長生きしたけりゃ肉を食べる!やっぱり肉食って大事なんやん

林修の今でしょ講座で、結構衝撃的な内容の話が放送されていましたね!

それが、肉などが多い欧米型の食事をした日本人は死亡リスクが1割減ったっていうことです。

このデータは国立がん研究センターなどの研究チームが発表したことなので、ウソでは無いわけです。

最近は和食がいい!日本食がいい!魚がいい!なんてことがよく言われますが、その話に逆行する話なんで、びっくりです。

じゃあ、なんで肉を食べることが長生きにつながるのか、まとめました。

今でしょ講座の中で肉と長寿の関係について話されていたのが、日本機能性医学研究所所長の医師、齋藤糧三先生でした。

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豚の生姜焼きは血管を強くして動脈硬化予防につながる

動脈硬化は動脈が硬くなって、もろく狭い状態になり、血管の病気、心筋梗塞とか脳梗塞の原因になる状態です。

そんな状態を防いでくれる肉料理が『豚のしょうが焼き』です。

豚肉のもも肉に多く含まれるカルノシンは活性酸素を抑え、しょうがに含まれるジンゲーロルは加熱することでジンゲロンに変わり、血管の炎症を抑えてくれる役割を果たしてくれます。

血管の老化の原因になるのは、活性酸素。活性酸素は少量ならウイルスを撃退してくれるんですが、増えすぎると血管を酸化させてしまうんです。

カルノシンが活性酸素を抑制し、ジンゲロンが血管の炎症を抑えてくれることで、動脈硬化を防ぐ事が期待できるんです!

だから、カルノシンとジンゲロン、2つの成分が含まれる豚肉の生姜焼きは動脈硬化を防ぐのにいいんですね。

肉を食べなくても、野菜だけで動脈硬化防ぐことはできないの?

野菜ばかり食べていて問題になるのは、ビタミンB12。ビタミンB12は赤血球をつくるんですが、このビタミンは、動物からしか摂れないんえす。

野菜ばかり食べて肉を食べないと、血液がうまく作れない、神経がうまく機能しないなどが起こる可能性があります。

野菜だけですべてまかなうのは難しいんです。どうしてもお肉を食べることができない人は足りない栄養素はサプリメントで補うなどの工夫が必要ですね。

鶏の唐揚げは疲労を吹き飛ばすパワーがある!

疲れがとれにくいな…。って感じた時に食べる食材は鶏肉がおすすめです。

鳥は長時間空中を飛ぶために、疲労の原因にとなる酸化ストレスを減らす、イミダゾールジペプチドが含まれています。

イミダゾールジペプチドは特に鶏のむね肉に多く含まれています。

鶏のむね肉を唐揚げにすることで、鶏の胸肉が衣でコーティングされて、イミダゾールジペプチドが逃げにくくなるんです。

鶏のむね肉100g(唐揚げ4~5個)で疲労回復の期待ができます。

唐揚げをあげたらすぐにレモンをかける

油は酸化しやすく、唐揚げを作ってから時間が経つと、酸化し活性酸素が増えてしまいます。そこで、唐揚げをあげたらすぐにレモンをかけることで、唐揚げの酸化を防ぐことができます。

脳が老けない!とんかつがいい

豚肉はビタミンB1が食材の中でトップクラスに含まれています。そのビタミンB1を摂ることで脳の認知機能をアップさせてくれることが期待できるんです。

ビタミンB1は糖をエネルギーにかえる役割があります。脳は正常に動くためには糖をエネルギーとして利用しています。

歳をとることで脳の糖の吸収率が悪くなってきます。結果として認知機能が低下してしまい、認知症の原因となる可能性もあるんです。

研究で、高齢者にビタミンB1を入れる脳の認知機能がアップしたという論文があり、脳の働きを良くするためにビタミンB1が必要だと言うことがわかります。

ビタミンB1を効率的に摂るためにはとんかつ、特にヒレカツがいい!

ビタミンB1は脂溶性のビタミンなので、炒め物だと肉汁と一緒に流出してしまうので、衣がビタミンB1を逃しにくくしてくれるとんかつがいいんです。

そして、ヒレカツはロースカツに比べてビタミンB1の量が約2倍含まれているので、ヒレカツを食べると更に良しです!

