うつ病の兆候に注意!有名人のうつヌケの体験談は

4月~5月にかけて、新しい年度の始まりなので、進学したり、就職したり、転職したり、同じ職場の中でも役職についたりして環境が大きく変わる時期。

色々とストレスを抱えながらも慣れるのに必死だったり、新しい事をするために頑張ったりして、突っ走って仕事したり、勉強したりします。

で、5月の連休でホッと一息ついて、連休が終わって仕事にいったり、学校に行こうと思っても体が動かない…。そんなことってないですか?

5月はうつなどの病気が原因で自ら命を立つ人が1年でも最も多い時期。知らず知らずのうちに頑張りすぎている自分の悲鳴を聞いてあげることができるのは自分だけ。

そこで、世界一受けたい授業で放送されていて、うつ病治療のスペシャリスト東洋英和女学院大学教授の山田和夫先生が授業をしていた、うつの10兆候をまとめてみます。こんな症状がある人は気をつけてください。

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今の症状はうつ病?アンケートからわかるうつの兆候

最新の調査によると、うつ病の患者数は111万6000人と過去最高で、15年間で2.5倍も患者数が増えているんです。

WHO(世界保健機関)が発表している正解の重大な障がいでは、2004年は第3位がうつ病だったんですが、2030年には第1位がうつ病になる考えられているんです。

うつ病は他人事ではないし、いつ自分の身にふりかかってくるかわかりません。

40代女性にうつが増えている。その原因は

心の病を抱える人が急増しているのが40代の女性なんです。1999年に4万人だったのが、2014年には13万8千人と増えています。

女性ホルモンの変化や子供の自立による喪失感 環境の変化が大きいのでうつ病になりやすいんです。

子どものうつ病も増えている。体の症状にも注意が必要

また、子供のうつも増加傾向になってます。北海道大学の調査では小学生の8%、中学生の23%に孤独感や気分の落ち込みなどうつの傾向がみられたそうです。

子どもでも色々な情報があるし、環境の変化についていけないって子も多いってことですね。

症状の訴えができないので、腹痛やめまいなど、一見うつの症状に見えない、仮面うつという形で表わることがあります。原因不明の身体症状が続く場合には、子どものうつを疑ってみるべきだと山田先生は話します。

子どもの話を日頃からよく聞いて、話しやすい環境を作ってあげるのも親の役目だなって思いますね。

番組が243人に緊急アンケートをとってわかったうつの10の兆候

ちょっと気分が沈んで落ち込んでいる時間が2週間以上続くような場合はうつの可能性があります。特に次の様な症状が見られる場合は要注意!

不眠

うつ病になった人のときの事を聞くと「朝が来るのが怖い」「夜中や明け方に目が覚めた」という声が多いようです。

うつの9割が不眠の訴えが多く、午前3~4時目が覚めてしまい、まだ眠りたいのに目が覚めてしまう早朝覚醒に悩む事が多いです。

ちょっとしたことでぐったりと疲れる

気力がわかない

頭が痛い・重い

頭痛がする場合は、特に朝の頭痛に注意が必要です。

ヨーロッパで2万人を対象にした調査では、朝起きた時に頭痛がする人のうち4人に1人がうつだったということがわかりました。

1日中悲しい気持ちが続く

うつ病にかかった人の中には、「景色が全部灰色に見えて大声で泣きたくなった」という経験が話されていました。実際にこの反動で、派手な色を持つようになったという人もいるそうです。

急に派手な色を持つようになったら、周りの人から声をかけることも大事ですね。

好きだった本・新聞・テレビを見ない

文章や話を理解して楽しむということは記憶力・集中力・判断力を結集した高度な思考なので、話が理解できないというのはうつの典型的な症状です。

死にたいと思う

うつ病の体験者に聞くと「駅で電車を待つ間飛び込んだら楽になれるかなって本気で考えていた」って声が聞かれますね。

動作が鈍くなる

「2階にあがるのが登山をしていうくらいしんどく感じる」

家事・仕事ができない

「頭が回らなくなり、パソコンを目の前に1+1もできなくなって、病院に駆け込んだ」

自分のダメなことばかり考える

否定的なことばかり考えることから抜けだす発想の転換ができないのもうつの特徴です。マイナス思考が頭の中でめぐってしまう悪循環に陥ります。

これって本当にマイナス思考になると抜け出せないんですよね。

有名人がうつから抜け出したキッカケ

直木賞作家熊谷達也さんがうつから抜け出したキッカケ

元中学校の教師で、仕事熱心で人一倍仕事をしていたが、自分の体力と気力の限界にきていたのに気が付かずにある朝突然起き上がることができなくなったそうです。

でも、奥さんの一言「ツライなら教師やめちゃえば」ってことで救われたと話します。

で、思い切って仕事をやめて、昔からやりたかった作家デビューを果たして、2004年に直木賞を受賞。

自分が頑張ってないつもりでも体が悲鳴をあげているころもあるんですね~。それに気がつけない自分もいるわけで、倒れた時、やめるっていう選択肢があることの気がつけるとそれだけで楽になるんですね。

