洗濯しても、なかなか落ちないシミ汚れって色々あります。汚れが落ちないとがっかりするし、なんか洗濯した気分にもなりません。
でも、汚れの原因に合わせて、洗濯することで、諦めていた汚れも落とすことができるんです!
汚れに合わせた汚れの落とし方をまとめてみました!
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Yシャツの襟元の黄ばみと汚れと臭いを落とす方法①
テレビ番組でおなじみの家事エモンが激落ちさせていたシャツの黄ばみと臭いを落とす方法を紹介します。
同じシャツを着続けていると、襟元がどうしても黄ばんでしまいます。これを落とそうと思う専用の洗剤を使ったり、クリーニングに出さないとなかなか汚れが落ちません。
襟元に洗剤をつけてブラシで擦ったり、しばらく浸けおきをしてから洗濯機にかけて洗濯するという方法をとると思いますが、黄ばみは落ち切らないですよね。
こんなガンコな襟汚れを落とすのに家事エモンが使っていたのが次の2つ。
- 『鍋』
- 『酸素系漂白剤』
ちなみに、鍋はアルミのものだと表面が剥がれてしまう可能性があるので、ステンレス製の鍋を用意してください。
酸素系漂白剤について
家庭で使う漂白剤には2種類あり、『塩素系漂白剤』と『酸素系漂白剤』の2種類があります。
塩素系漂白剤は漂白力・殺菌力が強くトイレ・台所・カビ用に使われます。一方の酸素系の漂白剤は繊維を痛めず汚れを落とすので、衣類にも使えるのが特徴です。
鍋と酸素系漂白剤を用意したら次のように使います。
黄ばみと臭いの落とし方
① 鍋にシャツ全体が浸かる水の量を用意します。
番組ではシャツ2枚の漂白をしていて、水2リットルを用意していました。水2リットルに対して、酸素系漂白剤15g入れます。
② 全体に溶けるようによくかき混ぜます。
③ 酸素系漂白剤が全体に溶けたらシャツを鍋の中に入れ、火にかけます。
④ 火加減は弱火にしてお湯の温度をじっくりあげていきます。
お湯は沸騰させずに80℃ほどになるまで煮込むことがポイントです。鍋の様子をしっかりみてもらうことと、ふきこぼれには注意してください。
⑤ 80℃程度になったら火を消して、浸けおきしておきます。
⑥ 1時間程度しっかりと熱を冷ましたら、普通に洗濯機にかけるだけ。
⑦ 使った鍋は食器用洗剤でしっかりと漂白剤を落とすことを忘れずに。
酸素系漂白剤の温度との関係
酸素系漂白剤は50℃の時に漂白作用が最大限に発揮され、40℃の時に酵素が活性化し汚れを落とす成分が最大限に発揮されるのです。
一度お湯の温度をあげてから冷ますことで、漂白作用と、酵素の作用を最大限に発揮するお温度をわざわざ計らなくても作り出すことができるのです。
さらに臭いの原因菌は70℃前後で除菌されるとされているので、消臭効果までも期待できるのです。これだけで襟元の黄ばみと臭いがとれるんです!
Yシャツの襟元の黄ばみや汚れを簡単に落とす方法②
汚れを落とすには原因となっている成分に合わせた洗剤を選ぶことが大事!
Yシャツの襟元の黒ずみ汚れは皮脂などの油が原因なんです。
襟元に付いた油が空気の汚れをくっつけてしまい黒ずみ汚れになってしまうんです。
Yシャツの襟汚れが油汚れだと考えると、油を落とす洗剤が有効なんです。油を落とす洗剤といえば『食器用洗剤』です。
- 食器用洗剤を直接汚れにつけて、歯ブラシで約2分間こすります。
- 食器用洗剤を水で洗い流します。
- 最後に漂白剤につけて、洗濯機にいれれば、キレイに落ちます。
絶対に、食器洗剤は直接洗濯機にはいれないでくださいね。
食器用洗剤で洗濯をすると泡がたちすぎます。
その結果、摩擦がおこりにくくなって洗浄力を落としてしまいます。
なので、洗濯機に入れずに油汚れ部分に直接塗ったりつけることがポイントです。
Yシャツの襟元の黄ばみや汚れを簡単に落とす方法③
この方法はためしてガッテンで紹介されていたYシャツの襟元の黄ばみ汚れを落とす方法です。
必要な材料はこれです。
- 台所用洗剤(濃縮タイプ):大さじ1(研磨剤が入っているものは避けて下さい)
- 酵素系漂白剤(粉):大さじ半分(粉末タイプの方が汚れが落ちやすい)
- 水:大さじ2
① 台所用洗剤と酵素系漂白剤を容器に入れて混ぜます。
② ①がある程度混ざったら、そこに水を加えてよく混ぜます。
③ ②がよく混ざったら、シャツの黄ばんでいる部分に塗りこみます。
④ 黄ばみ汚れに塗った洗剤を歯ブラシを使って染み込ませていきます。
⑤ 1分間を目安においておきます。汚れがキツイ場合は時間を少し伸ばします。
⑥ 時間を置いたら、洗濯機を使って通常通りに洗濯をします。
これで、襟元の黄ばみ汚れが落ちます。
着るたびに洗濯をしていれば、3ヶ月に1回程度の頻度で大丈夫です。すすぎは十分にするようにしてください。
※酸素系漂白剤は粉末タイプのほうが、汚れが落ちやすいですが、ウール・シルク・金属繊維には使えないので注意してください!
