11月10日放送の林修の今でしょ講座。本日の講座は名医がしている医学的な入浴方法です。番組に登場していた入浴のプロは温泉療法研究のスペシャリスト東京都市大学教授の早坂信哉先生です。

お風呂の温度はその日の体調や目的に合わせて温度を変えることが医学的に重要なのです。

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ぐっすり眠るための入浴法

ぐっすり眠るためには寝る2時間前にお風呂に入ることです。ぐっすり眠るために大切なことは、体温の変化です。

人間は体温が下がるときに眠くなるようになっています。

お風呂に浸かると深部体温が上がります。そして、入浴が終わった後に深部体温がジェットコースターのように急激に下がります。この落差が大きいほどぐっすり寝ることができるのです。

入浴でぐっすり眠るためにすることは体温カーブのジェットコースターを作ることなのです。

寝るのに最適な温度に下がるのが入浴後2時間ぐらいです。だからこそ、寝る2時間前にお風呂に入ることが大切なのです。

体温を積極的に上げ下げする方法

これを教えてくれるのが睡眠のエキスパート白濱龍太郎先生です。

お風呂で体温を上げるためにすることは

お風呂で体温を上げるためにすることは背中をゴシゴシこすることです。

これだけで体温が1℃前後上昇します。

肩甲骨の周りには多くの筋肉が繋がっています。背中をタオルでゴシゴシすることで、肩甲骨も大きく動きます。数多くの筋肉が活発に動き体が中から温まるのです。

タオルでゴシゴシこする場合は柔らかいタオルでしてくださいね。硬いタオルでゴシゴシしたら、美肌にはあまりよくありません。

入浴後体温を下げるために

お風呂あがりに冷たい水を一杯飲む。

入浴しぐっと上がった深部体温が、冷たい水を飲むことですっと下がります。これにより寝つきがよくなるのです。

美肌のための入浴法

半身浴で長くはいるのが肌にいいとされていたのですが、この方法では逆に肌にダメージを与えてしまうかもしれません。

長い時間お風呂に浸かっていると肌を覆う皮脂が必要以上に落ちてしまい肌の中の保湿成分が流れでてしまいます。そうすると肌の水分量が減ってしまうので、冬は特に肌荒れにつながりやすいのです。

美肌のためには42℃で10分の入浴がオススメなのです。

なぜ42℃という熱めのお湯に入るほうがいいとされるのかそれは『ヒートショックプロテイン』が関係します。

ヒートショックプロテインとは熱さの刺激で作られるタンパク質のことです。

熱が加わると体がびっくりして肌を守るためにタンパク質を作ります。このタンパク質がヒートショックプロテインなのですが、肌を修復するという作用があるのです。

肌のアンチエンジング医療の専門馬渕知子先生が美肌にオススメの入浴方法をおしえてくれていました。

美肌にオススメの入浴方法

  1. 42℃の熱めのお湯に10分つかる
  2. 入浴後、服の上からバスタオルや毛布を使い10分間保温

入浴後の10分間の保温がポイントとなります。この入浴法を行うことで肌の修復を促すヒートショックプロテインが増え2日後には1.4倍にまで増えたという研究も有るのです。

しかしこれを実践するには注意しておきたいことがあります。

每日この入浴法を続けていると肌が熱刺激になれて、ヒートショックプロテインが出にくくなります。

1週間に2回程度に留めることとが大切です。

そして、身体に負担のかかる入浴方法になりますので、高齢者の方にはおすすめできません。さらに、皮膚が弱い人や持病がある人は医師に相談のうえ実施してください。

健康な人でも、熱すぎる場合は中断し、水分補給を忘れないことが大切です。

さらに、あまり温度が高すぎると人体への悪影響が出るので42℃までにとどめておいてください。

さらに馬渕先生がすすめていたのは『足の裏の中心をゴシゴシ洗う』ことでです。

肌の新陳代謝を高めるといわれる肝臓と腸。この2つの臓器の末梢神経が足裏の中心に集中しているので、足裏の末梢神経を刺激することで美肌につながるのです。

 

良いとやっていた入浴法が間違っていたなんてことがあるのではないでしょうか。ぬるめの長風呂よりも、熱いお湯で短時間入浴の方がいいというのは今までいわれていたこととは反対になりますよね。

科学の進歩と研究の成果でどんどん正しい事は変わってきます。そのときに良いといわれる方法を試してみて、身体に合っていれば継続するということが大切ですね。

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