11月21日放送のサタデープラスの特集名医が実践するベスト5に上がっていた一つに、歯の不健康が突然死を招く!歯科医の94%が実践する㊙習慣から、正しい歯の磨き方についてまとめていきます。
今では定番となっているキシリトール入りガム。キシリトールは虫歯予防に効果的として広く知れ渡っていますが、そんなキシリトールに日本でいち早く注目したドクターがクラジ歯科医院、院長の倉治ななえ先生です。
倉治ななえ先生はこういいます。「歯を失う1番の原因は虫歯じゃないんです」
えっ!虫歯で歯がなくなるんじゃないの!!って思った人は多いのではないでしょうか。
では歯を失う1番の原因は「歯周病菌」です。歯周病菌は歯を奪うだけではなく、動脈硬化になりやすくなり、それが元で、心筋梗塞や脳卒中にもつながる可能性もあるのだと先生は話します。
歯周病菌は、歯のくぼみや、歯と歯茎の間、いわゆる歯周ポケットに食べ物のカスなどが溜まるとその奥にいる歯周病菌が大繁殖して、歯を根元からむしばみ最後には歯が抜けてしまいます。
そしてこの歯周病菌が血管内に入ることで動脈硬化を引き起こしてしまうのです。
そんな、動脈硬化を防ぐ方法は歯ブラシをすることが1番なのです。
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倉治先生がおしえる正しい歯の磨き方
正しいと思ってやっていた歯の磨き方は間違えていることが多いのです。それでは、倉治先生の歯ブラシの正しい使いかたを紹介します。
歯を磨く前に歯ブラシを濡らしてはいけない
歯を磨く前に歯ブラシを水で濡らすことをしていませんか?ほとんどの人がそうしているとは思うのですが、それはしては行けない行為なのです。
歯ブラシを濡らしてしまうと発泡剤の作用で口の中が泡だらけになってしまい、すぐに吐き出したくなってしまうのです。
そうすると歯磨き粉にせっかく入っているフッ素の作用が短くなってしまうのです。
歯磨き粉に入っているフッ素は歯のエナメル質を強くしてくれる成分です。
歯ブラシは濡らさずによりが長い時間フッ素を口にとどめておくことが重要なのです。
歯磨き粉をつける量はたっぷりと
フッ素の作用を長い時間効果を持続させ、歯全体にフッ素の成分を行き渡らせるためには歯磨き粉はたっぷりとつけるのがいいのです。成人で目安は2センチです。
口のすすぎは1回だけ
口のすすぎは15ml程度の水を使って1回で大丈夫なのです。うがいをし過ぎるとせっかくのフッ素の成分が流れてしまうからです。
歯磨きの仕上げの仕方
歯科医の90%以上の人がやっているというのがフロス。フロスや糸ようじを使うと歯周病対策には大きな効果が期待できるのです。
歯周病菌は歯と歯の間に沢山居ます。そして、そこは歯ブラシでは絶対に届かない場所なのです。
歯ブラシで歯を磨いただけだと歯垢の除去率は58%しかないのですが、フロスや糸ようじを使って歯磨きのあとにさらに磨くと、歯垢の除去率は86%になるのです。
アメリカではFloss or Die という言葉があるほど、フロスを使うことの重要性が言われているのです。
倉治先生おすすめ歯周予防マッサージ
このマッサージの目的は歯と歯の周りの血管に新鮮な血液をおくることによって歯周病予防をすることです。
歯周予防マッサージは歯ブラシの柄を使って行います。
- 歯ブラシの柄を上唇と歯茎の間に差し込みます
- 手で歯ブラシの柄が当たるところを軽く押さえ、歯ブラシの柄で唇の内側から3秒かけて押します。これを口の周囲に実施します。(歯茎と反対側を押します)
歯ブラシの柄で歯茎を傷つけないようんにすることと、痛みを感じないようにしてください。
歯の正しい磨き方を紹介しました。歯ブラシを水で濡らすという行為は普通にしていませんでしたか?また、口をすすぎすぎていませんでしたか?
正しいと思っている歯磨き法は倉治先生からすると間違っている方法だったのです。
正しい方法を実践して歯周病菌から体を守りましょう!歯磨き後のフロスはお忘れなく!
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“健康に保つにはフロスが重要!歯科医が教える正しい歯の磨き方” への1件のフィードバック