認知症はなるべく早く、その症状に気付き、進行を遅らせることが大切です。そして、認知症の予防法を知ることが大切です。

テレビ番組の中で、紹介されていた、最近の研究で認知症の予防に効果的とわかったものは、オリーブ油と昼寝です。認知症の最新予防法を紹介します。

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認知症対策につながるオリーブ油を使った料理

オリーブオイルを使った料理をすることで、認知症予防につながります。それが、『魚のオリーブ油煮込み(アクアパッツァ)』です。

アクアパッツァなど地中海料理をよく食べる人約1000人を5年間調査した結果、認知症の発症リスクが54%も低下したというデータが得られたんです。

魚のDHAとオリーブ油のオレイン酸がいいんですね。DHAとオレイン酸は脳の血流を促し認知症予防につながると期待されているのです。

特にDHAは脳の神経組織の構成要素で脳の機能維持には重要な役割を持つのです。

魚のオリーブ油煮込みの作り方

  1. フライパンにオリーブオイルと潰したニンニクを入れて軽く炒める
  2. 塩をふった白身魚の切り身を入れて焼き目を入れる。
  3. 焼き目がついたら、砂抜きしたあさり・トマト・白ワインを入れて蓋をして蒸し焼きにする。
  4. あさりが開くまで蒸して、おこのみでパセリなどを入れて完成です。

 

魚からDHAをなかなか取れないって言う人は…

みやび

 

認知症予防には15分昼寝をする

脳の神経細胞を攻撃するアミロイドβは睡眠の間に溶けて体の外にでることが知られてています。

なので、15分の昼寝をすることで、アミロイドβの沈着を防ぐことができます。時間は15分が最適で60分以上の昼寝は認知症になる可能性が高くなるのです。

あまり長く昼寝をしてしまうと、夜の眠りが浅くなり本来の脳のアミロイドβのお掃除時間が削られてしまうからです。

ガムを噛む

広島大学の実験で、歯がちゃんとあるマウスと歯がないマウスを用意した実験結果が以下のとおりでした。

噛むことのできないマウスはアミロイドβが脳の中に溜まってしまうことがわかったのです。このことから、噛むことでアミロイドβを脳の外に排出していると考えられています。

榎本先生によると食事の時にいつもより1口で10回程多く噛めば効果が高いと言われています。

これだけではなく、噛む回数が少なく早く食べる人は内臓脂肪が増えやすいです。そして、内臓脂肪が増えると脳の働きが悪くなると言われているので、よく噛んでゆっくり食べることが認知症の予防につながるのです。

最後に

2050年には世界の認知症患者が1億3000万人に達すると言われています。

日本では約10年前までは認知症は150万人ほどと言われていたのですが今は予備軍を含めると800万人を超えるそうです。認知症高齢者は約462万人そして認知症予備軍(MCI)の人は約400万人もいるのです。

認知症予備軍の方は必ず認知症になるるわけではないのですが、そのうちの10%の人が発症すると言われています。

その10%に入らないようにするためにはこれまで紹介した予防を実施することが大切です。

そして認知症患者を抱える家族でうまくいく人たちは笑っている家族が多いと榎本先生は話します。

認知症の人は笑顔が多い人の話は信じてくれると話し、認知症の人が安心して生活できる雰囲気を作ることで認知症の進行を抑えれることが多いのです。

また、認知症は20年以上かけてゆっくり進行することもあります。

認知症は40代50代から気をつける必要があるのです。早い人だと40代アミロイドβが溜まり始めていることがわかってきています。

40代から認知症を考えていく事が大切です。

長く生きることよりも、長く健康で生きることが大切な時代です。自分の心身と周りの人の心身を大切に生きていくことが重要ではないでしょうか。

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