6月14日放送の雨上がりのAさんの話は肩こりのお話でした。肩こりで悩んでいる人は多いですよね。肩こりから、頭痛に及んで仕事が手につかないなんてこともありますよね。

こんな肩こりは治るどころか、常に肩が痛い!しんどい!という状態が続きます。慢性的な肩凝りを治すためにどんな方法をとっていますか?

間違った方法をとっていると、ひどい目に合うかもしれませんよ。

なぜ肩こりがおこるのか

そもそも肩こりが起こる原因は何なのかですよね。パソコンを使ったりスマホを使ったりこれを継続すると肩凝りになるのはわかると思います。

肩こりのしくみについて教えてくれていた事情通が、東京医科大学客員研究員筋肉研究所の名誉顧問竹内京子先生です。

肩こりのほとんどの原因は僧帽筋にあると言ってます。僧帽筋は何もしなくても疲労がたまりやすいんです。

僧帽筋は首から肩甲骨、背骨にまたがるかなり大きな筋肉です。この筋肉は、重たい頭を支える筋肉の1つであり、硬くなりやすい筋肉なんです。

こんな僧帽筋が筋肉疲労の悪循環に陥ると肩こりになるんです。僧帽筋は、パソコンやスマホなどを使って同じ姿勢を摂ることで、僧帽筋は過剰に緊張しっぱなしになります。

そうすると、筋肉が硬くなり、血液の流れが悪くなります。

血液の流れが悪くなると、疲労物質は溜まる上に、酸素なども効率よく運ばれることがなく筋肉が酸欠状態になります。その結果、肩に痛みや不快感つまり肩こりが発生するんです。

この痛みや不快感がずっと続いていると、さらに筋肉は過剰に緊張してしまいます。これが、筋肉疲労の悪循環なんです。

肩こりを解消するのにもみほぐしは危険

肩がこった時、あなたはどうしますか?最近流行りのもみほぐし系のボディケア専門店に行く人はいませんか?もみほぐし系のボディケアには危険がいっぱい潜んでいるんです。

日本医学ジャーナリスト協会、幹事の松村眞吾さんが教えてくれていたのはもみほぐし系の看板の秘密です。

国家資格を持った専門家のお店は看板に値段やコースを書くことはできません。

柔道整復師などの国家資格を持った専門家がしている治療院は、店名・営業時間・電話番号程度しか記載できません。

看板に料金にゃコースが書いてあるお店は無資格の素人が施術している可能性が非常に高いんです。もみほぐしのは悪いことではありません。もみほぐせば血行が良くなるので一時的には気持ちよくなります。

ただ、素人がおこなうもみほぐしの危険が潜んでいるんです。

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素人のもみほぐしの危険

まっとうなもみほぐしのお店であれば、必要最低限の研修はされているかもしれませんが、すべてのお店がそうではありません。

儲け重視の悪質なお店が多いのも事実です。

実際にもみほぐしのお店で働いていた人の話を聞くと、悪質な営業実態が次々と明らかになるんです。

  • 資格を持っている人はいなかった。
  • 国家試験に落ちた人が働いていた

などなどです、さらにこのようなお店では最初に必ず研修があるそうですが筋肉の場所とか骨格を教わるわけではなく「ここ・ここ」みたいな感じだけ。

そして、1時間後にじゃあやってみたいな感じなんだそうですよ。ありえないです。恐ろしいです。

あるのはトークとリピーターのマニュアル

肩こりの原因って大体、パソコンとかスマホ、同じ姿勢をとる仕事してますかといえば当たるんです。だから肩こりの原因もその人にあった説明をするのではなく、台本に当てはめるだけなんですね。

同じ肩こりでも原因は人それぞれちがいます。プロはこれを知っているので、色々な方向から話をしてくれますよ。この人怪しいなって思ったら専門的な話をちょっと入れてみるといいですよ。

さらに、リーピーターを増やすために治しきらずにまたきてもらうようにしろ!と言われるそうです。治しきったら満足してしまって来てくれる間隔があくからアカンということです。

さらに強く揉んでもらわんと・・・って言う人は注意してください。強めに揉まれると、ひとは防御収縮といって、筋肉に力が入ってしまいます。

結果的に柔らかくなるどころか、すぐに筋肉は硬くなり、また調子が悪くなります。これでリピーターを増やしているんです。強揉みじゃないと・・・って言う人はいいかもになってる可能性がありますよ。

骨折することも…

施術する人間はなんと、骨と筋肉の区別すらできない人がいるんです。正直ありえないことなんですよ。こんな人に絶対に体を見てもらったらだめです。

その結果、骨を思いっきり押し、簡単に折れる肋骨は折れ、ひどい時は鎖骨を折る人もいるそうですよ。もみほぐし系の健康被害の相談は多いそうなので、行くときは気をつけてください。

大阪臨床整形外科医会会長、前中孝文先生も資格がある人とボディケアをする人はわけないといけない。トラブルが起こるのは当然。子どもに大事な部屋を掃除させるようなもんだと話します。

柔道整復師がやっている整骨院は

柔道整復師が行う整骨院で肩をみてもらうという人も中にはいてるでしょう。国家資格を持っているので体の事に精通しているのは間違いないですが、柔道整復師業界に疑問を持つ柔道整復師によると…。

柔道整復師という資格は本来ケガの応急処置をするためのもので慢性的な肩こりを治すための資格ではないと話します。

柔道整復師は健康保険で患者さんにできる施術が制限されています。満席的な肩こりや腰痛に対しては、健康保険の適用は認められません。

真面目にそれを守っていると患者は来てくれないので、肩こりの患者に対して手首のねんざなどと嘘の診断をして保険請求をするということをしているところも。

さらに、長期間1つの部位で嘘の診断を続けると健康保険の不正適用がバレるおそれがある。ので、足首・膝・肩などケガの部位を変えていく部位転がしで肩こりを施術しているんです。

すべての場所ではないですが、こういうところもあるということです。

さらに、あん摩マッサージ指圧師の資格者は肩こりの施術はできるが根本的に治せるわけではないんです。要するに、他人に拠る施術では根本的な解決にならないことが多いということです。

ただ、優れた治療家も中にはいますので、全員が肩こりを治せないのかというとそうではないです。もちろんすごい人も居てます。見つけるのが大変ですが…。

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自分で肩こりを治すにはラジオ体操をする

大阪市立八阪中学校校長、立石健治先生は大阪で4番目に1級ラジオ体操指導士という資格を習得した先生です。この先生がいうにはラジオ体操を毎朝していると肩こりにならないと話します。

ラジオ体操は肩まわりの筋肉をしっかりと動かすので、筋肉を解すことができて、血行が悪くなりにくく、肩こりにならないというわけです。

ラジオ体操は運動の専門家を集め国民の健康増進を目的に作成した極めて効率的な運動なので、それも納得です。

実際にラジオ体操が流行って、本もたくさんでましたしね。

立石先生は、第2運動の第3番目の体操をすると肩こりをしないと話していました。

ただ、肩こりというのは肩だけに原因があるとは限らないんです。それぞれの筋肉は動きにつながりを持って存在しています。

なので、肩こりだから、肩だけを動かすではなく、全身の筋肉を動かしてあげることが大切なんです。肩こりを本気で解消しようとラジオ体操をする人は、すべての体操を正しい方法で每日おこなうことをおすすめします。

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