6月30日放送のスーパードクターズに登場していたのは乳がん治療のスペシャリスト福間英祐先生です。

福間先生は乳がんの治療はほとんど傷をつけず日帰りで手術をすることができるのです。そんな福間先生がいるのは千葉県鴨川市にある亀田総合病院です。

乳がんの患者さんの数は日本乳がん学会に登録されている患者数で見ると2011年に48,481人の方が乳がんを患っています。その中でも30代後半から患者数は増え始め、40代~60代の患者の数は44.4%になっています。

仕事も子育でも頑張っている時期に発症する人が多いのです。

福間先生の治療法

福間先生は乳房を保存してその傷も小さくすむ内視鏡を使った凍結療法をされています。がんに針をさして腫瘍を凍らせることによってがん細胞を無力化する方法なのです。

福間先生が言うには、凍結療法のいいところは手術したことが全くわからないということなのだそうです。そして痛みがなく、日帰りで手術ができるのです。

凍結療法は局所麻酔を使うため、意識があるなかでの手術になります。針を腫瘍の中心に送り込むと液体窒素によって一気に凍結させるのです。がんを凍結させるのは直径4mmの氷ができるまで凍結させます。

テレビに出ていた患者さんは約10分で細胞が凍っていました。患者さんの話では針を動かしたときの突っ張ったような感じしかわからないそうです。

さらに取材していたディレクターが乳房を触ると保冷剤みたいな感じがすると言ってました。

腫瘍に針を挿していく時には傷を目立たなくするために乳輪の脇から針を刺します。この針の傷口は3mmしかないのです。

女性にとっては最高です。手術後は念の為に外来で放射線治療を受けるようです。

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凍結療法の条件

ただこの治療を受けるにはそれなりの条件があります。

  • がん組織が1.5cm以下
  • 転位がない場合

そしてこの治療は自費診療になるため36万7500円のお金がかかります。

これは亀田総合病院の場合です。

福間先生はこの治療を「検診を受けた方のご褒美治療」と言っておられますので、定期的に検診を受けることが大切になります。

がん組織の大きさの割合

がん組織が1cm未満の人は全体の約20%です。この段階でがんが見つかった方の半数が検診を受けておられます。

さらに1cm~2cmのがん組織の人は全体の34%の方がおられます。この場合でも検診で発見されているのが半数を超えています。

最後に

女性にとって乳房は、女の象徴でありとても大切なものだと思います。がんにかかってしまい命と乳房の選択を迫られる場合もあるかもしれません。

男にとっては命に変えられなと思うかもしれませんが、女性にとっては乳房は命と同じぐらい重要なものだと思います。

大切なものを失わないためにも定期的に検診を受けて早期発見・早期治療で命も乳房も守れるようにしてください。あなたの命を大切に思っている人はきっとあなただけでは無いですから。

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