シャツの襟元を黄ばみにくくする方法
シャツの黄ばみはなかなか落とすことができないので、できたら黄ばみを予防しておくのが1番です。
使うアイテムは『セスキ炭酸ソーダ水』です。
セスキ炭酸ソーダ水にはタンパク質を分解する効果があるので、黄ばみを予防することができるのです。
洗濯をする前に襟元にセスキ炭酸ソーダ水をふりかけるだけでOKです。
ただしウールやポリエステルなどのおしゃれ着は繊維を傷つけるので使用厳禁です。
血液汚れの洗濯!時間が経っても大丈夫落とし方!簡単に落ちる
子供が遊んで転んでしまって、シャツが血で汚れたり、寝ている間に鼻血が出て洋服が汚れる、などなど、その他にも血液で服が汚れることって結構あります。
血液の汚れは頑張って洗っても、なかなか落ちないんですよね…。そして時間が経つと血液の跡が残ってしまいます。一般的には血液の汚れは叩いて落とそうとしても落ちないし、漂白座を使っても汚れが薄くなるだけでほとんど落ちません。
私も子供の時はよく鼻血を出して、布団を汚してしまい、血の跡が残った布団で寝ていた苦い思い出があります。そんな洋服とかシーツなどに付いた血液をキレイに取ることができる方法gああります。
この血液の落とし方を教えてくれていたのはクリーニング「CHAM」を営んで20年。100件以上のクリーニング店で技術指導も行っているクリーニングのプロ広井修さんでした。
時間が経った血液汚れを落とすにはコンタクトレンズの洗浄液を使う!
時間が経った血液のしみを落とすために使うアイテムはコンタクトレンズ用の洗浄液です。血液のしみにコンタクトレンズの洗浄液をかけるとキレイに落ちます。
なぜ、血液のしみが落ちにくいのかというと、血液に含まれるたんぱく質が原因なんです。
ケガをした時時間が経つと固いカサブタができますよね。つまり血液中のたんぱく質は固まる性質があるから普通に洗濯してもなかなか落ちないんです。
コンタクトレンズの洗浄液にはコンタクトレンズに付着したたんぱく質を落とすためにたんぱく質の分解酵素が含まれているので、コンタクトレンズの洗浄液を血液汚れにかけると、たんぱく質を分解して落としやすくしてくれるんです。
僕も実際にコンタクトレンズ用の洗浄液を使って見ましたが、びっくりするほど血液汚れを落とすことができました!本当にびっくりです!
コンタクトレンズの洗浄液がを使わない人は生姜を使う
コンタクトを使う人は、コンタクトレンズの洗浄液が常備されていると思いますが、そうじゃ無い人は、血液汚れのためにコンタクトの洗浄液を買うのもなかなか難しいです。
そんな時は「ショウガ」を使うと血液汚れを落とすことができます。
ショウガはたんぱく質を分解する働きがあるため、お肉を柔らかくするときにも使われますよね!そんな生姜の絞り汁を直接、血液の汚れにつけて1時間後に洗濯をすれば、きれいに血液汚れが落ちます。
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泥汚れは洗剤をいきなり使って洗うと逆効果。泥汚れを効率よく落とす方法
外で遊んできた子供の服や、現場仕事で衣類についた泥。これを洗濯機で落とそうと思ってもなかなか落ちないんですよね。
そんな時はこのようにすると泥汚れは落ちやすくなります。
①泥汚れを完全に乾かして、できるだけ叩き落とす。
泥の落とし方のセオリーは初めに乾かしてできるかぎり叩き落とす事が鉄則です。水で濡らと繊維の奥まで泥が入り落ちにくくなるのでやってはダメです。
②スクラブ洗顔料を泥汚れに手で直接塗ります
約300円程度で買えるスクラブ洗顔料中に小さなスクラブが入っています、スクラブが衣類についた泥を掻きだしてくれるのです。
③1分間優しくもみます。きつくこすってはダメですよ
④水で洗い流します。
なんとこれだけで泥汚れが簡単に落ちてしまうのです。ジャージ素材でも簡単に落とすことができます。
スクラブが洗顔料で泥汚れを落とせる理由
泥は薬品や洗剤では落ちないのです。泥を洗剤で分解するのは不可能なのです。
そこでスクラブ洗顔料が登場するのですが、スクラブ洗顔料は毛穴の汚れをかき出すために作ってあります。その小さなスクラブが泥をかき出してくれます。そのため頑固な泥汚れが綺麗に落とせるのです。
泥汚れを落とす時に一番最初にしておきたい、乾燥過程でしておきたいこと
ドロ汚れを落とすときには、最初に、泥汚れを完全に乾かして、泥汚れを落とすことが大事なんですが、泥汚れを乾かすためには、ドライヤーの冷風を使って泥を乾かすこと早く泥を乾かすことができて、汚れを落としやすくなります。
