林修が教える意外と知らない伊勢神宮のお参りの方法

テレビ番組の中で林修先生が意外と知らない伊勢神宮のお参りの方法が紹介されていました。

伊勢神宮は日本の中でトップの神社。約2000年の歴史を持ち年間1000万人の人が参拝に来ます。

伊勢神宮には外宮と内宮があり、外宮には衣食住を司る神である『豊受大御神』内宮には総氏神といわれる『天照大御神』がまつられています。

伊勢神宮にお参りに行った時にただいくだけではなく、よりご利益を得られるためのお参りの方法を紹介します。

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伊勢神宮のご利益を最高にするお参りの方法

① 最初は二見興玉神社に参拝をする

伊勢神宮にお参りをする時はいきなり伊勢神宮の内宮に行くのではなく、まずは二見興玉神社に参拝をします。

二見興玉神社というのは、伊勢神宮から約10km離れた場所にある夫婦岩があるところで有名な神社です。

二見興玉神社の隣りにある二見浦というところは、江戸時代船で伊勢参りをする人にとっては玄関口。

海でお清めをしてから伊勢神宮に向かうしきたりが根づき、禊の聖地としても有名です。

夫婦岩を見に行く時は日の入りのときに行くと神々しい景色を見ることができます。

二見玉置神社への行き方は?

二見玉置神社は電車で行く場合は、

  • 近鉄の『伊勢市駅』『宇治山田駅』から鳥羽行きのバスに乗って20分『夫婦岩東口で降りて徒歩5分』
  • JRの参宮線『二見浦駅』から徒歩20分です

近鉄の宇治山田駅で降りると徒歩5分程度で伊勢神宮外宮に行けるので、先に外宮に行きたくなりますが、お参りする順番にこだわりたいってときは二見興玉神社に先にお参りしてください。

