ためしてガッテンの糖質制限ダイエットの特集。糖質ダイエットは本当に痩せるの糖質制限?体に悪いの?糖質制限ダイエットをしている人には気になる情報です。
糖質制限ダイエットは、知っている人は多いと思いますが、お米やパンなどの甘いものを控えるダイエット方法です。
最近では、コンビニでは糖質制限されたパンなども販売されて人気が出ていますよね。すごいところになると、お弁当のご飯が全部ブロッコリーになっている…。そんなものまで登場しています。
実際に糖質制限ダイエットをした人は、4~5キロ痩せるのは当たり前!最大20キロも痩せている人がいるんです…
その一方で、「免疫が落ちそう…。」「不健康そう…。」「ストレスになる…。」などなどの意見も寄せられています。
実際に糖質制限ダイエットに失敗した人の感想が、めまいや筋力低下などを起こし見の危険を感じた…。そんな人もいます。
どれぐらいの人が糖質制限ダイエットに成功してる
ためしてガッテンの中で紹介されていた2210人を対象にしたアンケート結果がこちらです。
- 糖質制限ダイエットをやったことがある:1179人
- 糖質制限ダイエットをやったことがない:1031人
糖質制限ダイエットをやった人のなかで痩せたかどうか
- 減量に成功した:764人
- 効果がなかった:415人
糖質制限ダイエットにチャレンジした人の半分以上の人が成功しているんですね~
イギリスでは肥満率が24.9%にもなっており、大問題になっているんです。これを解消するために、イギリスでは砂糖税が2018年から導入されることが決まったんです。
糖質を減らすことには意味があるということが言えますね。じゃあ、なぜ糖質制限ダイエットに成功する人と失敗する人がいるんでしょうか?
[ad]
糖質制限が痩せるのはなぜ?
糖質制限で痩せることと深く関わっているのが、ミトコンドリアです。理科とか生物の授業で習いましたよね~懐かしい。
そんなミトコンドリアは、細胞の中に数百から数千の単位でいます。
この、ミトコンドリアが脂肪を取り込んで細胞のエネルギーとして利用してくれるので、脂肪を燃やしてくれるんです。
体の中に糖が入ってこない状態になったら、ミトコンドリアが脂肪をエネルギーとして使ってくれます。だから糖質を制限することで痩せることができるんです。
ミトコンドリアの働きを活発にするには胆汁がポイントっていうのも言われていますね→ミトコンドリアの働きを活発にする方法
糖質ダイエットは危険もある!糖質を無くしたら危険!体を壊してしまう
じゃあ、糖質をなくしてしまえば、ミトコンドリアがどんどん脂肪を燃やしてくれて痩せる!じゃあ糖質ゼロにしようと思いますよね。
ことはそんなに単純ではありません。
第二次大戦中にアメリカのアンセル・キーズ博士が兵士がどのぐらいの栄養状態で戦えるのかという実験をしました。
キーズ博士は1日2回の食事を6ヶ月そして、しっかりと運動を行なうというものです。その結果6ヶ月後、心臓が小さくなり、ガリガリに痩せ細ってしまったのです。
実際に糖質制限ダイエットにした失敗をした男性は徹底した糖質をカットした結果、頭がボーッとしたり、疲れやすいくなって、最終的には、筋力低下し階段が登りにくくなってしまったのです。
糖質を無くすと、筋力低下が起きるのか
筋力低下の原因は平均摂取カロリーにあります。日本人の平均摂取カロリーは2000kcalです。そのカロリーの60%を糖質(炭水化物)を摂っています。
徹底した糖質をカットして、食事量が変わらないと、完全なカロリー不足になってしまいます。
なので最初は痩せるのですが、続けていると、体に必要な栄養分が不足し、その結果、筋力低下や集中力の低下などの症状がみらてしまうのです。
エネルギーが足りない状態で生活をしていると、自分の筋力をエネルギーに変えてしまうので、筋力は低下してしまうんです。
