7月13日放送の主治医が見つかる診療所で特集されていたのは熱中症になった時にどうするのかということです。

以前記事にした有名人の熱中症体験。気をつけるべきことと知っておくべきことでも書いたのですが、熱中症は屋内での発症が多く見れれています。

屋内での発症が増えた理由

  • ヒートアイランド現象などにより、室内でも温度が高い場合がある。
  • 高齢者は高温に気づきにくく、また我慢してしまう傾向にある。
  • 外部の人間が室内を把握しにくい。

熱中症は暑い日だけ気をつければいい?

熱中症は暑くなった日だけでは注意してはいいのではありません。暑くなってから4日後が危険です。

暑さが持続するうちに体力が消耗し、体力が弱り切ってしまい熱中症を発症してしまうのです。ですので、暑くなった日から数日は気をつけるようにしてください。

熱中症救急車を呼ぶべきか見極め方

熱中症かなという症状がでたときに救急車を呼ぶか呼ばないのか医療機関を受診するかしないか迷うことがあると思います。このようなことに迷った時は以下のことに気をつけて判断すればいいです。

熱中症を疑う症状があるか

熱中症の症状は色々とありますが、めまい・高体温・手先などのしびれ・大量の発汗などの症状があれば熱中症を疑います。

意識があるか

意識がない場合はすぐに救急車を呼びましょう。

そして、意識がはっきりしていた場合は涼しい場所に避難し、服をゆるめ体を冷やします。

水分を自力で摂取できるか

意識があれば水分を自力で摂取出来るかどうかを判断します。

自分で水分を摂取できない場合は救急車を呼ぶか、医療機関を受診しましょう。

逆に、自力で摂取できる場合は水分と塩分の補給をします。

症状がよくなったか

水分をとったあとは症状が改善したかどうかを確認します。

症状が良くならなければ医療機関を受診します。

症状が改善した場合は、そのまま安静にして十分に休息して回復したら帰宅します。

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家族や知り合いが熱中症になったらどうする

脇の下・鼠径部(股下あたり)・首筋を冷やす

太い静脈が流れているので、ペットボトル等はタオルを巻いて冷やすと効果的です。

衣服をゆるめて風通しを良くする。

靴を脱がして体全体を仰いで冷やすことが大切です。

水は自力で飲ませる

意識がはっきりしているのかどうかを確認するために自力で飲ませるようにします。

おでこを冷やすのはあまり意味がない

それはおでこを冷やすと脳が自分の体が冷えたと錯覚を起こすことがあり、汗をかかなくてイイと勘違いしてしまうこともあるそうです。

汗が出ないと体を冷やすことができないため逆効果になるので、おでこを冷やすのは辞めたほうがいいそうです。

その他にも気をつけておいたほうがいいこと

摂取する水分の種類

お茶とかコーヒーで水分摂取をするとカフェインが入っているため裏目になることがあります。カフェインの利尿作用でおしっこがでて脱水になる可能性が考えられるため、熱中症予防の観点からは控えたほうがいいそうです。

夏バテ対策には味噌汁がすすめられていました。水分と塩分を採ることが出来るメリットがあるからです。

室内での熱中症予防

特に一人暮らしの高齢者のところには電話の近くにデジタルの温度計と湿度計が表示されるものをおいておきます。そして家族などが電話をして室内の温度と湿度を確認してエアコンを使うことを促すことが出来るのです。

基本的には室温が28℃以上になる時はエアコンを使用してください。

 

これから、梅雨があけどんどんと気温が上がっていきます。熱中症対策をしっかりとして、熱中症にかからないようにするとともに、なった時にどうすればいいのかを知っておいて、重症化を防ぐということも大切です。

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