10月25日放送のゲンキの時間。今回の特集は尿トラブルについてでした。
尿トラブルに悩まされる中高年は約1000万人もいます。尿漏れや頻尿に悩まされている人は多いんですよね。
そんな頻尿や尿漏れの原因と、解消方法を紹介します。
尿トラブルについて教えてくれていたのは、日本大学医学部附属板橋病院の高橋悟先生です。
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前立腺肥大症が尿漏れと頻尿の原因
前立腺は膀胱の下にある男性固有の臓器で、精液の一部を作っています。その前立腺が肥大してしまう病気。男性の尿トラブルの原因はこれがほとんど。
前立腺が肥大するとその近くにある膀胱を圧迫し、膀胱が刺激され頻尿の症状が表れます。
さらに、前立腺が肥大すると、膀胱と尿道を圧迫し尿の勢いがなくなるために尿漏れの原因につながります。
排尿の勢いがなくなってしまうと途中の尿道におしっこが残りやすくなるのです。男性の尿道はカーブして外につながっているため、尿に勢いがないと、カーブした部分尿がたまり、ズボンをはいた後に尿が漏れてしまうのです。
前立腺がなぜ肥大するかその原因はわかっていません。しかし、前立腺肥大症になる人のデータを見ると肥満・高血圧・糖尿病など生活習慣病を持っている患者が多いと言われています。
女性に多い過活動膀胱での頻尿
個人差はありますが、膀胱にためることの出来る尿の容量は約400cc。膀胱に尿が溜まると膀胱からその情報を脳に送り、脳が尿意を感じます。
しかし、過活動膀胱の場合は膀胱内の尿が少量でも膀胱が過剰に反応し強い尿意に襲われて我慢できなくなるのです。
過活動性膀胱の主な原因は膀胱と脳を結ぶ神経のトラブルです。神経回路の障害により、膀胱が収縮してしまい。尿量に関係なく尿意を感じるようになってしまいます。
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夜間頻尿を生活習慣から改善させる
前立腺肥大が進行している場合などは、治療が必要になる場合もありますが、まずは生活習慣を変えることからはじめて効果があるか確認することからはじめるとよいです。
寝る3時間前までに利尿作用の強いアルコールとカフェインを摂るようにして、それ以降は摂らないようにするという方法です。
番組内で試していた方はこれけでも改善していたので、試してみる価値はありますよ。
尿漏れの改善法
尿道括約筋を鍛えます。尿道括約筋とは排尿をコントロールしている筋肉で尿を貯めるときは収縮し排尿の時は緩みます。また尿を押し出したり、勢いをつける役割もあります。
その方法は下の方に書いています。
過活動性膀胱の対処方法
我慢をする。尿意を感じたら焦らず落ち着いて5分程度我慢をします。少しずつ時間を伸ばし、30分程度我慢できるようになるまで続けます。
万が一を考えて自宅で行ってください。それと、無理しすぎないようにしてください。
尿道を締めて我慢してあげると、膀胱は反射で必ず緩むのです。その機能が働きにくくなっているので、我慢をすることで、膀胱に刺激を与え、この反応を正常な方向に導いて上げるのです。
過活動性膀胱と尿道括約筋を鍛える骨盤底筋群の筋トレ
骨盤底筋群は尿道・膣・肛門を締める働きがあります。この筋肉が衰えると尿をコントロールできなくなり尿トラブルを起こしやすくなると言われています。
そこで実施するのが骨盤底筋群と尿道の筋トレ。その方法はこちら。
おならをこらえる時の容量で肛門を3秒間締めて、2秒間緩めます。1回5秒として、1日の間に合計5分行います。
この筋トレは家事や仕事・移動中などにも誰にも気づかれずにできるので継続するとよいです。
骨盤底筋群を鍛えることで尿トラブルの6~7割は良くなると言われています。
今回はゲンキの時間で紹介されていた排尿トラブルの原因とその対処方法についてまとめました。骨盤底筋群の筋トレは簡単にできますし、これだけでも本当にマシになるという人も見た事があるので、試してみてくださいね。
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