7月18日の読売オンラインの記事にダウンサイジングターボ(エンジンを小さくして燃費を向上させ、ターボでパワーを補うシステム)はハイブリッド車(モーターとエンジンを両立させたもの)に比べて割安という記事が紹介されていました。
最近ではダウンサイジングターボを搭載した車は増えていますが、最近ではミニバンにもダウンサイジングターボのエンジンが搭載されました。
その車がホンダの『ステップワゴン』です。
ステップワゴンは従来2000ccのエンジンを1500ccのエンジンへ排気量を落とし、ターボでパワーを補っています。
同じクラスのミニバンでハイブリッドを採用している車にはトヨタのノア(ボクシー)があります。
この同クラスのミニバンでダウンサイジングターボがいいのかハイブリッドがいいのか勝手に比較をしてみたいと思います。
ステップワゴンとノアの比較
グレードによって購入金額も変わってきますので、今回はトヨタノアの『HYBRID G』本田ステップワゴンの『G・EX』のグレード比較をしてみます。
ノア | ステップワゴン | |
---|---|---|
3,054,857円 | 本体費用 | 2,588,000円 |
144,627円 | 諸費用・税金 | 163,990円 |
3,199,484円 | 合計 | 2,751,990円 |
エンジン:99PS |
最高出力 | 150PS |
エンジン:14.5kgf・m/4000rpm モーター:21.1kgf・m |
最高トルク | 20.7kgf・m /1600~5000rpm |
23.8km/ℓ | 燃費(JC08) | 16.2㎞/ℓ |
上記の金額はオプションなどはまったくつけない状態での値段です。ノアハイブリッドとステップワゴン(ダウンサイジングターボ)の初期の値段の差は447,494円です。
初期費用で買いやすいのはやはりガソリンのみのダウンサイジングターボ車になります。この差額をガソリン代で取り返すのはどれぐらいかかるのでしょうか。
実際の燃費は運転の方法で変わりますがJC08モードで計算してみます。
年間10000㎞走行するとして計算してみましょう。ガソリン代は7月19日時点の平均140円/ℓで計算します。
10,000㎞走るのに必要なガソリン代はステップワゴンが86,420円、ノアが58,824円です。10,000㎞の走行で27,596円のガソリン代の料金差です。
約16万キロ走ることができればガソリン代で元を取ることができることになります。なかなか走らないと元を取ることができないですね。
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ダウンサイジングターボのほうがいい。
新車購入時の3年後の車検時にはハイブリッドのほうが重量税での優遇を受けることができますが、それでも経済的にハイブリッドのほうが得には思えません。
ハイブリッドの場合バッテリーの電池の寿命の問題もあります。バッテリーが電池残量がなくなって走らなくなるということはないと思いますが、エンジンで走る機会が増えて燃費が悪くなる可能性は考えられます。
そう考えるとハイブリッドよりもダウンサイジングターボのほうがメリットが高いのかもしれません。
ダウンサイジングターボの加速力は
今回はダウンサイジングターボとハイブリッドの経済的な比較をしてみました。ダウンサイジングターボのほうが初期費用も安く、燃費もそれほど悪くないです。ターボの力でパワーも補うことができているので、ダウンサイジングターボの車のほうが購入しやすいでしょう。
ダウンサイジングターボ車の試乗をしてみて、乗り味が悪くなければ、そちらを選ぶ方が計税的にはお得だと思います。
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