二見興玉神社へ車で行く場合は

  • 伊勢自動車道『伊勢IC』から車で約10分です
  • 伊勢・二見・鳥羽ライン『二見JCT』から車で約3分です。

二見興玉神社の隣には伊勢シーパラダイスがあり、車で行く場合は伊勢シーパラダイスの駐車場を利用することができます。

駐車場は250台駐めることができます。

駐車料金は平日1回200円。休日・祝日・繁忙期は2時間800円です。

② 伊勢神宮の外宮に参拝をする

太神宮諸雑事記には、天照大御神の「我が祭に仕え奉る時は先ず豊受の神の宮を祭り奉るべし」に習い、伊勢神宮でのお祭りは、外宮から始まります。

それに習って、外宮から参拝をします。

外宮の神様は豊受大御神が祀られてます。外宮でお参りする時は、個人的な願いではなく、日々の生活への感謝を伝えることが正しいお参りの仕方です。

③ 伊勢神宮の内宮に参拝に行く。まずは宇治橋の擬宝珠を触る

伊勢神宮の内宮につくと、高さ7.5mの大鳥居があります。大鳥居をくぐると宇治橋がかかっています。

宇治橋の入り口左側にある擬宝珠を触るといいと言われています。

宇治橋入り口左側の擬宝珠の中には宮司が祈祷した特別な神札が入っています。この神札には宇治橋と参拝客の安全が願われているので、触っておくいいですね。

他の擬宝珠比べて変色しているのでよくわかりますよ。

④ 参拝前は手水舎ではなく、五十鈴川で清める

伊勢神宮には手水舎がありますが、五十鈴川で清めるのがよりいい清め方。

手水舎が作られる前は、五十鈴川で清めてから参拝するのがしきたりだったんです。

なので、五十鈴川で清めるのがよりよいです。

⑤ 正宮に行く前に瀧祭神に参拝をする

手水舎を抜けた後は広いメイン通りを真っ直ぐに進めば、天照大御神が祀られている正宮につきますが、正宮に行く前に行っていきおきたいところがあります。

それが瀧祭神です。

メインルートから右へ抜ける道を進むと瀧祭神の社があります。

瀧祭神は五十鈴川を守る神様。瀧祭神は天照大御神に用件を取り次いでくれる神様です。ここで。天照大御神にうまく取り次いでと願ってから正宮に行くとよいです。

⑥ 正宮でのお参りは個人的なお願いはしない。自分のお願いをする時は荒祭宮へ

正宮の中にある御正殿に天照大御神祀られていますが、参拝できるのは天皇陛下と皇后様のみ。一般の人は外からしか参拝できません。

正宮は天皇陛下が神様に捧げ物を奉納して国民の平和を祈願する場所です。なので、正宮では個人的なお願いをするべきではなく、日々の平和を祈って感謝します。

個人的なお願いをしたい場合は正宮の近くにある荒祭宮に行きます。

荒祭宮にも天照大御神が祀られていて、ここでは個人的なお願いをしても大丈夫です。

⑦ 伊勢神宮参拝後に金剛證寺に行く

金剛證寺にいかなければ、伊勢参りは半分しか終わっていないと言われていますね。

金剛證寺というのは、伊勢神宮の鬼門の方向にあるお寺です。金剛證寺があることで伊勢神宮に邪気が流れてこないんです。

時間があれば、金剛證寺にも足を運んでおきたいですね。

金剛證寺への行き方は

参宮バスを利用して金剛證寺に行く

公共交通機関を利用して金剛證寺に行く場合は近鉄鳥羽線の『五十鈴川駅』から土日祝日限定で参宮バスが走っています。

730円で利用することができます。

車で行く

車で金剛證寺まで行く場合は伊勢志摩スカイラインで山頂へ向かうと着きます。

伊勢志摩スカイラインは伊勢神宮内宮の近くに入り口があります。また、鳥羽駅の近くにも入り口があるので、どちらからでも登ることができます。

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伊勢神宮で知っておくとお参りがもっと楽しくなる

伊勢神宮のお参りは冬至に行く

夏至は日照時間が一番短い日です。この日から夏至に向けて太陽のエネルギーが上がるので、昔はすごく大事にされた日。

伊勢神宮の内宮に祀られている天照大御神は太陽の神。

太陽の力が上がる冬至はすごく大事な日なんです。

伊勢神宮の大鳥居と宇治橋は冬至の朝に神々しい太陽の光が見えるように設計されています。

冬至の朝8時ごろに伊勢神宮に行くと幻想的な景色を見ることができます。

伊勢神宮の内宮と外宮で歩く道が違う

伊勢神宮の内宮では右側通行でお参りをして、外宮の場合は左側通行にです。

これには理由があり、正宮にいる神様から離れて歩くためなのです。

伊勢神宮にはおみくじがない

神社にあるものの定番といえばおみくじ。神社に参拝したときにおみくじを引く人は多いと思います。

なぜ伊勢神宮におみくじがないのかというと、江戸時代お伊勢参りをすることは人々の憧れ。そんな憧れのお伊勢参りが出来た日はそれだけで大吉ですよね。

お伊勢参りをすることが大吉なので、おみくじをする必要はないんです。

伊勢神宮には式年遷宮があり世界遺産に選ばれない

伊勢神宮は世界遺産に選ばれてもいい建物だと思うんですが、世界遺産には選ばれないんですね。

世界遺産に選ばれるためには顕著な普遍的価値が認められなければなりません。「変化しないもの」「変化させないもの」条件になるわけです。

でも、伊勢神宮では20年に一度遷宮と呼ばれる建て替え行事があるので、世界遺産に選ばれないんですね。

伊勢神宮はなぜ建て替えをするのか

1か所にいると神様がけがれてしまうという理由と宮大工さんたちの技術の継承のためなのです。

伊勢神宮は唯一神明造といわれていて、他の神社は伊勢神宮と同じ形には作れないので、遷宮という形での建て替えは必要なんです。

また、伊勢神宮は常若の思想があるからなんです。神様は常に若々しい姿でお祀りし、永遠の存続を可能にするという考え方があるからなんです。

 

伊勢神宮に行くと外宮と内宮も空気感が一気に変わる、本当にすごい場所。

行くだけでも、心がすごく癒やされますが、お参りの方法を知ってさらにご利益をもらえるようにしたいですね。

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