9月27日放送の林先生の初耳学で携帯電話にまつわる面白い話が紹介されていました。

アメリカウエストバージニア州にあるグリーンバンクでは携帯電話の使用が禁止されているのです。

このご時世に携帯電話を禁止…。どうやって生活をするの…。というレベルなのですが、この街では携帯電話だけではなく電波を発するもの電磁波を発するものが一切禁止されているのです。

そんな理由が紹介されていたのですが、その理由は想像が付きますか?

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使ってダメなのは携帯電話だけではない

グリーンバンクはニューヨークから車で8時間もかかる場所にあります。広大なアメリカなのでこれぐらい普通なのかもしれませんが、人工は150人とそれほど多くはない街ですね。

グリーンバンクは電波・電磁波の使用の厳しさはすごいもので、ピンマイクの電源を入れるだけでも、地元の電波パトロール隊がやってきて、電波の出るものに対しての注意がされるのです。

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かなり厳しく、電子レンジは電磁波を発生させるので原則使用禁止なのです。電子レンジを使いたければ、電磁波をカットするボックスに入れて使用しないといけないのです。

また、車もガソリン車はプラグから電磁波を発生させるため、禁止なのです。ディーゼル車しか利用できません。

さらに、デジタルカメラも電磁波を発生させるので使用禁止なのです。

これほどまでに厳しく規制する理由は何なのでしょうか。

世界最高峰の電波望遠鏡が存在する町

それは、世界最大級の電波望遠鏡が存在するからです。グリーンバンクにある電波望遠鏡は高さ約150mパラボラの幅100mもある超巨大な電波望遠鏡なのです。

そのため、グリーンバンクは1958年から国指定の電波規制地区となり、アメリカ宇宙観測の一大拠点なのです。

電波望遠鏡というのは電波を使って宇宙を観察することのできる世界最高峰の望遠鏡なのですが、携帯電話などの電波やその他機器の出す電磁波が観測の妨害となるので電磁波が厳しく規制されているのです。

この電波望遠鏡を使うと宇宙にある電波をキャッチして今まで見えなかった星の観測ができるのです。

何万光年も離れた星の誕生を検知したり、ブラックホールの研究がされています。

そして新たなプロジェクト、地球外生命体を探すプロジェクトが始動しているのです。これには理論物理学者のホーキング博士やフェィスブック創始者のマーク・ザッカーバーグも出資する『ブレイクスルー・リスンプロジェクト』という計画で10年で約124億円規模を書けて宇宙探索をするのです。

すごく大きな話ですね。しかし宇宙観測意外でも注目がされているのです。

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現代社会が生み出す問題電波過敏症

アメリカでは電磁波過敏症という健康問題があります。正式な病名とは認められていないのですが、送電線や電化製品などから出る電磁波を浴びると頭痛や吐き気などの症状を訴える人のことを言います。

この電磁波過敏症の人がグリーンバンクにくると、ずっと苦しんでいた頭痛や吐き気から開放されるといいます。

生活は不便にはなりますが、便利な物を使うと電磁波から逃れられないというのも現代社会の実情でしょう。

ですからグリーンバンクのように電磁波・電波を規制する場所に移住して体調を復活させる人もいるのです。

因果関係が認められていないということで、正式な病気として認められていないということですが、実際に良くなっている人がいるのも事実。何らかの関係がある可能性の方が高いですよね。

 

電波望遠鏡のために電波・電磁波を規制した結果、電波過敏症と言われれる人たちの癒やしの場を提供しているということになっていますね。

現代社会では便利さを手放すことはできませんが、ヒポクラテスはこのように言ってます。「人間は、自然から遠ざかる程病気が近づく」

結局便利さを手に入れるために、健康を犠牲にしているということですよね。私達は本当に大切なモノはなにか少し考えさせられる初耳学でした。

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