泥汚れを乾かさずに洗った場合は、繊維の奥に泥が流れ込んでしまい、より落ちにくくなってしまいます。温風で乾かすと、泥以外の汚れが定着して、衣類が痛む可能性があるのでやめておきましょう。
洋服についた食べこぼしのシミの落とし方
食べこぼしの汚れも油汚れになりますね。油汚れには中性洗剤が効果的なのですが、ガンコな食べ物の油汚れはこれだけではなかなか落ちません。
そこで登場するのがアイロンのスチームです。
食器のガンコな油汚れを落とすときにはお湯を使いますよね。それと同じで、衣類の油汚れにもスチームを当てることで、温度を上げて油汚れを落とします。
高温の蒸気を当てることで、固まった油を柔らかくし繊維から浮かして落としやすくします。そして、漂白剤の効き目を高める効果があるんです。
①食器用洗剤を汚れに付けて歯ブラシで汚れを落としていきます。汚れの裏には白いいらないタオルを敷いて汚れを移していきます。
②水で食器用洗剤を落とします。
③酸素系漂白剤でを汚れにつけます。スチームを3秒程度当てます。
※3秒以上のスチーム噴射はやめておきましょう。だいたいお風呂のお湯程度の温度。
直接お湯をかけると漂白剤が流れてしまうのでアイロンのスチームが有効です。
醤油のシミは熱湯の入ったマグカップで落とす
醤油のシミはマグカップに入った熱湯と漂白剤で落とすことができます。まずは熱湯の入ったマグカップの上に服のシミの付いた部分を乗せます。
市販されている漂白剤を、使い古した歯ブラシを使ってマグカップの上においたシミに馴染ませます。この時に大切なのがシミの外側から内側に追い込むように馴染ませる事がポイントです。
シミは内側から落とすとどんどん外側に広がっていきます。ですから外側から内側に向かって落としていくことが大切なのです。最後にマグカップの熱湯で服をすすげば、ばっちりシミは落ちています!
なぜ熱湯入りのマグカップの上に置くとシミが取れるのか
古塩さんによると、漂白剤は熱を加えることによって科学反応を起こしてその効果がアップするのです。マグカップに入ったお湯の蒸気で温めると効果的にシミが落ちるのです。
漂白剤をつけた後にお湯で洗えばイイのではと思う方もいるかもしれませんが、後からお湯をかけると漂白剤の濃度が薄くなって効果が薄れてしまうのです。
ミートソース汚れや焼き肉のタレの汚れにはクレンジングオイルを使う
ミートソースや焼き肉のタレなど油を含んだシミを落とすときは先に紹介した方法では難しいです。
そこで、このようなシミをとるために用いるのが『クレンジングオイル』です。
油を含んでいるシミ汚れはシミの上に油のバリアが張っている状態になるので、漂白剤をつけてもバリアが邪魔で漂白剤の効果が発揮できないのです。
そこで、クレンジングオイルを使います。
化粧品には油が多く使われていて、それを落とすクレンジングオイルは、油をよく落とすことになります。
そこでミートソースなどの油汚れにクレンジングオイルをかけることで、表面の油のバリアが分解されて、よく落ちるようになります。
先ほどと同じように熱湯の入ったマグカップの上にシミのついた部分をのせます。汚れの外側からクレンジングオイルをかけていきます。
歯ブラシを使って外から内へと歯ブラシを使って馴染ませていきます。
ある程度汚れが落ちたら次に先ほどと同じように漂白剤と歯ブラシを使って外から内側ヘ向かって歯ブラシを使って汚れを落としていきます。
これで綺麗に油汚れが落ちます!
クレンジング用品にはオイルだけではなく、クリームやジェルタイプもあると思いますが、シミに使うのに1番有効なのはクレンジングオイルになります。
オイルが1番生地に染み込みやすいのがポイントなのです。
ワイシャツの襟にできる皮脂汚れにもクレンジングオイルは有効です。
クレンジングオイルを歯ブラシで馴染ませていくだけでOKです。また、シェービングクリームも皮脂汚れを落とすことができるので、一人暮らしの男性はシェービングクリームを使うのもありです。
今回は簡単にシミを落とすことが出来る方法を紹介しました。
『熱湯入りのマグカップ』・『漂白剤』・『歯ブラシ』・『クレンジングオイル』を使うことがシミ抜きを簡単に出来る事ができます。簡単にシミ落としをしたい方は試してみてください。
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