ドライブレコーダーは後方につける必要はあるのか?

ドライブレコーダーは必需品です。

2016年6月のカービューの記事によると、クルマを保有し、月1回以上運転する20~69歳の男性、500人に意識調査を実施したところ、ドライブレコーダーをつけているのは、全体に17.2%と2割弱の数字です。

この時点ではドライブレコーダーはまだまだ普及していませんが、高速道路での煽り運転での死亡事故が起こってからは、自分の身を守るためにはドライブレコーダーが必要という意識が高まっています。

テレビ番組やニュースでもドライブレコーダーの特集などが組まれてドライブレコーダーをつけるのが当たり前になりつつあります。

ドライブレコーダーは一般的には1つのカメラで走っている前方を捉えます。なので、前方の一つが普通なんですが、これだけでは不十分です。

ドライブレコーダーは後方にもつける必要があります。その理由とメリットを書いていきます。

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ドライブレコーダーを後方(後)に必要な理由は?ドライブレコーダーを後につけることでどんなメリットがある?

ドライブレコーダーは前につけているだけではあんまり意味がありません。

前方の状況は1つのドライブレコーダーでまかなうことができますが、絶対に前方で事故が起こるわけではないので、事故の映像が残って無いってことも。

これじゃあドライブレコーダーの意味が無いわけです。

煽り運転に対応するには後方の映像を撮影しておく必要がある

高速道路での事故以降煽り運転がすごく話題になりますが、こんな事故が起こる以前から煽り運転はよく見ます。

僕も煽られたことがありますし、同じように煽られた経験がある人もいると思います。

高速道路走ってたら、アホみたいに車間つめてジグザグ走行しいる車は毎回見かけます。

警察庁交通局による交通事故の平成26年のデータによると追突事故が車両相互事故の中で42%をしめているので、後ろからこられる可能性がかなり高いってことです。

常識的な速度で走っていて煽られて事故ったら最悪です。

こんな煽り運転から身を守るためには後方にドライブレコーダーをつけて置く必要があるんです。

実際に事故にあった時後方のドライブレコーダーが役立った!

僕は後方にもドライブレコーダーをつけて追突事故をされて時にドライブレコーダーが役立ちました。

片側1車線の幹線道路を走っていた時に、自転車に飛び出されて追突を回避するために、急ブレーキを踏みました。

自転車には当たらずに止まれたのですが、後方に詰めてきていたバイクが僕の車に追突してきたんです。その様子を前後のドライブレコーダーがしっかりと記録してくれていました。

事故の現場検証の時に、警察官に映像を見せたら、状況すぐわかるねって感心してました。

映像は参考程度だったので、しっかりと現場検証はされてましたけどね。

追突してきたバイクの方にも、急ブレーキをなんで踏んだ?とか(事故が交差点付近で左折後だったので)保険屋からは、バイクを巻き込んだんじゃないのか?とか、色々言われましたけど、

「ドライブレコーダーの記録があるし、警察にも見てもらってます」って言ったら、なにも言わなかったです。

もちろん、100%バイクが悪いってことになりました。ドライブレコーダーが事故の時は本当に役立つなって思った出来事でした。

後方のドライブレコーダーはやっぱりメリットがある

後方のドライブレコーダーのメリットは煽り運転対策と追突事故のときの状況の記録です。

前方カメラと合わせれば、どういう状況で事故が起こったのかよりわかりやすくなります。

後ろにカメラがついているって相手が気づけば、煽られる可能性も減りますしね。後方にもドライブレコーダーをつけておくことをおすすめします!

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前方も後方も記録できる360°ドライブレコーダーをつけるのはありなのか?

2個ドライブレコーダーを買って、前方と後方につけるぐらいなら、360°カメラをつけるって方法もあります。

360°カメラなら前方、後方だけではなく側方の映像も捉えることができるので、色々な事故に対応することができます。

360°カメラの代表的なドライブレコーダーに

  • ユピテルのQ-Q10
  • カーメイトのd’Action 360

がありますね。

今はまともに撮影ができそうなものは2つぐらいからしか見当たりません。

でも、この2つのドライブレコーダーはあんまりおすすめできません。

360°ドライブレコーダーはあんまりおすすめできない。その理由とは

360°ドライブレコーダーは値段が高すぎる

360°ドライブレコーダーは今のところ値段が高すぎます。

  • ユピテルのQ-Q10はユピテル会員の優待価格で60,000円(100台限定)
  • カーメイトのd’Action 360は、Amazon価格で49,047円

