スキーやスノボに、自家用車で行くときには前日の夜中に家を出て早朝にスキー場ついて仮眠をとる。
というパターンの人は多いのではないでしょうか。
スキー場から離れている場所に住んでいると、朝から1日スキーを楽しみたいという人も多いですし、
早くについて朝だけ滑って昼からさっさと帰るという人もいますよね。
スキー場で車内泊をするのはかなりハードな環境になります。
断熱材がたっぷり入っているわけでもなく、鉄板とガラスでできている車ですから、車内は冷えまくります。
スキー場で車内泊ともなると、外の温度は氷点下10℃を下回ることにもなり、かなり過酷な環境で寝ることになるので、
それなりの準備が必要になります。
アイドリングをして暖房をつける
スキー場でよく見かけるのは、アイドリングをして暖房をかけて仮眠をとることですよね。
これが1番暖かいですし、短時間であればこの方法が1番いいですね。
一酸化炭素中毒に注意が必要
この時に気をつけて置かないといけなのが、一酸化炭素中毒です。
雪が降っていなければいいですが、雪が降っている場合はマフラーが雪で塞がれ、
室内に排気ガスが入ることによって最悪の場合、命に危険が及ぶというものですね。
降雪量にもよりますが、こまめなマフラー周りの除雪が必要になります。
アイドリングをすることでガソリンを消費する量は
アイドリングをしていると当然ながら、ガソリンを消費することになります。
エンジンの大きさにもよると思いますが、ある車のデータによると以下の様なものがあります。
マツダMPVのL3-VE型エンジン。2300ccの直列4気筒エンジンで1分間に22mlのガソリンを消費しているというデータがあります。
この大きさだと1時間のアイドリングで1.3ℓのガソリンを使用することになります。
またFIT2の1500ccで5分程度のアイドリングで100mlのガソリンを使用していました。(エアコンフルオート使用)
コンパクトカーでも1時間で1200ccのガソリンを使うことになります。
※FIT2のデータはユピテルの燃費消費計を参考におおよそのデータをのせています。
雪道を走る時は、摩擦係数が下がってしまうので、エンジンで生み出したパワーをタイヤが路面に効率よく伝えることができず、
燃費が悪化する傾向にあります。
また、スキー場の帰りには渋滞に巻き込まれる可能性も高くなります。
地方のガソリンスタンドは閉店も早いこともあり、思うように給油できない場合もあります。
ガス欠は絶対に避けたいので、スキー場に入る前にしっかりと給油しておく必要があります。
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エンジンを止めた状態で車内で耐えることができるか
エンジンを止めた状態で車内で寝る場合はそれなりの装備が必要になります。
スキーウェアに毛布だけでは厳しいです。
JAFが行っていた『厳冬期の車中泊。寒さをしのぐ対策は?』という実験の中では、
毛布に使い捨てカイロを4枚ほど体に貼った状態で朝まで耐える事ができていました。
朝の外気温が約-13℃にもなり、車内温度は-7℃にもなるのです。
私自身も毛布とスキーウェアで車内泊を経験したことがありますが、
残念ながら朝方4時ぐらいになると寒すぎて寝ることができなくなってしまいました。
また冬用の寝袋を使った状態でも、朝方になると寒く車内泊をする気にはならないという声も聞かれています。
個人的な経験上では、エンジンを止めた状態だと冬用の寝袋と毛布の両方を使うことが最低限必要だと思います。
さらにはカイロがあると完璧です。
そして、スキー用のフェイスマスクなど着用して、顔が冷えるのを守れるとさらにいいですね。
寝袋は-15℃以下でも耐えることができるものを使わないといけませんね。
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まとめ
スキー場での車内泊はかなり過酷な環境で寝ることになります。
それなりの装備を用意しておかないと、命の危険に及ぶ場合もあります。
雪が激しく降る中の車内泊ではエンジンをかけながら寝ることが困難になります。
スキー場で寝ることを考えている場合は、寝袋、毛布、カイロなど、必要な装備を必ず持っておくようにしましょう。
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