由に色々と食べないことです。
ゼロカロリーにしたからカロリー減って大丈夫でしょと、カロリーの高いものを摂ってしまえば、全く意味がなくなるということです。
ゼロカロリーのものを選んでも、間食や食事の量を増やさないということが必要です。
また、カロリーも大切ですが、食後血糖がダイエットのためには大事だと言われています。
ゼロカロリーでも他のカロリーの高いものを摂ってしまうと、食後血糖が上がり、インスリンの分泌を促し、脂肪として体内に吸収されてしまうかもしれません。(カロリーよりも糖質制限!GI値を知って血糖の急上昇を抑える!)
ゼロカロリーは補助的で、每日の食事量や食事の内容を見直すことがダイエットには一番大事だということです。
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