8月16日放送のゲンキの時間は夏のジェットコースター血圧題して、夏の気温変化が与える血圧の変化と、血管へのダメージを考える特集をしていましたのでまとめてみます。

正常血圧は

血圧は収縮期血圧は135mmHg・拡張期血圧が85mmHg以下になりますね。コレは家で血圧を測った時の数値です。

診察室で図る場合は収縮期血圧は140mmHg拡張期血圧が90mmHg以下です。診察室の場合は少し高くても大丈夫なのです。

病院に行って白衣姿の医者や看護師をみると緊張して血圧があがってします白衣高血圧というものがあるので、病院ではちょっと高めに設定してあるのですね。

夏は血圧の上昇と降下を繰り返す

夏の血圧で注意しなければならないポイントを教えてくれるのは東京女子医科大学 渡辺尚彦先生です。

夏は脳梗塞などの血管に関わる病気が増える季節ではあります。

そんな夏ですが、夏は気温が高いので血管が開いて血圧が下がる人が多いのです。そして、血圧が急な上がり下がりが多く血管そのものにダメージを与えることが多いので注意が必要になります。

血管が急な上昇と下降を繰り返すその主な原因のひとつは夏の気温差です。人の身体は暑さを感じると熱を逃がすために血管が拡張して血圧が下がりますが、クーラーなどで冷えた部屋に入ると逆に血管が収縮して血圧が上がってしまうのです。

ゲリラ豪雨でも血圧は大きく変動する

最近の夏に多いのがゲリラ豪雨ですよね。ゲリラ豪雨が起こった時に去年東京で1時間の間に5℃気温が下がったというデータがあります。

ゲリラ豪雨と血圧の関係はどうなっているのでしょうか。番組内の実験では…。

ゲリラ豪雨に遭遇して近くの店に飛び込んだ事を想定に血圧を測っていました。

雨に打たれた直後に24mmHgの血圧上昇 5分後に20mmHg血圧が下がり、店に入って身体が冷えたことがストレスになり再び血圧が20mmHg急上昇。

このようにゲリラ豪雨にあうだけでも、血圧は大きく変動しています。

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夏の日常生活で低血圧に注意

夏は脱水などで血圧が下がりやすい傾向にあります。高血圧で降圧剤などの薬を飲んでいる人も下がる血圧に注意が必要なのです。

食後低血圧

食事中は咀嚼などによって上がった血圧が、食後は消化のために腸などに血液が集まり血圧が下がるのです。

本来は誰にでも起こりやすく時間が経つと戻るのでそれほど気にしなくて良いのですが、食事後すぐに立ったままでの仕事をすると起立性低血圧が起こりやすいのです。

急激な血圧低下は身体や血管に負担がかかるので食後にはカフェインを摂取すると食後低血圧の予防になります。

起立性低血圧
立ちっぱなしでいたり、急に立ち上がったりした時に、重力で血液が下肢に溜まり心臓より上に血液が行きにくくなる状態のことです。

掃除中に注意

掃除中にも血圧が下がり安いので注意が必要ですその原因になるのが脱水。掃除中は換気のためクーラーを付けず休憩をとらずに作業を続けることが多いと思います。

脱水状態になると、血液中の水分が減り血液量が減少することで血管への圧力が低下するのです。

こまめに休憩をして水分をとることが大切です。

お酒と血圧の関係

飲酒後は血管が拡張するために血圧は下がりやすいのですが、飲み過ぎると翌朝血圧が上昇する危険性があるのです。

低血圧で朝起きることができないのは

低血圧の人は朝が起きにくいといいますがそれは本当なのでしょうか?

低血圧の種類

低血圧といっても原因によって色々あります。

  • 排尿後低血圧:膀胱に尿を溜め腹圧が大きくかかった状態から一気に排尿すると血圧
           が急に下がってしまう。ひどい場合は失神してしまう人もいます。
  • 入浴後低血圧:お湯で身体が温められて血管が拡張して、血圧が低くなることで、起
           立性低血圧が起こりやすい状態になることです。
  • 二次性低血圧:糖尿病・パーキンソン病・心臓病など特定の病気が原因になって起こ
           ります。生活リズムは変えていないのに血圧が下がってきたら一度医
           療機関を受診しましょう

低血圧で起きれないのは低血圧症が原因

低血圧は血圧が低い状態なのですが、それに加えて朝起きられない・めまいがする・頭痛やだるいなどの症状があれば低血圧症という病気として診断されます。

しかし、低血圧症の原因は解明されておらず、低血圧により脳の血流量が足りず脳や身体の調子が整わない事が原因のひとつです。

低血圧は努力次第で改善が可能と渡部先生はいいます。

朝起きた時にコップ2杯の水を飲む。そうすることで、交感神経が優位になり血圧が上昇します。そのようなことを積み重ねていくことが大切なのです。

 

血圧というと高血圧ばかりを気にしがちですが、夏の場合は血圧の大きな変動と低血圧に注意が必要です。血圧の変動は血管にダメージを受けることにもなり、脳梗塞などの発症リスクをあげてしまうことにもなりますので、気をつけたいですね。

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