と2つとも値段が高すぎます…。

そこそこの性能のドライブレコーダーを2台買っても4万円も必要ありません。なので、こんなに高い値段を払う気にはなりません。

ナンバープレートがしっかりと読み取れない

価格の割にナンバープレートがしっかりと読み取りにくいことがこの映像からわかります。

実際に購入した方がYouTubeなどでドライブレコーダーの映像をあげていますが、ナンバープレートがめちゃくちゃ読み取りづらい。

ナンバープレートがしっかりと記録されていないとドライブレコーダーとしての意味が減ってしまいます。

ユピテルのQ-01の方が映像はちょっとましですが、映像は10,000円以下で買えるドライブレコーダーと同じぐらいの画質の印象です。

映像を確認するのにビューワーソフトがいる

記録した映像を、普通の映像にするためにはビューワソフトがいります。

だから、映像をその場で確認するためにはパソコンが必須。常にパソコンを持ち歩いていればいいですが、事故った時にパソコンがなければ、すぐに映像確認をすることができません。

モニター付きのドライブレコーダーを使っていたらその場で確認することができるので不便です。

360°ドライブレコーダーはまだまだ発展途上にあると思うので、ナンバープレートまでクリアに記録したい人にはあまりおすすめできません。

360°カメラは側方からぶつかられたときにはすごく役立つんですけどね。

今後、性能のいい360°ドライブレコーダーが安価で出てくる可能性は高いと思いますが、今は普通のドライブレコーダーの方が使いやすいと思います。

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ドライブレコーダーを選ぶときに抑えておきたい3つのポイント

ドライブレコーダーを選ぶ時は、

  • 『LED信号機でも信号機の色がちゃんと撮影されるもの』
  • 『昼間でも夜間でも雨天でも曇りでもナンバープレートがしっかりと映るもの』
  • 『衝撃で映像を保存してくれるセンサーがついているもの』

この3つのポイントを外さないようにして下さい。

最新のドライブレコーダーは大丈夫だと思いますが、古いモデルとか安いモデルだと、電気の周波数の関係で、LED信号機の色が消えるという減少があります。

信号の色が消えてしまってはドライブレコーダーの意味がないので、購入する時にはLEDの信号機の色がしっかりと映像に残るのか確認して下さい。

また、昼間はちゃんと映っていても夜間は映像が映っていないなんてこともあるかもしれません。

コレだって思った機種のドライブレコーダーの映像をYouTubeで確認してくださいね。ほしいドライブレコーダーの型番を入力すれば、だいたいの映像を見ることができます。

そして、事故った時は混乱して、映像の保存を忘れてしまったりします。

Gセンサーとか衝撃センサーが内蔵されていれば、自動で映像が保護されるので、重要な映像が消えてしまったということを回避することができます。

なるべく高性能なドライブレコーダーがほしいという人は、値段は高いですが、警察でも採用されていて、LED信号もしっかりと映像に残り、駐車中の映像記録もできる、ドライブマンのドライブレコーダーをおすすめしておきます。

ドライブレコーダーの前後が同時に購入できる2カメラ搭載モデル

ドライブレコーダーの機能をしっかりと抑えることができている前後2カメラ搭載のドライブレコーダーを紹介します。

KENWOODの前後ドライブレコーダーDRV-MR740

KENWOODドライブレコーダーHPより引用

 

記録できる映像が高画質のKENWOODの前後一体型ドライブレコーダーのDRV-MR740です。

  • 白飛びや黒つぶれを少しでも防ぐためのHDR搭載
  • 位置情報を記録するGPS
  • LED信号機対応
  • 運転支援機能
  • 常時録画・イベント録画
  • 地デジテレビなどのノイズ対策
  • 別売の電源ケーブルを購入すれば最大24時間の駐車監視機能
  • 記録画素数は前後カメラとも1920×1080(動画最大約208万画素)
  • MicroSDHDカード16GB付属
  • 前後カメラとも明るく撮れるF値1.8
  • 画角は対角で111°

前後のカメラともにドライブレコーダーの最低限の機能は余裕でクリアしています。

KENWOODの上位のドライブレコーダーDRV-830と比べると、画角は111°なのでそれほど広角ではありませんが、十分な機能です。

後方のカメラはHDRに対応はしていませんね。

前方につけるドライブレコーダーの画面で前方も後方もカメラで記録する動画を見ることができます。

KENWOOD/ケンウッド DRV-MR740 スタンドアローン型前後撮影対応2カメラドライブレコーダー

コムテックZDR-015

  • オプションの配線コードで12時間の駐車監視機能
  • LED信号に対応
  • 地デジやナビなどに対してのノイズ対策
  • オプションで駐車監視機能
  • 常時録画・衝撃録画(Gセンサー搭載)
  • GPS搭載
  • FullHD(1920×1080)200万画素
  • MicroSDHD、16GB付属
  • 安全運転支援機能
  • HDR(フロントカメラ)
  • 画角:前方カメラ145°・後方カメラ140°
  • F値:前方カメラ2.0 後方カメラ2.4

前方カメラも後方カメラも十分な性能です。KENWOODのものと比べると画角は広くとれますが、駐車監視機能が短いのとF値が少し暗いです。

 

ドライブレコーダーをつけると、自分の過失もちゃんと映像に残ります。

ドライブレコーダーをつけることで自分の運転を見直す機会にもなるし、交通事故で、余計なトラブルに巻き込まれたときにも助かります。ドライブレコーダーは前方も後方もつけておくのもおすすめです。

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