ストレスがあると長生きできる?試験も仕事もうまくいく!

世界一受けたい授業で放送されていたのは、「ストレスはあった方がいい?ストレスを力に変える方法」というものでした。

ストレスを受けるから長生きできないとか健康になれないとか思い込んでいる人はいませんか?

実はその考え方間違っているかもしれませんよ。ストレスが体に悪い本当のところはあなたの心にあったのです。

スタンフォードの自分を変える教室という60万部のベストセラーの著者スタンフォード大学健康心理学者のケリー・マクゴニガル先生がストレスについて知っておいたほうがいいことをたくさん話していたので紹介します。

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ストレスは体に悪くない!思い込みがストレスを悪に変える

ストレスは体に悪いというのが、私達の共通認識でほぼ間違いないとは思います。そんな認識にまった!をかけた調査がアメリカでおこなわれました。

アメリカで3万人を対象にストレスと思い込みに対しての調査が行われました。その調査によると、ストレスが体に悪いと思い込むだけで死亡リスクが43%増加しているということがわかったのです。

逆にストレスはむしろあったほうがいいと前向きに思い込むと、死亡リスクの上昇が全く見られないということもはんめいしました。

実は、ストレスそのものが悪いことではなく、悪いのはストレスが健康に良くないと思い込むことだったのです。

ストレスはあったほうがいいと思い込み受け入れることが重要なのです。

思い込む力を侮ってはいけない!

思い込むだけでそんなに変わるの?本当?って感じですが、本当なのです。

あるホテルの女性客室係は1時間に300キロカロリーを消費しているのにも関わらず、太めの体型の人が多かったのです。

この女性客室係の人たちを対象にハーバード大学が研究をしました。

女性客室係の人たちに運動に関するアンケートをとると、全く運動していないが1/3。残りの2/3が定期的な運動をしていないと回答しているのです。普段はまったく運動をしていないということがわかりました。

この女性客室係の人たちに、ホテルの仕事は立派な運動であることをポスターや朝礼などで教えました。そうすると仕事内容は変わらないのにも関わらず4週間後、体重と体脂肪率が減少したのです。

人は思い込むだけで痩せるということがわかったのです。

他にもまだあります、アメリカで行われた思い込みと寿命の研究です。 

歳をとることは、知識や経験が豊富になるとポジティブに思い込む人と、自分は役立たずだとネガティブに思い込む人の寿命を比べると、ポジティブに捉える人の方が寿命が8年長いことがわかったのです。

ネガティブな人はどうせ年をとると健康になれないと思い込み運動をしないのに対して、ポジティブな人はやればできると、素直に医師のアドバイスに従います。健康のために運動をした人が多く、それらのことが長生きに繋がるのです。

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ストレスを受けるとどんな反応が起こるのか

ストレスがかかると心拍数があがり心臓がドキドキします。心臓の血管が収縮するのでしんどいんです。

ハーバード大学の研究ではストレスは体にとってよいものだと思い込ませるとストレスを感じても、心拍数は上がったままですが、心臓の血管が収縮しないことがわかったのです。思い込むだけで体が反応することがわかったのです。

アメリカのニューオーリンズ大学がスカイダイバーを使ってストレスの研究をしました。

ベテランダイバーと初心者ダイバーの心拍数どちらが速いかを研究したのです。正解はベテランダイバー。ベテランダイバーの方が高いのです。これは悪いことではないのです。飛びたいと思うほどワクワクどきどきして集中力が高まると話します。

ベテランはストレスを集中力に変えて困難に対処できる状態を作り出しているのです。

さらに、スタンフォード大学の動物を使った研究です。

子ザルを母親から引き離してストレスを与えると、母親から過保護に育てられたコザルより物怖じしなくなることがわかりました。ストレスが脳の前頭前野を発達させ不安などを抑えることで、物怖じせずに活発に動けるようになったのです。

ストレス体験から強く成長することができたのです。

ストレスはないほうが危険!

ストレスはないほうが危険と言われています。ストレスのないリラックスした退職後の生活はうつ病を発症するリスクが40%高くなるというデータもあります。

退職するとずっと家にいてリラックスをしていますよね。リラックスしている状態では、自律神経の中でも副交感神経が高まった状態になります。副交感神経が優位に働くと血管が開き、血流が悪くなります。

それに加えて運動もしなくなるので自律神経の総合力が下がり血流が悪くなります、結果うつ病になってしまうのです。

試験でのドキドキは力に変わる

テストを受けるストレスでドキドキすることは、テストで良い結果を生むのです。アメリカの中学・高校・大学でテスト中にアドレナリンの量を計測するという実験をしました。

ストレスで興奮するとアドレナリンが分泌されます。アドレナリンが分泌されて興奮状態にある生徒と、リラックスした生徒でその成績を比べてみました。ストレスで興奮しアドレナリンの量が増えた学生の方がテストで良い結果を残していたのです。

アドレナリンは五感を研ぎ澄ませ意識を集中させる作用があるのです。なので、テスト中にドキドキしたら、今日はストレスがあるからうまく行きそうだと思えば大丈夫です。ポジティブに捉えることで良い結果がついてくるのです。

ストレスのチャレンジ反応

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ストレスはチャレンジ精神を生みます。これをストレスのチャレンジ反応といいます。

アスリートだけではなく、チャレンジする人は、血管の収縮がなく鼓動が速くなりエネルギーが全身に送られます。そうするとアドレナリンが分泌され興奮をします。五感が研ぎ澄まされるわけです。

チャレンジ反応が出ると、前向きに捉えてよい結果につながるわけです。

チャレンジ反応にするために最も効果的な方法は自分に自信をもつことです。

どうすれば自信を持てるのか…。それは、個人的な強みを認識することです。どれだけ準備を重ねてきたか、過去に問題を乗り越えた経験などを思い出して行きましょう。そうするとストレスがチャレンジ反応に変わります。

まとめ

ストレスは体に悪いと思い込むだけで、体に悪いものに変えてしまうということがわかりました。

ストレスのかかりすぎもよくないですが、ある程度のストレスは自分を成長させるため、次のステップを踏むためのものだと思い込んでしまうことで、試験でも仕事でもいい結果がついてきます。

どんなことでもなるべくポジティブに捉えて、ストレスと上手く付き合っていきましょう!

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