座り方で腰痛や肩こりが悪化する。どんな姿勢が悪い姿勢?

4月24日放送のゲンキの時間は座り方が健康に大きく関係するという特集でしたね。変な座り方をしていると肩凝りや腰痛を悪化させるだけではなく、ヘルニアなどにつながる可能性もあります。そこで姿勢の専門家プロ虎ノ門カイロプラクティック院の碓田拓磨先生が教えていた正しい座り方を紹介しましょう!

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どんな座り方が間違った座り方

年末年始や連休になると、車に乗ったり、新幹線に乗ったり、高速バスに乗ったりと、乗り物に乗る機会が増えますよね。特に、乗り物に乗った時どんな座り方をしていますか?

こんな姿勢をしていたら腰を痛めてしまうかもしれません。

背もたれを倒して座る

長距離の移動となると背もたれを倒して座ると楽です!長距離移動で、電車やバスなら、座ったらすぐに座席を倒しますよね。でも、楽な姿勢と体にとって負担の少ない姿勢は違います。

背もたれを倒して座ると、身体を支えてる場所は背中と太ももの裏辺りになり、座席と腰の間に隙間ができます。重たい腰の部分が下から支えられず、宙に浮いた状態になってしまいます。背もたれにもたれている姿勢は、腰への負担が4倍以上にもなります。

こんな腰に負担がかかった姿勢を長時間続けると腰痛の原因になってしまいます。

背もたれを倒して片方の肘置きにもたれかかって座る

さらに、背もたれを倒した状態から、片側の肘置きに肘をついてもたれかかる姿勢をとると、肘をついた側に体が歪んでしまいます。こんな状態では、背骨や体が歪む原因になってしまいます。

さらに、左の肘置きに肘をついて手で頭を支えるような座り方をすると、左腰にかかる負担は右腰の2倍以上になるんです。そして、肩と首も傾きます。頭はとても重たく、成人で5kgと言われています。そんな重たい頭を支えるために、左肩には右肩の1.5倍以上の負担がかかります。

その結果、身体の左右差が大きくなってしまい首こりや肩凝りにもつながりやすくなります。

背もたれを倒したあと足を組む

座る時に、足を組む人は多く見かけますが、座り方の中でも足を組む座り方は最もよくない座り方です。

例えば左足を上にして足を組む姿勢は骨盤の左側があがりますよね、これにより、左腰への負担は右腰の2倍以上になります。

さらに足を組むのが癖になっている人は身体が歪んだ状態で身体が楽になっているわけですから、このような人は左右で足の長さが違っている人もいます。骨盤がゆがんでしまっている可能性があるんです。

足の長さが変わっていないかを見るのはまっすぐに立った姿勢で、腰骨の出っ張っている部分の高さを見るだけOKですよ。左右差があれば、足の長さが変わっている(骨盤がゆがんでいる)かもしれません。

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おしりのポケットに財布を入れるのもダメ

男性は特に、おしりのポケットに財布を入れる人は多いと思います。お尻のポケットに財布を入れたまま座ると、お財布の厚みの分だけ、右側のおしりが下から持ち上げられることになります。骨盤がゆがむ原因となり身体に負担がかかります。財布をおしりに入れるのはおすすめできません。

正しい座り方はどんな座り方

じゃあ、どんな座り方が正しい座り方なのか。ということですが、それは、骨盤が立っている座り方です。

例えば、新幹線の座席で「さぁ、食事をしよう」とテーブルに向かって背筋が伸びた状態です。骨盤が立って背筋が伸びている状態になると、頭から腰にかけての上半身の重たさをしっかりと支えることができます。

正しく座るための姿勢を作るにはこのようにしましょう!

前かがみになっておしりをつきだした状態で、おしりを座面の奥までつけます。そこから身体を起こすことで骨盤が支えられ良い姿勢を維持することができます。

しかし、この姿勢をし続けていいると疲れてしまいます。ずっと、この姿勢を維持するのはしんどいので、車や新幹線などの乗り物でこの姿勢を取るときは、1時間のうちに10分ずつ骨盤をたてて背筋を伸ばした姿勢をkeepするようにしましょう!

疲れたら休んでもOKです。骨盤が立っている姿勢を少しずつ延ばしていくと、自然と正しい姿勢を身につけていきます。

座ることがそもそも体によくない

最近の研究では、座ること自体が良くないということがわかってきています。1日中座り姿勢で仕事をしている人は15年後の死亡率が40%も高くなるという研究データが出ているのです。

座ることによって血流が滞ったり基礎代謝が低下しやすくなると言われています。その傾向は姿勢が悪いほど強くなるので、普段から姿勢が悪いと言われる人や、姿勢が悪いと思っている人は、1日のうち短い時間からでもいいので、正しい姿勢を意識して座ることが大切です。

骨盤をしっかりとたてることができる椅子

普通のいすで骨盤をたてて座ることはなかなか難しいですよね。そこで、骨盤をたてて背筋を延ばして座ることをサポートしてくれる椅子を紹介しましょう!

スレッドチェア

正しい姿勢に役立つ椅子がスレッドチェアです。膝とおしりで体重を支えることができ、骨盤が立った状態がつくられしっかりと背筋を伸ばした姿勢を作ることができます。

スレッドチェア 

価格:18,900円
(2016/4/26 22:14時点)
感想(10件)

iPole7

肘置きがあることにより身体が前に倒れるのを防ぐ椅子、背もたれに持たれるのではなく、アームを胸の前に置くことで、身体が過度に前にいくのを防いでくれます。デスクワークや読書におすすめ。

iPole7

価格:39,800円
(2016/4/26 22:16時点)
感想(3件)

どういう座り方がいいのか

アーユルチェア

坐骨で座ることをさせることができます。自然と足が開脚し、坐骨に体重を乗せることができるのは座る姿勢としてはかなり理想です。自然と骨盤をたてることができるので、デスクワークの集中力が高まります。

アーユルチェアー 

価格:49,680円
(2016/4/26 22:17時点)
感想(7件)

凛座

テーブルで椅子を使う人は足のある椅子でいいのですが、床に座るという人もいますよね。そんな人におすすめなのが凛座です。凛座に座ることでしっかりと骨盤をたてて座ることができます!

最後に

座るということは身体にとってはあまりいいことではなかったとしても、仕事や学校、趣味などで座る時間は絶対に必要です。ずっと立ってるのもしんどいですからね…。なので座った時にに少しでも骨盤をたてることを意識することが大切です。

骨盤をたてて座るとしんどいのですが、骨盤を立てて座ることを筋トレと思ってちょっと意識して座るようにしましょう。

正しい姿勢が身についてくると、身体の力が抜けて座ることができ、肩凝りや腰痛がマシになってくれます。正しい座り方をしっかりと意識してみましょう!

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