8月30日放送の元気の時間で特集されていたのはむくみ。朝起きた時の顔のむくみや夕方の足のむくみ気になりますよね。

むくみでも放っておいても問題ないものとそうでないものがあります。その差はなんなのでしょうか。

またむくんだ時の解消法もまとめます。

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なぜ足にむくみが出やすい

むくんでいる状態とは静脈やリンパの流れが悪くなり毛細血管から水分が染み出した状態なのですが、足がむく見やすいのは静脈の流れが重力の影響を受けるためなのです。

そして朝、顔がむくむのは寝ることで重力の影響が変わり、下半身に溜まった水分が、顔に流れてしまうからなのです。

特にうつ伏せに寝ていると、顔が下になり重力の影響を受けるので、顔に水分がたまりむくみやすいので注意が必要です。

そしてむくむ原因の一つに足をあまり動かせていないということがあります。

足を動かさなければ男女問わずにむくみます。

足を動かさなければ静脈の流れを悪くしています。静脈の流れを良くするものがふくらはぎの筋肉。ヒラメ筋とか腓腹筋とかですね。

ふくらはぎの筋肉は収縮することにより静脈を圧迫し血液を速く押し流す役割を果たしています。これを筋ポンプといいます。

運動習慣があるかないかでも筋ポンプの差につながります。普段あまり運動をしない人は筋ポンプの働きが弱くむくみやすい傾向にあります。

塩分のとりすぎに注意が必要。

塩分を摂り過ぎると、血液の中の塩分濃度を一定に保つため血液量が増加します。これが原因でむくみにつながる事が考えられます。

 

このようなむくみの多くは体に大きな影響をもたらすことはあまりないのですが問題になるのが病的なむくみです。

こんなむくみには注意

病的なむくみと正常なむくみ

病的なむくみ:水分や塩分を溜め込んで体液量が増える

生理的なむくみ:体液量は変わらず体液が特定の場所にかたよる

病的なむくみの場合は体重が増加することが多いため普段から自分の体重を量りチェックすることが大事です。

そして、むくんでいて体重が増えている場合は注意が必要です。

一晩でとれないむくみ+足の重だるさ

このような症状がある場合は下肢静脈瘤の危険性があります。

下肢静脈瘤は足が腫れて、変色や痛みなどを引き起こす病気です。正常であれば、足の静脈には弁があり、血液の逆流を防ぐのですが、その弁が壊れてしまい血液が逆流し、静脈が膨らむのです。

進行が遅く気が付きづらいのが特徴です。

普通のむくみは一晩で治るのですが、1晩寝てもむくみが摂れない場合は危険信号の一つです。

むくみ+尿の泡立ち+急な体重増加

このような症状がある場合は、腎臓病の危険性があります。

腎臓は体の中の水分や塩分を調節する役割を持っています。その働きが悪くなると、むくみや尿の泡立ちなどの原因につながります。

足のむくみ+咳

kのような症状がある場合は心臓病の危険性があります。

足だけではなく肺もむくむために。咳が出るようになるのです。そして仰向けに寝ることで肺に血液がたまり咳き込むようになるのです。

下肢静脈瘤になりやすい要因

  • 立ち仕事
  • 家族歴(遺伝)
  • 妊娠・出産を経験した女性

このような項目が多い人は注意が必要です。

軽い運度をして筋ポンプを使う習慣をつけることが大切になってきます。また、女性の場合は、ハイヒールを履いて歩くときにふくらはぎの筋肉が使うことができません。

出来るときはハイヒール以外の靴をはくようにするのもひとつの対策です。

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むくみを解消するための簡単な運動

教えてくれるのは首都大学東京たけの竹井仁先生です。

むくみを解消させるさせるためには筋肉を動かすことが大事です。これによって、静脈とリンパの流れを改善させることができます。

しかし、顔・足がむくんでいるからといって、その部分だけをやってもダメで全身の筋肉を動かすことがより大切です。

全身の運動

  1. 椅子に座って両手はYの字に開き、足は踵を付けて大きく広げます。そしてこの姿勢で身体を反らし15秒キープ
  2. 両手両足を閉じ、身体を丸め込み15秒キープ。両腕はクロスさせます。
  3. 片方の足を5秒間身体にひきつけるように上げる。これを10回繰り返します。
    ⇨上げた足の爪先を上に向けることで足先まで血液とリンパが流れやすくなる
  4. 足を椅子の上に乗せ、両手・両足の指を閉じる・開く動きを20回繰り返す
    ⇨足はおしりより少し低く、手は心臓の高さにすることで効果UP

この体操をすることで筋ポンプの働きが2倍になるのです。

立ち仕事やデスクワークで足がむくみがちな人は爪先立ちなどをしてふくらはぎを動かすことでむくみの予防になります。

顔のむくみ解消法

  1. 上記の1,2を実施する
  2. 4本の指で目の下・眉の下側の順で内側から外側に押し流す
  3. 頬から首筋の前まで流し、鎖骨のくぼみをゆっくり押す。
    ⇨鎖骨のくぼみをほぐすことにより、血液とリンパが全身に流れやすくなる
  4. 目と口を5秒間大きく開ける
  5. 目と口が顔の中心に集まるように閉じて5秒

病的ではないむくみ体液量が増えていないのに利尿薬とかを使うとかえって病気になってしまうことがあります。これにより、腎不全になったりする人もいるそうです。

薬を使うとむくみは取れるのですが、脚のむくみはとれたけど全身悪くなってしまうケースが結構あるので、きちんと見極めることが大事です。

 

良いむくみ悪いむくみをしっかりと見極めて対策を立てる事が大切です。そして、立ち仕事でむくみやすい人は簡単に解消出来る体操をしてしっかりとケアしてあげましょう。

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