仕事やめたらどうやって生きていったらいいんだ!自分の代わりはいないんだ!ってついつい考えちゃいますけど、実は代わりなんていくらでもいるんですね。

そして、仕事をやめたとしても、基本的人権で日本国民は守られているから、最低限の生活はできるんです。

病気になるぐらいなら、やめて好きなことをするっていうのもいい生き方ですよね。なかなかできないですけど…。

ロックバンドミュージシャン大槻ケンヂさんがうつから抜け出したキッカケ

ロックバンド筋肉少女帯でメジャーデビュー!数々のテレビに出演していました。はい、よくテレビで見ていました。

人気絶頂の時に、自分の人気に理解できない…。だめになったらどうしよう…。というマイナス思考が膨らんでうつになってしまったそうです。

仕事で人と接している間は心が和らいだそうですけどね。

大槻ケンヂさんがうつを脱出したきっかけになったのが、森田療法。

大正8年精神科医の森田正馬さんが考案した日記を書くなどして自分をありのままに認めようという心の治療です。「不安はあるがままにすておいて今自分がすべきことをすればいい」という言葉に救われたそうです。

自分が持っているイメージと周囲のイメージの誤差ってすごく大きいんですね。人気があるからって言って本人が満たされているのかとは別問題だってことなんですね。

ノンスタイル石田明さんがうつから抜け出したキッカケ

ノンスタイルがブレークし始めたのは2003年。その頃から石田さんは全然楽しくなく毎日が苦痛で人前に経つのが怖かったと話します。

面白いことを言えないのに仕事は増える不安と苛立ちがつのり、不眠・過呼吸そして、高いところに行くと吸い込まれそうになるベランダとか飛び込んじゃいそうだったそうです。

死にたくないっていう思いから飛び降りないように鳩よけ用のネットをベランダにはっていたんだそうです。

石田さんがうつを脱出したキッカケが、ブラマヨ吉田さんの話し。

ブラマヨの吉田さんが高いところにいったら吸い込まれるような感覚があるっていう話を聞いて、こんな面白い人ですら俺と同じ症状があるねやってことを知って

誰でもなりうることなんやってわかってだいぶ楽になったそうです。これをきっかけに周りに自分の症状を話すことができるようになって、うつから抜け出す自身につながったそうです。

ノンスタの石田さんなんか、テレビで見てて面白いし、こんな話できるのスゴイなって思いますけど、実際は違うもんですね~。

自分のイメージと周囲のイメージの違いってすごくあるんだなって実感します。

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うつ予防法と克服法

山田先生が話をしていたうつの予防法はこれでした!

朝起きた時に自分をほめる

朝起きた時に、なんでもいいので自分を肯定する言葉をかける事が大事です。

「自分が大好き!」「自分が最高」などを紙に書いたり、口にしたり、強く思ったりすると気分があがってくるそうです。

ふくらはぎをマッサージする

山田先生が注目している意外と知られていないうつの症状の1つにふくらはぎが冷えて硬くなるってことがあるそうです。

うつ状態の時には自律神経のバランスが崩れて、ふくらはぎが冷たく硬くなることが多いんですね。

ふくらはぎをマッサージすることでリラックス効果のある副交感神経を刺激することでうつが改善することもあります。

ふくらはぎマッサージのやり方

①ふくらはぎを反対の足の膝に乗せる

②上に乗せた足を膝の上で、上下にゆっくり動かす 

これを1日左右5回、寝る前にやると効果的で寝やすくなる

うつ的な症状があった時にはどうしらいい

うつ的な症状になると自分の症状を否定したくなるんですが、それは、体が悲鳴を挙げているひとつの反応。無視して行動すると本当にダウンしてしまいます。

いつもの自分と何か違う。なんかいつもより気分の落ち込みがある、眠れないとかがあれば、病院に行くことが大事です。

山田先生は、うつを治すメンタルクリニックがたくさんあるので、あまり自分だけ家族だけで悩まずに気軽に受診するといろいろ効果的な治療がたくさんある。うつは必ず克服できる病気と話します。

 

体だけではなく、心の健康を保つことも大事。頑張れずにできる何かがあれば、そんな事をするのもいいですし、体をしっかりと休めて上げることも大事。

自分の体に耳を傾けて、自分を大事にしたいですね。

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