ダニを退治するために布団や枕の天日干しや洗濯の意味はない?正しい対策は?

世界一受けたい授業でダニの撃退法を見たんですが、僕が今までしていたダニ対策ではまったく意味がないことが判明…。

布団や枕は天気のいい日にベランダに天日干しをして、掃除機をかければバッチリダニは撃退できているって思ってたんですが、実は違うんですね~。

番組の中では法政大学のダニの専門家島野智之さんが正しいダニの対策についてお話をされていました。

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春先から夏に向けてダニが大量に発生する!ダニ対策は夏を迎える前に!

ダニが増えて困るのは、ダニのフンや死骸を吸い込んでアレルギー症状の原因になるということ。

特にヒョウヒダニが多くいて、人間の皮膚やフケを食べて成長するので、人がいる場所はダニが多く潜んでいるんです。

特にダニ対策は暖かくなり始めた時期にはじめないと爆発的にダニが増えて大変なんです。

ダニはどれぐらい増える?対策しないと4ヶ月後には大変な数に…

ダニはどれぐらい増えるのか、これを番組の中で調べていたんですが、その数は大変なことになっています。

5月:30匹→6月:800匹→7月:4000匹→8月:10000匹

ダニの量は約300倍にもなるんです。また、これだけ増えるとダニのフンの量もすごいことになるんです。ヒョウヒダニは1日6個程度のフンをすると言われていて、これを月に変えると…

5月:5,400個→6月:14万4,000個→7月:72万個 8月:180万個

こんなことになるんです…。考えただけでも気持ち悪いし、っていうか考えたくない。

こんな状況だとダニが原因でアトピー性皮膚炎・鼻炎・喘息のリスクがかなり高い事が考えられますね。

家の中でダニが多い場所はどこ?

家の中でも特に多い場所はしっかりと掃除をしておきたい場所です。その場所はここです。

  • 3位:ソファ
  • 2位:カーペット
  • 1位:布団や枕などの寝具

だいたい、想像通りに場所だと思います。ソファやカーペットは寝転がって、お菓子を食べながらテレビを見るとかスマホを見るとかしちゃいます。

汗やフケが多く付き、お菓子などの食べかすもたまりのでダニのすみかになりやすいんです。

ソファはクッションの裏側にもゴミも溜まりやすくダニのすみかになりやすいので注意が必要!また、ソファは掃除機がかけにくいので、ダニが多く住んじゃうんですね。

布団や枕は触れる時間が長いため、アカやフケが大量にあるので、繁殖しやすくフンや死骸を吸い込みやすいんです。特に枕には後頭部から分泌されるパルミチン酸にダニが多く集まりやすいので枕はしっかりと対策をする事が大事です。

子どものダニアレルギーは特に注意!アレルギーマーチの原因の1つを防ぐ

子供の時にダニアレルギーにならないことは、その後のアレルギー対策にもすごく大事なんです。

アレルギーマーチというのはアトピー素因があるひとは次々にアレルギー性の疾患にかかる様子を表したものなんです。

例えば、子供の時にダニアレルギーを発症して、アトピー性皮膚炎になって治癒そうすると小学生になると気管支喘息になり、思春期になるころには花粉症になると次々にアレルギー性の病気になってしまう可能性があるんです。

なので、幼少期にアレルギーにならないことが大事なので、その原因の1つのダニ対策は大事なんです。

子どもが触れるぬいぐるみにもダニがたくさん住んでいる可能性があるので、しっかりとダニを撃退しないとダメですね。

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ダニの正しい撃退法!ダニの対策をしっかりとして、アレルギーの原因を減らす

それでは、正しいダニ対策の方法を紹介していきます。

大量のダニを減らす為の掃除機のかけ方!掃除機をかける前の工夫が大事!

布団やカーペットなど掃除機を使ってダニを吸い込むと思うんですが、少しでもたくさん吸い込むためには一工夫が必要です。

それが、掃除機でダニをしっかりと吸い取るためには2時間部屋を暗くしておくことです。

ダニは暗くて人のいない静かな時がより活発に活動します。部屋を暗くして表面にダニが出てきたところで掃除機をかけることでより多くのダニを吸い込むことができます。

ソファやカーペットを掃除したいときも、お昼間に掃除をしたい時でも遮光カーテンなどで2時間以上真っ暗にするのが効果的です。

洗濯機に入れても、天日干しをしてもダニの数は減らない。ダニを死滅させるためには温度が大事

ダニを減らすためには、洗濯をしたり天日干しをしたりすると思うんですが、それではダニは撃退できないんです。

番組の実験では、ダニは洗濯では死ぬことはなく、洗濯前と比べても80%程度は残っていました。

そして、天日干しをしても温度があがる表面からダニはどんどん奥の方に移動してほぼ100%生存していたんです。

さらに、天日干しをしたあとで布団や枕などを叩いても、ダニの数はほとんど数は減らず、粉々になってフンや死骸が飛び散るだけ…。むやみやたらにたたくのはあまりよくないんです…。

ダニを減らすためには乾燥機を利用する!

洗濯機でもダメ、天日干しでもダメ…。じゃあどうするのがダニ撃退には効果的なのか。それは乾燥機を使って熱でダニを撃退することです。

ダニは60℃以上、もしくは50℃以上を30分間維持させることができれば、ダニを死滅させることができます。

カーペットなど自宅で乾燥できないものはコインランドリーを利用するといいです。

乾燥機がどうしても使えないものとか使えない時は

乾燥機が家になかったり、乾燥機にかける事ができないものは、掃除機を使いましょう。

ソファーは夜の帰宅直後にかけ、ゆっくり垂直2方向からかけるようにします。掃除機をかけるスピードは半畳のスペースに30秒ぐらい時間をかけることが大事です。

また、布団に掃除機をかける時は、専用のヘッドがないと、掃除機に布団が吸い込まれて使いにくいんですが、使い古しのストッキング切ったストッキングをヘッドのつけるだけで簡単に掃除機をかけることができますよ。

布団乾燥機を利用してダニ退治をする方法もあり!

コインランドリーまで、持っていくのも面倒だし、外に干してもダニ退治ができないなら、布団乾燥機を使う方法があります。

僕は、三菱の布団乾燥機を使っていますが、ダニ退治モードが付いていて120分間温風を出し続けてくれます。

最新のモデルでは、乾燥マットがついてなく、温風を送るだけで布団全体に熱が加わります。

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ただ、この機種だと説明書をよく読むと、表面が終わったあと、裏返してしっかりコースで60分乾燥させて下さいって説明書に書いてあるので、ちょっと面倒…。

ダニ対策に最もおすすめな機種は、三菱の布団クリニックAD-X80です。

この三菱の布団クリニックがおすすめな理由は、日経トレンディのネット記事の中で布団のすみの裏側まで50℃以上の温度がキープできる事が確かめられているからです。

なので、布団を裏返したりする手間が省けます。ただ、乾燥マットを使って乾燥させるタイプなので、乾燥マットが面倒な人は、日立の製品のほうがいいですけどね。

三菱電機 フトンクリニック ふとん乾燥機 ダークブラウン AD-X80-T

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布団は太陽の光に当てれば大丈夫だと思っていましたが、残念ながらそうじゃないんですよね…。

50℃で30分でダニは死滅するってことなんで、布団乾燥機を使いながら、布団のケアと、暗闇の掃除機でしっかりとダニ退治をしちゃいましょ!

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