林先生が驚く初耳学で紹介されていた、美味しい卵焼きの作り方です。なんと、卵焼きには水をいれることで美味しくなるというのです。なぜ、水をいれると、美味しくなるのか…。それは現在の家庭料理のあり方が間違えだらけになっている点があるからなのです。
そんな家庭料理の間違いと正しい方法を教えてくれていたのが、分とく山総料理長の野崎洋光さんです。
野崎さんは2004年のアテネオリンピックの際、長嶋監督の指名のもとで総料理長をした経験をもつ、凄腕の料理人です。
野崎さんは料理の世界では当たり前とされていることが家庭料理では当たり前ではないということがあると話されています。
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間違えている家庭料理
例えば今が旬のイワシの生姜煮ですが、イワシやサバなどのくさみを抜くのに生姜を使いますよね。しかし生姜で臭みがとれるというのはウソなのです。そもそもスーパーで売っている魚はそれほど臭みのあるものは売っていないからです。
冷蔵庫もなく物流の悪かった昔では生姜で臭みをとるということは必要だったのですが、物流がよくなった今の時代にはそぐわない調理法なのです。
これと同じように調理法として間違えているのが玉子焼きです。
卵焼きはだしを入れるより水をいれるほうが美味しい
卵焼きに味付けをするときに出汁を入れる人は多いのではないでしょうか?出汁のきいた卵焼きは確かに美味しいのですが、出汁のせいで卵そのものの味が分からなくなってしますのです。
つまり、卵焼きの旨味はあくまでも卵ということがポイントなのです。
だし巻きは作って、しばらく時間を置いた時にどうしても味が落ちるために、出汁で旨味を補足しておかないと美味しく感じられないのです。
ですから、だし巻きはお弁当など食べるまでに時間を要するものには向いているのですが、作りたてを食べる家庭料理には向いていないのです。
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美味しい水入り卵焼きの作り方
材料は
- 卵…3個
- 砂糖…大さじ1
- 薄口醤油…小さじ1
- 水…50cc(卵3個の場合)
作り方はボールに卵3個を溶いて、砂糖と薄口醤油を入れて混ぜます。そして卵の量に対して1/3の水を入れます。後は焼くだけです。
卵に水を入れて美味しくなる理由とは
卵をそのまま焼いてしまうと固いです。固いと味を感じにくいので、水を入れて卵を少し緩めて上げることによって味を感じやすくするのです。
水は食材の味や風味を舌に伝達する役割を持っています。ですから適量の水をいれることによって素材の味を感じやすくなり、卵の旨味・風味を引き出すことが出来るのです。
昔から受け継がれていることは、物流の流れや技術革新など、環境が変わることで正しい調理法は変わっていきます。昔ながらの調理法がすべて間違っているわけではないですが、今の技術に合わせた調理法でより美味しい物を作ることができるのです。
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