11月17日放送のバイキングで放送されていたのは、小籔が案内してくれる神さんぽ。今回の神さんぽは外国人が選ぶ日本の観光スポット1位の京都伏見稲荷大社です。
京都伏見稲荷大社は約1300年前に創建。全国に約30000社あるといわれる稲荷神社の総本宮です。五穀豊穣・交通安全・家内安全・商売繁盛・縁結びにご利益があると言われています。
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伏見稲荷大社の入り口にはなぜキツネがいる?
一般的な神社でよく見かけるのは狛犬ですが、伏見稲荷大社ではキツネがいます。その理由は分かりますか。
それは、伏見稲荷大社のご祭神、稲荷大神は「五穀豊穣」の神様です。稲を食べる天敵はネズミです。そのネズミを食べるのがキツネなのです。天敵を食べるキツネを神様の使いとして扱われる様になったといわれているのです。
伏見稲荷大社の桜門のエピソード
伏見稲荷大社にある楼門は15mもあり京都で1番高いものとなっています。
これを建てたのが豊臣秀吉。
1588年秀吉の母の大政所が病に倒れた時に、伏見稲荷大社に命乞いの願文をもって母を病から救ってくれとお願いしたのです。
その結果病は完治し4年間生きながらえたと言われています。
その御礼として楼門を秀吉が建てたのです。
しかし、秀吉はこれだけでは終わりませんでした。秀吉の養女豪姫がキツネに憑かれたと言われています。
その時に、秀吉はキツネをとらなければ、全山のキツネを殺すとお稲荷さんを脅迫したというエピソードも残っているのです。
秀吉はなかなかな自分勝手ぶりを発揮しています。
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千本鳥居が置かれるようになったのは奉納ブーム
応仁の乱で全焼し1499年に一から立て直している社殿。その社殿の奥にいくとあるのが、千本鳥居です。
千本鳥居は実際に鳥居の数は約800本あります。(伏見稲荷大社全体では1万本以上の鳥居があります)なぜこんなに大量の鳥居がおかれるようになったのでしょうか
大量の鳥居が置かれる理由は
鳥居奉納のブームを作ったのが三越。
江戸時代に三井越後屋として商売をしていたときに、近くにあった三囲稲荷神社を参拝したところ、業績がアップし大成功。
そこから、江戸の庶民の間で稲荷神社ブームがおこり、稲荷番付やガイドブックが売られるほど庶民に浸透したと言われています。
このころから、願いが通ったという意味で、総本宮の伏見稲荷大社に鳥居を奉納するのが流行したのです。
鳥居の奉納は誰でも出来る
鳥居は誰でも奉納出来るのです。気になるのがそのお値段ですが、サイズによって値段は変わります。
千本鳥居と同じ1番小さい柱の太さが15㎝の5号サイズで17万5000円
柱の太さが30㎝の10号サイズで130万2000円~(鳥居の高さや置く場所で値段が変わります。
千本鳥居の方は現在は順番待ちをする状態で、鳥居が朽ちてきたら交換という形を取るので、奉納できるようになるまでは時間がかかります。
伏見稲荷大社のおもかる石
伏見稲荷大社で人気なのがおもかる石。石灯籠の上の石を持ち上げた時に予想よりも軽いと願いが叶うと言われています。
願い事がある人は伏見稲荷大社にいった時はおもかる石を持ち上げてみましょう。
様々なご利益があるお山巡り
10000もの神さまがいると言われなんにでもご利益があるといわれる稲荷山を回るお山巡り。おすすめのを紹介します
病気治癒にご利益がある『薬力社』。健康が守られるという水が湧いていて、その水を使って薬をのむとよく聞くと言われています。
目の悩みにご利益があるとされるのが『眼力社』。社の隣にいるキツネは神様のつかいを受けて飛んできた様子を表し、目を撫でると目の病気が治ると信じられています。
のどの悩みにご利益が有るとされるのが『おせき社』。咳や喘息にご利益があると言われ、こちらにおいてあるキツネはご利益にあやかって喉を守るように首かけをしています。
稲荷神社といなり寿司の関係とは
伏見稲荷大社の周辺にはいなり寿司を販売している店が多く、いなり寿司の激戦区なのですが、稲荷神社といなり寿司の関係はわかりますか?
元々は庶民の間で傷みにくい食べ物として油揚げをお供え物に使ったのです。そしてそこから、稲荷神社に祀られるキツネの好物として言われるようになりました。
その由来から油揚げで包んだ寿司をいなり寿司と呼ぶようになったのです。
関東では五穀豊穣を表す俵型 関西ではキツネの耳をイメージした三角型のいなり寿司が食べられているのです。
伏見稲荷大社は千本鳥居で有名ですが、そのご利益は様々な物があり、稲荷神社の総本宮でもあります。京都に行った際には伏見稲荷大社を神さんぽしてみてはいかがでしょうか。
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