正しい糖質制限ダイエットとは
じゃあ、糖質を制限するのはダメなのか…?そうではありません。糖質制限ダイエットにはポイントがあります。
それが炭水化物を減らしたカロリーを脂質やたんぱく質から摂るということです。
- 米やパンを普通の半分~1/3程度に減らす
- たんぱく質や脂質の量を増やす
この2点が糖質制限ダイエットの成功の秘訣です。。
北里大学北里研究所病院、糖尿病センター長の山田悟先生は糖質をゼロにしてしまうとトラブルを引き起こしてしまう危険性が言われているので、緩やかに糖質を減らす食べ方を推奨していると話します。
だから、明日からご飯をゼロにするぞ!なんてことはしなくていいんです。半分にするぐらいから始めることでもいいんです。
そしてたんぱく質や脂質の量を増やしたら、満腹感を感じるまで食べてOKなんです。たんぱく質や脂質をしっかりと食べると満腹中枢を刺激する物質が分泌されるので食べ過ぎないんです。
逆に、ごはんなどの糖質を摂ると、糖質は食後に空腹感を刺激する物質が分泌されるのでお腹がすきやすいんです。
糖質制限ダイエットは安全とは言えないのか?
糖質制限ダイエットは痩せることには効果があるんですが、まだまだわからないところもあります。糖質を減らすと、栄養は脂肪から補うわけでですが、脂肪での栄養は脳で使うことはできません。
そこで、第2のエネルギーとして脂肪を分解してケトン体を使うことで、脳の栄養をカバーします。
このケトン体は血管にダメージを与えるという研究データも発表されているために、血管疾患を起こす可能性も否定できないということがTV番組では紹介されていました。
でも、医師で糖質制限ダイエットを成功させている宗田哲男先生は、著書の『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか』でケトン体が体に悪影響を及ぼすことはないということをデータをもとに説明しています。
糖質をたくさん摂る必要がないっていうことが本当によくわかる本なので、糖質制限ダイエットが本当に大丈夫なのか心配な人は読んでみることをおすすめします。
この辺りは今後の研究の結果を待つしかなさそうです。
お酒は大丈夫?
お酒の中でも蒸留酒はOKです。ウイスキーや焼酎には糖質が含まれないので、飲んでも問題はありません。
ただ、ビールや日本酒などの醸造酒には糖質が含まれているので控えるようにしましょう。
気をつけておきたい清涼飲料水の糖質
夏になると時によく飲む機会がある清涼飲料水。清涼飲料水には要注意の糖が入っています。
それが「果糖」です。
果糖の特徴は・・・
- とても甘い
- 血糖値が上がりにくい
- 内臓脂肪がつきやすい
- 老化を早める
果糖は甘さがある割に血糖値が上がらないメリットがあるのですが、内臓脂肪がつきやすかったり、ブドウ糖の10倍、老化物質を作り出すんです。
いくら血糖値があがりにくくても、老化してしまうと意味がありません。
清涼飲料水の表示をみると次のように書かれています。表示と果糖の量を紹介しますね。
- ぶどう糖果糖液糖:果糖50%未満
- 果糖ぶどう糖液糖:50~90%未満
- 高果糖液糖:90%以上
糖分の総量にも注意して、過剰な摂取を控えるようにしましょう!
[ad]
糖質制限ダイエット成功の秘訣は、炭水化物、ご飯を半分に減らすこと、そのかわり、肉・魚・野菜・大豆などからしっかりとカロリーを摂取することです。
徹底した糖質制限で、カロリー不足になると不健康になってしまいます。
一気に痩せたいという思惑はありますが、少しずつ減らしていけば、健康的に痩せることができるはず!
ワタシもごはんの量を減らして2ヶ月で-7kgに成功しました!
糖質制限ダイエットをしつつ、無理のない範囲で運動も併用することをおすすめします!
[ad#ad1]