スマホの使いすぎで手・手首が痛い原因に。持ち方の工夫で解消できる

最近、手首が痛い!って言う人が世界的に増えています。

手首が痛い原因はスマホの使いすぎって言われています。

でも、スマホを使いすぎていたとしても、手や手首の痛みを予防するためにちょっとした工夫で解消することができるんです。

手首の痛みは腱鞘炎が原因なんですが、もともと手首の痛みになる腱鞘炎は職業病の一つで、手を酷使する、ピアニストや工場の労働者、料理人などに多く見られていました。

ただ、今は手を酷使するのは、職業だけではないんですね~。

事務職をしている人はPCで手を酷使しますし、一般の人でもその手首の原因がスマートフォン、パソコン、ゲームなど手を知らないうちに酷使しています。

だから、普通の人でも手首を痛めてしまうことがあるんです。

アメリカの医療機関でも携帯電話などが原因で20年前から手首の痛みを訴える人が増えている事が知られています。世界的に手首の痛みを訴える人が増えているっていうことです。

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スマホが手首の痛みの原因?手首を傷める『スマートフォンサム』とは

手首の痛みの原因は、スマホの使いすぎと言われていますが、なぜスマホを使いすぎると手首を傷める原因になるんでしょうか。

片手持ちでスマホ操作が危険!親指を酷使している

スマホを使い慣れている人が、片手でスマホの操作をする時は、親指を使いますよね。

スマートフォンサムの『サム』は親指のことで、スマホ操作で親指を使いすぎて手首の痛みの原因になることからスマートフォンサムって言われるんです。

スマホで文字入力が上手な人の親指はめちゃくちゃ動いてますからね…。

なぜ親指の使いすぎが手首の痛みの原因になる?痛みの原因は親指の筋肉の構造にあり

手(指)は伸ばすよりも、握る方に力が入りやすい様にできています。

日常生活の中で、手の使い方を考えてもらうとわかるんですが、指を伸ばす方にギュッと力を入れることってほとんどないんですよね。この表現すらおかしく感じちゃいます。

だから、手を握る方向に向かって動かす筋肉は手の中に3つ(短母指屈筋・母指対立筋・母指内転筋)ほどあるんですが、指を伸ばす筋肉はほとんどないんです。

特に第一関節を伸ばす筋肉は手の中にはないんです。

じゃあ、第一関節を伸ばす筋肉はどこにあるのか…。それは手首をまたいで、手首から肘の間(前腕)に筋肉(長母指伸筋)があるんです。また、親指の根元を伸ばす関節も同じように、肘から手首(前腕)の間にあります(短母指伸筋)

親指を伸ばす筋肉が肘から手首(前腕)の間にあるために、親指を動かすためには、腱があって、腱が親指の各関節の付近につくことで、親指を動かすことができています。

操り人形の糸の部分に当たるのが腱というわけです。

で、その腱が効率よく働けるためにあるのが、腱鞘と言われるトンネルで、腱鞘の中に腱が通って親指の関節付近についているわけですが、指過度に動かして、何度も腱鞘の中を腱が通っていると、炎症をおこしてしまうことがあります。

これが腱鞘炎というわけです。

スマートフォンを操作している動作を考えて欲しい!親指を伸ばす方向にかなり動かしている

普段は指を伸ばす方向へは、そんなに力も入れないし、過度に動かす事はないんですけど、スマホを操作する時の事を考えてみて下さい。

文字入力をする時や、スマホの画面を操作する時に、親指を曲げた状態から伸ばす動作をたくさんにしてますよね。

これほど指を伸ばす方向へ頻繁に使う事はあまり想定されていない事なので、そもそも伸ばす方向への筋肉が少ない上に、腱が何度も伸び縮みしないといけないので、負担がかかって腱鞘炎になってしまいます。

これはスマホの操作だけではなくて、パソコンも同じ理由で、手首を傷めることになりますよ。

スマホの操作のしすぎがスマートフォンサムの原因だけど個人差がある

ただ、スマホを使いまくっているから、必ず腱鞘炎になって手首の痛みが出るかと言えば、そうとは言えません。

腱と腱鞘の状態などは、人によって違います。なのでスマホをの使いすぎで必ず手首に痛みがでるとは限りませんが、手首の痛みが出る可能性は知っておいた方がいいです。

手首をすでに痛めていない?簡単にできる手首の状態チェック

手首の状態を簡単にできる方法を紹介しますね!ただ、強い痛みが出たら絶対に無理して動かさないようにしてください

① 親指を他の4本で握り込めるように曲げる

② 他の4本で指を握る

③ 小指側に手首を曲げる

これだけです。ここで曲げられない痛みが出たら、腱鞘炎になっている可能性があります。ただ、腱鞘炎じゃなくても、腱や筋肉が引っ張られるのでつっぱり感などはあることも考えられます。

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スマホやパソコンを使っても手首が痛くならないために!チョットした工夫をする

スマホの操作をする時は親指だけじゃなくて人差し指も使う

スマホの操作は親指でするのが片手持ちでもできるし楽でいいんですけど、親指ばかり使っていたら、親指を酷使して腱鞘炎の原因になってしまいます。

親指だけではなく、たまには両手持ちをして、人差し指でスマホ操作をすることで、親指を使う頻度を減らすことができます。

両手操作は面倒なところもありますが、手首の痛みを予防するには同じ指を酷使しないことが大事なんです。

パソコンのキーボードを操作すると時は、キーボードの下にタオルを置く

スマホと同じようにパソコンを操作すると、親指への負担がかなりかかります。

パソコンの操作中に親指の負担を防ぐためにはキーボードの手前にタオルを重ねてクッションを作ってその上に手を置いてキーボードの操作をするとOKです。

親指が下を向くことで、指を伸ばす筋肉への負担が減ります。

スマートフォンサムで手首が痛くなったらどうしたらいい?対策は

スマートフォンの使いすぎで手首が痛くなってしまったら、痛みの状態に応じて整形外科を受診することです。

痛すぎるのに、我慢して自分でなんとかするっていうのはやめておいてくださいね。

腱鞘炎の場合は、炎症が原因で痛みが起きている状態なので、痛いからと言って揉んでしまうと逆効果になる効果があるので、揉まないようにして下さい。

なので、基本的には安静が一番の対策です。

手首の違和感を感じるようになったら、休めてあげるようにして下さい。

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