さらに、とんかつに付け合せの定番キャベツには、消化に必要な食物線維やビタミンUが胃腸の粘膜を守り消化機能を活性化するので、合わせて食べる事がいいです

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体力と筋力アップにはステーキがおすすめ

年齢と共に体力の衰えを感じてしまいます。その衰えを補えるのがステーキに含まれているL-カルニチンです。

人は食べ物から吸収された糖や脂肪を燃やすことで動いていますが、糖や脂肪を燃焼させるために必要な場所(ミトコンドリア)まで運んでくれるのがL-カルニチンの役割です。

L-カルニチンが多いと糖や脂肪を多く運んでくれるので、エネルギーを作ることができ体力アップに役立ってくれるんです。

L-カルニチンは年齢と共に作られる量が減るので、食事で補う必要があるんです。

L-カルニチンを摂取するのには赤身肉のステーキです!L-カルニチンは熱にも強いので、どのような焼き方でも大丈夫です。野菜からは取ることができないので、食事の中にステーキを入れることは大切です。

ステーキは筋力アップにも役立つ!

また、ステーキに含まれる亜鉛は、筋肉の燃料になり、筋肉を活性化するのに役立ちます!

筋肉は30代をピークに1年に約1%ずつ減少すると言われているので、意識的に筋肉を増やして行くことが大事。

ただ、筋トレをすることも大事なんですが、筋肉は亜鉛を燃料に活性化するので、筋力トレーニング後に亜鉛をとると効果的に筋力がアップができるんです。

牛は土に多く含まれる亜鉛を牧草を通じて体内に取り込むため亜鉛が多いといわれています。亜鉛は体に貯めることができないので、毎日の食事から摂取することが大事なんです。

焼肉も長生きには必要!焼肉のいいところは!

肉料理といえば焼肉です!焼肉も体にいいことがたくさんです!部位別にみていきましょう

ハラミは丈夫な体を作る

ハラミは鉄分が多く含まれていて、風邪をひかない丈夫な体を作ってくれるんです。

鉄分というと貧血のイメージがありますが、白血球がウイルスを食べる時に鉄が必要なので、鉄が不足すると白血球の働きが悪くなり、免疫力低下につながるんです。

だから、ハラミを摂ると免疫力アップに役立つわけです。

ロースはステーキと同じく…

ロースは、ステーキと同じく筋力と体力のアップに役立ってくれます

カルビの脂は体に悪くない!

カルビは美味しいけど、肉の脂がたっぷりでジューシーです。この肉の脂が体に悪そうで敬遠している人もいるかもしれませんが、あまり心配はありません。

2014年timeで発表された研究によると、動物性の飽和脂肪酸を植物油のリノール酸に変えたら心臓血管病で亡くなる人が1.7倍増えたんです。

動物性の脂を摂ることは適量ならそれほど体には悪くないということです。

齋藤先生おすすめの『ミノ』『レバー』『タン』

ミノ:噛むことで脳に刺激を与えることができます。そして、タンパク質が多く、免疫力アップ・筋力アップに役立ちます。

レバー:鉄が貧血予防、ビタミンAが美肌効果に期待、そして、ビタミンB6アレルギー改善効果に期待できます。

タン:タウリンが豊富で疲労回復効果や筋力アップに期待

お肉には、食物繊維が足りないので、野菜も一緒に摂ることが大事!

お肉を食べることは大事ですが、肉には食物繊維が足りません。お肉を食べる時は野菜もしっかり食べるようにしましょう!

例えば焼肉と相性がいいキムチは白菜に含まれる食物繊維と発酵されているので乳酸菌を取ることができ、代謝をあげる唐辛子も入っているのでおすすめです。

 

僕自身が病院で80~100歳の人と接することが多いですが、年齢が高い人ほど肉が好きだったり、食べることを楽しみにしている人が多いです。

お肉ばかり食べることもよくないとは思いますが、健康のために肉を敬遠することは間違いと言えそうです。

バランスよく食事をすることが大事なわけで、肉も魚も野菜も適度に食べればいいだけです。

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