投資家村上世彰さんがTV番組に登場。

村上ファンドという投資会社と立ち上げて、運用資産38億円をたった7年で5000億円まで増やした投資のプロ。

村上さんは、子どものうちからお金の教育をすることが大事だと話されています。

この話には本当に共感できる部分が多かったんですが、子どもにお金のことをどうやって伝えたらいいのかわかりません。

そこで、子どもにお金の話をするヒントになる、村上世彰さんが話していた、子どもへのお金の話をまとめてみました。

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日本ではお金の教育がされていない。子どもの頃からお金の話をすることは大事なこと

日本の学校教育のなかでお金のことを習うことはなくて、大人になってから自分でお金を使って勉強をするって感じです。

日本はお金の授業がされていないし、お金の話をするのもダブーな空気があります。

でも、お金のことを勉強しないと、世の中の事や物の価値がわからないし、お金の使い方もわかりません。

アメリカでは子どもから次のようなことを学校で習うといいます。

  • お金の管理
  • リスクマネジメントと保険
  • 金融責任
  • 収入とキャリア
  • 貯蓄と投資
  • クレジットと負債

大人になってから行くていくために非常に大切な知識です。

クレジットとか負債は悪というイメージがあるけど、使い方を間違えなければ生活を豊かにしてくれる可能性も高いわけです。

また、保険でも大人になってからよくわからないからと適当に入ってしまい、ちゃんと保障がされないなんてこともあるわけです。

今習っている学校の授業も一般常識として、大切なことですが、お金との付き合い方は生きていく上で絶対に必要なことです。

資本主義社会である以上、自分でお金を稼いで生きていくことが必要なわけですから、お金のことを知ることはめちゃくちゃ大事なことなわけです。

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学校で教えてくれないなら子どもにお金のことを教えるしかない!

お金に困らない子どもに育てるためには、お金のことを学ばせておかないとダメです。

学校では教えてくれないので、自分で子どもにお金のことを教えるしかないわけです。

でも、親も学校でお金のことを習っていないので、どうやって子どもにお金のことを教えたらいいかわからないわけです。

村上世彰さんはこのようなことを教えたらいいのではと話されていました。

今すぐ住宅ローンを子どもに伝える

住宅ローンは家の借金の話。子どもに借金の話をするのはよくないなんて言われますが、そんなことはありません。

一番大きな借金は住宅ローンです。家の価値が地震で暴落・土地が過疎化する時に場合によっては返せないことも考えられます。また、両親が働けなくなったら住宅ローンを返せません。

家の借金なので、親の問題だけではありません。子どもにも関係する問題なんです。

家にはどれぐらいの収入があって、どれぐらいのお金を借りているのかを知れば、実際に生活に必要なお金を見ることができます。

実際に必要なお金もらえるお金を知ることで、子供は小さいころから現実的な金銭感覚が見につきます。

どれぐらいの預金(収入)があってどれぐらいの借金があるか子供と考えてみてください。

賃貸の場合は一か月分の給料と家賃を伝えるといいですよ。

お金に強くなるためには値札をしっかりと見ること

値札を見ることで、商品の安い高いを判断しますよね。

ものの相場を知るためには色々なものの値段を見ることは大事ですが、高い安いだけではなく、なぜその値段がついているのかを考えるようにします。

例えば、最近のニュースではツナ缶製品の値上げが発表されました。

ツナ缶の値段が上がった理由は、原料のキハダマグロの値段が高騰したことですが、さらになぜキハダマグロの値段が高騰したのかを考えます。

キハダマグロの値段が上がったのは中国など世界的にマグロの需要が高まったことで漁獲制限がかけられたからなんです。

このように、値札を見ることで社会情勢を読み取ることができるわけです。

このような話を子どもとすることで、その値段の理由を子供は考えることができるようになります。

大人だってそうですね!投資をしたりするときも、値段の理由を考えることって大切なわけですから。

外食したら必ず食事代を当てあうゲームをする

子どもと外食をする機会はそれなりにあると思いますが、その時にかかった食事代を当てあうゲームをします。

食事をして、お会計をする前にその日にかかったお金はどれぐらいなのか当てあうわけです。

値段当てゲームをすると、そのうち数字に強くなってきます。色々なお店に行って値段を当てることで、雰囲気にはどれぐらいのお金がかかるのか、サービスの対価はどれぐらいなのか考えるようになります。

そうすると、高いお店がいいではなくて、費用対効果のあったお店に行きたがるようになるそうですよ。

高いお店=良いお店ではなく、費用にあったお店にお金を払う価値があるってことを知れるのは凄く重要なことですね。

 

村上さんは番組の最後に

  • お金に利用されずお金をうまく利用する 
  • お金は道具として使うためにある。貯めるためにあるわけではない。貯めるのはいいけど、貯め込んではいけない。
  • お金が循環することを考えて、今使ったほうが良いのか貯めたほうがいいのか考えることが大事

と話しておられましたよ。

大人でもお金の使い方って難しいですが、子どもと一緒に考えることで、大人もお金の勉強になりそうです。

村上さんは子どもに向けてこんな本も書いておられますね。

僕はなるべく子どものお金のことを話すようにしていますが、簡単な経済の流れも踏まえながら色々と話しができるようになればいいかなって思いました。

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